ノベル

実録もの風味の、仁義なき戦い サークル頂上決戦。

えーと、今回は、古いニュースを参考にしてはいますが、完全にフィクションです。

  ☆

♪ちゃららーん、だだだだだだだだだ…

「コント 仁義なき戦い サークル頂上決戦」

(キャスト)

 会長(タカシ)

 副会長(アキラ)

 前会長(トシオ)

 ピエロ三人衆(ヤス、タツ、ヨシ)

 THK6(トーホクシックス)

 端役:数名

 666人を代表する人たち:百人くらい。

  ☆

(開幕)

どこかの街並み。

連れだって歩く、タカシ(会長)とアキラ(副会長)。

タカシ「(櫛で髪を整えながら)いやー、今日もいい天気じゃのう」

アキラ「(落ちてくるメガネを気にしつつ)いやー、タカシさんのいうとおり、ワシら、日頃の行いがいいですからねー」

タカシ「これも人徳っちゅーやつや。わしら、人相的にイケメンボーイズじゃき」

アキラ「まったくでやんす」

機嫌良く会話する二人の前を、三人組がふさぐ。

ヤス「おうおうおう。タカシ。ひさぶりやな。アキラもか。アキラは、あいかわらずタカシの腰ぎんちゃくかいのぅー」

アキラ「ふん、タカシさんはなー、世界腰ぎんちゃくにつきたい男ランキングで、常にナンバーワンの色男なんじゃいっ。タカシさんも、ワシのことを、世界一腰ぎんちゃくにつけたい男として認識しているんじゃいっ」

タカシ「正直言うと、おまえ役立たずの足引っ張りだから、おまえが側にいるだけで優秀な連中が逃げていくし、踏んだり蹴ったりになりがちなんだが、まあ、この際仕方がない」

タツ「おまえらホントに仲が良いのぉー。で、タカシー、おまえ、NMB(なんば)におったころ、NRA(なら)のアキラとふたりでやんちゃしとったって、街の噂で聞いたぞ。これまで聖人君子みたいな顔しといて、なんじゃ、ありゃあ」

ヨシ「わしらOBや、サークルの後輩どもを、騙しとったんかい。サークル会長選挙のときも、清廉潔白純真無垢な顔しておったしのー」

タカシ「なにゆーてんねん、OBのみなさん。誤解ですわ、誤解」

タツ「なんじゃ、シラきるんかい。そこいらで噂になっとるで」

アキラ「そんなもん、ガセじゃ、ガセ。風評被害はこわいのー。噂なんぞ、イケメンのワシらに嫉妬した連中の仕業に違いないわー」

ヨシ「ふっ。証拠はあがっとンのじゃ。このコピーみさらせいっ」

アキラ「な、ななな、なんじゃこりゃーっ。タカシさん、こりゃあ、ワシらがやんちゃやってセンコーに呼び出されたあとに、サークルへ出した反省文のコピーですよーっ」

タカシ「なんじゃとーっ! 反省文っていうたら、ワシとアキラがやんちゃやったことを、サークル内でバラさんでくれっちゅー顔してトシオさんに会ったときの、あれかーっ!」

ヤス「言い逃れできんのか、こらー」

タツ「なんか釈明するなら、さっさとせんかいっ」

ヨシ「このドへたっぴいな字は、アキラ、おまえんじゃないんかいっ」

タカシ「だーっ。NMBにNRA、関西のセンコーは、日本一厳しいんじゃーっ。ワシらだけが悪いんと違うんじゃいーっ」

アキラ「そーじゃそーじゃ、OBさんたちのなわばりでは、センコーが必要以上のガサ入れをせんだけじゃろーっ。ワシらんとこのセンコーは、アリエナイ細かさで指導するように教育された指導サイボーグなんじゃいーっ!」

ヤス「呼び出しくらって『悪質』言われとるんじゃろがーっ! 根本的に細かいことと違うで。おまえのやったやんちゃはなー、最低最悪、絶対にやったらあかんことのひとつなんじゃーっ! 悪党を自覚しとるアウトローが、組織に迷惑かけずに一匹狼でやってすら後ろ指さされることなんじゃーっ!」

ヨシ「そうじゃそうじゃ、このやんちゃがほんまやったら、性根が腐っとるっちゅー話や!」

アキラ「そこまでゆーか! ワシらかて、少しは悪いと思うたから反省文書いたんじゃろがっ」

タカシ「そうじゃ、そうじゃー。ワシらのやんちゃを、前の会長のトシオさんは全部水に流してくれたんじゃー。もうすんだ話じゃー」

タツ「なに自分から白状しとんねん」

アキラ「今のどこが白状やねん」

ヨシ「往生際わるいでー。さっさと腹きめんかい」

タカシ「ふん。サークルのOBが、今更、昔のことで、何ゆーてんねん。ロートルは黙って隠居しとき」

ヤス「あーん? ワシら相談役じゃーっ。相談せいやーっ」

タカシ「ここ10年、相談なんかしたことないっちゅーに、なにをいまさら相談なんかするかーっ」

タツ「どうなんじゃいっ、結局、このコピーの内容は、事実なんか、事実でないんか!」

タカシ「じ、事実ともいえなくもなく、事実でないということであっていいのかどうか検討中ということで、どうぞよろしくお願いしたいと思っております」

ヨシ「あー? きこえんなーっ」

ヤス「トシオ呼んできて洗いざらい白状させてもええんやでー」

タカシ「こーやって真摯に反省しとるのに、くどいのぅ」

タツ「なんじゃとー、もういっぺんゆーてみい」

アキラ「おう、やるかーっ」

ヨシ「上等じゃ、こらー」

THK6「まてーい。まてまてまてーい」

六人組の派手な衣装の人たちがローラースケートで乱入。

ヤス「なんじゃ、おまえら。タカシの取り巻きかい」

THK6「ぼくたち、スーパーアイドルグループ、THK6ですーっ! ぼくらはタカシさんに恩があるんですー。タカシさんにどこまでもついていきますー」

タカシ「ノーコメントや」

アキラ「ワシは? ワシには恩はないんかいっ」

THK6「特にないですー」

ヤス「おまえら、恩も何も、お前らが食うや食わずで困っとったときは、わしらも後輩たちも総出で、仲良う汗かいて頑張ったのを、もう忘れたんかっ」

ヨシ「まだまだ、これからも一緒に頑張ろう言うてたのを、『サークルとしての支援はもう辞める』って総会(サークル会議)の決議もなく決めたのは、タカシやろっ」

タツ「そーじゃそーじゃ」

THK6「いいえっ。なにもかも、ひとえにタカシさんのおかげですっ。これからもついていきますっ。タカシさんが辞めるなら、ぼくたち、サークル活動、サボっちゃうかもっ☆」

タカシ「ノーコメントや。(いらんことすんなや)」

アキラ「ワシは? ワシは?」

THK6「だいたい、仮にやんちゃやってたとしても、反省文を書いてトシオさんが黙認したのなら、もうどうでもいい話じゃないですかーっ。退学になったわけでもないんですしー」

タツ「あほーっ! おまえらもタカシらも、どんだけ世の中甘く見てるんじゃーっ! ワシらのサークルの定款読んだことないんかーっ」

ヨシ「見てみい、『サークルの体面を汚したもんは、除名。ただしサークル会議で弁明可能』って書いてあるじゃろーっ! 体面汚すようなマネしたもんが、会長に反省文一枚出して済ますんやったら、こんな条文はいらんのじゃー。そのうえ、反省文まで出しておいて、そのまんま会長だの副会長だのの要職に就いてええんじゃったら、ワシらは、どんな真似しくさった外道でも除名できんっちゅー、腰ぬけ組織だと指さされるんじゃい!」

ヤス「先代の会長が個人的に許しても、サークルっちゅう組織の問題は、ワシらも含めたサークル会員全体の問題なんじゃ。うちうちで済ませたうえ、そのことをサークル役員会で一切報告せんで三人だけで揉み消したっちゅーのが事実なら、もう信頼できんわっ」

アキラ「そんなんいうなら、サークル会議で議題にすればよかろうもん。なんでこんな往来のど真ん中で拡声器持って話しちょるんよ」

ヤス「ワシらはピエロじゃけん」

タツ「ピエロじゃけん」

ヨシ「じゃけん」

THK6「超ウケルー。ぱちぱちぱちぱちっ」

アキラ「まあ、リアルに笑われちょるよね」

タカシ「いくらでもピエロやっとったらええ。やればやるほど、事情を知らん連中が『内ゲバすんなや』ゆうて、ワシらに有利じゃ」

ヤス「内ゲバ? なに言っとるんじゃい。だいたい、今の、おまえらが運営するサークル会議で話しても、おまえら、まともにとりあわんじゃろーが!」

アキラ「心の底からまともに取り合う思いはありますよ」

タツ「おまえらの『思い』が実行に移されたことなんか、一度もないじゃろが」

アキラ「自分の弁明タイムだけは、十分すぎるくらいにとりますよ。OBさんたちに、話す機会は与えませんけどね。へっへっへっ」

ヨシ「もーええ。こいつら壊れとる。トシオ呼べば済む話じゃ。電話電話」

ただいまおかけになった電話番号は現在使われておりません。

ヨシ「トシオのやつ、逃げおった!」

タツ「トシオの居所は見当ついとる。あとでしばいちゃる」

ヤス「まあ、ええ。タカシ、ワシらは、事の詳細を、じっくりきかせてもらわんことには、引き下がれん。往来ではなんだし、文書で、二週間後までにもってこいや」

アキラ「タカシさん、ワシらも逃げましょう。どうせ、こんなマイナーサークルの話なんか、世間では噂にすらなりませんから。文書なんかで回答しないで、誤魔化しましょうよ」

タカシ「そーじゃのー。では、ほな、さいなら。来月のサークル会議で弁明しますわ。そこで会いましょー。ま、サークル会議の出席者は、ワシらが首根っこ押さえておきますけどねっ」

逃走するタカシとアキラ。

ヤス「なんじゃい、結局、回答拒否かいっ」

タツ「後輩たちに囲まれて、偉そうなこと言ってたくせに」

ヨシ「こいつらみたいな取り巻きをつくりたいだけじゃ」

ピエロの三人から、鋭い眼光で睨まれるTHK6。

THK6「ひっ、ひいいっ。た、タカシさーん、待ってくださーい」

タカシを追いかけるTHK6。

取り残されたピエロたちも、よろよろと舞台袖へ。

舞台に最初から置いてあった、大きなごみ箱が開く。

ゴミ箱から、トシオが顔を出す。

トシオ「あ、こんにちは、ぼく、トシオです。反省文を書かせたのは、ぼくなんですけれどね。まあ、それはそうと、四期目の選挙のとき、タカシが対立候補として立候補したんですよ。おくさん、どう思います? 普通、反省文まで書いたなら、粛々と辞めますよね? なのに、副会長やるわ、対抗馬になるわ。いや、まあ、一瞬だけ、後継者にしよっかなーって、魔がさしこともあるんですけど。対抗馬はないよね。とにかく、ぼく、落選です。そこから二期、タカシが会長やってますけれど、三期目をやる気満々。ぼくと並ぶ三期目ですよ。三期目。あ、ちょっと愚痴になっちゃいましたけど、きいてくれてありがとう。それにしても、反省文のコピーひとつで、こんなにもめるとはねー。反省文は、書いた人と、受け取った人しか、入手できないけど、いったい、どうやってコピーしたんでしょうねー。まあ、ぼくは、よくわからないけど、とりあえず、もう少し雲隠れしておきます。え? サークル会議への出席ですか? しませんよ。なんでぼくが会議に出なくちゃいけないんですか」

ゴミ箱の蓋が閉まる。

暗転。

舞台が、サークル会議の会場に。

議長「というわけで、本日の質問および議事は終了…」

タカシ「ちょっと待ったぁー!」

議長「なんですか、会長(うちあわせどおり、キター)。なにか発言ですか。今すぐ時間を作りますから、どうぞご発言くださいっ。さあ、みなさん静粛に。咳一つ、埃一つ許しません」

タカシ「弁明したいっ。例の件だが、あれは、反省文は、トシオさんに書けって言われて書いたんじゃ。ワシらは、連れションみたいに、一緒に辞表を提出しに行ったんじゃ。そしたら、トシオさんが、反省文でいいっていうから、従ったまでなんじゃ」

サークル会員A「(なんで従うんじゃ、ぼけーっ)」←無音

サークル会員B「(トシオはなんでおらんのじゃーっ)」←無音

タカシ「とにかく、全てはトシオさんの意向に沿っただけなんじゃ。もう細かいことはええやろ。書けゆーから書きました。それだけじゃ。ワシ、なんも悪くないじゃろ」

アキラ「ワシもなー」

サークル会員「ぽかーん」←無音

サークル会員「ぽかーん」←無音

サークル会員「ぽかーん」←無音

議長「なにか質問ありますかー。ありませんねー。どーしましたー? 質問する気力もないですかー?」

THK6「質問なんて、恐れ多くて、できませーん♪ タカシさん、ついていきますよーっ。ひゅーひゅー♪」

サークル会員「ぽかーん(これ以上喋らせて議事録に残ったら…)」←無音

サークル会員「ぽかーん(うちの地区リーダーが執行部にいるし…)」←無音

サークル会員「ぽかーん(今、THK6を敵に回すと、面倒だし…)」←無音

議長「では、本日のサークル会議は、ここまでー。さっさとおうちに、かえりなさいっ」

解散していく会員たち。

アキラ「質問、ありませんでしたねーっ♪」

タカシ「これで、幕引きじゃろ」

アキラ「約束通り、サークル会議で弁明した、と」

タカシ「禊は済んだ!!! ワシら、清廉潔白じゃなー」

アキラ「まったくですよ、うへへへへへ。次の選挙も安泰でげすな」

有頂天のふたりの背後から…。

ヤス「…おまえら、ワシら舐めとんのか?」

タツ「世間様舐めとんのか?」

ヨシ「ピエロ舐めとんのか? そんなもんが弁明になるか、あほー」

タカシ「あほちゃいまんねん、ぱーでんねん♪」

アキラ「よっ、タカシさん、ギャグさえてますねっ。サイコー!」

隅っこに置かれていた大きなゴミ箱が、そそくさと退場。

ナレーション「銀河の歴史が、また一ページ。」

(閉幕)

   ☆

以下、薬剤師倫理規定擬人化娘たちの会話。

黄土やつね(第八条娘)「…ってな舞台劇の脚本を書いてみた! どや?」

白峰とうあ(第十条娘)「品格のある方が一切描かれない、無粋なお話ですね。誰ひとりとして、自らの責任を果たさない姿には、嫌悪感を感じますわ」

青山みつひ(第三条娘)「全員を新聞部の部室に呼び出して、言い分を文書化して並べ、論理研究会や心理学研究会などに分析させて…」

やつね「あ、これ、別に推理小説と違うし…」

みつひ「ん、そうなのか。では、率直に言おう。つまらん」

やつね「あ…あうう…豪速球すぎてガラスのハートがピンチやぁ…」

とうあ「そんなに悲観しなくても、平凡で素晴らしい出来ですよ。主人公が誰なのか全くわかりませんでしたので、なんの共感も覚えずに済みました。登場人物のみなさんが問題視していることの重要性はわかりませんが、『不快な人物ほど支持を得る組織』というものが存在する世界で、そんな組織が10年以上、不快な人物のもとで運営されている姿を描いた、幻想小説なのですね。でも、これでは、設定がわかりにくいので、夏目漱石先生の『坊ちゃん』という古典をお読みになられてはいかがでしょうか」

やつね「平凡っちゅー時点で、もうあかん…」

みつひ「定款の部分は、気になるな。サークル会議で弁明することの前提は、『サークルの体面を汚した』という事実だろう。体面を汚していないと思っているのなら、自ら弁明する必要はない。まずは、先に「体面を汚した」と主張するものが、その事実を証明すべきだ。また、サークル会議自体が『現会長はサークルの体面を汚している』と訴えていないのに、会長が勝手に弁明を始めているが、それを議長が咎めないのは何故だ。サークル会議の運営上、仮に議長がこれを『弁明の権利を行使している』ととらえたのなら、弁明終了後に即刻決議をとり、除名するかどうかを明確にすればいい。だが、何の決議もとらず、ただ弁明だけさせるとは、一体どういうことだ?」

やつね「あー…そんな細かいとこは、なんも考えてなかったんで…」

とうあ「青山さん、これはきっと、論理軸が狂った世界で生きる人々を描いた、高度な演出なのですわ」

みつひ「こいつ(やつね)に、そんな頭があるわけがないだろう。没だ没」

やつね「み…見せる相手、間違うた…」

 (おしまい)

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擬人化ナイツ漫談。「アムロジピン」

わすれがちになるのですが、このブログ、「薬剤師倫理規定擬人化」のブログです。

ほんわかモードでまいります。

  ☆

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薬剤師倫理規定第十条っぽい
白峰とうあさん(世間知らず)

と、

009kokono02blogj

薬剤師倫理規定第九条っぽい
茶森ここのさん(真実追求型ツッコミ)

との、日常的会話。

  ☆

とうあ「ここのさん、わたくし、この間、インターネットのゴーグルでゴグって、すばらしい薬を発見いたしました」

ここの「グーグルでググって、ね。で、なになに、新発見?」

とうあ「はい。なんと、高い血圧を見事に上げて、一日一回の服用で済むんですよ。今日は、その感動を、ここのさんに知っていただきたくて」

ここの「血圧は下げるほうだと思うけど。高血圧を促進しても仕方ないし。でも、一日一回の降圧剤って、いっぱいあるからなー。それ、なんて新薬?」

とうあ「アムロジピンというんですよ」

ここの「いや、それ、ぜんぜん新しくないからっ」

とうあ「発売は二年前くらいと書いてありましたけれど・・・新しい・・・」

ここの「それ後発品だよっ。成分的には昔からあるのっ」

とうあ「アムロジピンは、酸素を5つも持っているんですよ」

ここの「あー、側鎖にあるよね、5つ」

とうあ「酸素とは、エネルギー燃焼に必要な物質です」

ここの「うん、そうかも」

とうあ「つまり、エネルギーゲインが通常の五倍ってことなんです」

ここの「いや、エネルギーゲインって何? 通常って?」

とうあ「こいつ・・・動くぞ・・・ということですわ」

ここの「どう動くって?」

とうあ「血管を、こう、ぐぐぐ、と閉じる方向ですわ」

ここの「閉じたら血圧あがっちゃうでしょ」

とうあ「アムロジピンのニュータイプ専用機(先発試作品)は、パイロットが指定されているんですよ」

ここの「いや、薬にパイロットはいないでしょ」

とうあ「国産っぽいほうはアムロ少尉専用、外国産っぽいほうはバスク大佐専用です。お医者様に言わせると、カスタム機は外装(PTP)の色が違うだけで性能が違うような気がするそうです

ここの「えーと・・・アムロが『僕が一番うまく・・・』とか言いながら陣取るほうと、アレキサンドリア艦長のバスクが乗るほうってこと? って、なんでガンダムのモビルスーツの話を?」

とうあ「バスク大佐については郷里大輔さまでゴッグってくださいませ。そして静岡へ行ってビームサーベルを見ましょう

ここの「それが言いたかったとか?」

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カラオケボックスの、よくある光景

薬剤師倫理規定第四条娘・【よつな】さんは、ヒーローが大好きです。

今日は、燃えるアニソンが大好きな、第五条娘・【いつめ】さんと一緒に、カラオケボックスの中で、特撮ヒーローの話。

いつめ 「今、最高にカッコイイのは、レスキューファイヤーだな!」

よつな 「藤重政孝と、ひろみちお兄さん・・・かっこいい・・・」

いつめ 「そっちか! 番長、趣味渋すぎだぜ。で、最終回が近くなると始まるのが、このシリーズ定番のタイアップ職業シリーズ! 今回は、名古屋市を舞台に、消防とスペシャルレスキューで3話も展開! 名古屋城のシャチホコとの対決は素晴らしすぎる!」

よつな 「・・・市長出演」

いつめ 「ヒーローっていうのは何十年経っても映像作品として残るから、こういう仕掛けはいいよな。消防士なんて大っ嫌いだ!って言ってた子供が、消防士の父親の仕事をじかに見て、『大きくなったら消防士になる!』っていう展開なんか、定番だけど泣ける!」

よつな 「うんうん」

いつめ 「で、なんで、薬剤師で、こーゆーの、ないんだ?」

よつな 「体使わないし、見ていても、何しているのかわからない」

いつめ 「アタマ使うヒーローでいいだろ? ほら、探偵とか刑事が、難事件を解決したりするだろ? エレメントハンターだって、アルミニウムのQEX相手に塩酸使ったりして、なんだかわかんねーけど、面白かったぜ」

よつな 「・・・塩化アルミニウムの反応」

いつめ 「なんか、こー、薬剤師も、必殺技みたいなので、ぱぱぱぱーっ、って」

よつな 「ミノサイクリンの怪人にカルシウムウエハースを御馳走して倒す」

いつめ 「それ、地味すぎね? それともあれかな、チーム医療? 医者のヒーローと協力してさ、処方せんデータカードかなんかで、パワー百万倍、とかさ」

よつな 「処方せんデータカードダス・・・でたら、集める」

いつめ 「薬剤師だっていろいろなタイプがいるんだろーし、個性をたたかわせればいいんだよな。一枚の処方せんをめぐる、燃えるディスカッション! 調剤は戦いだ! じゃあそういうことで、次の曲だーっ!」

最後までマイクを離さない【いつめ】さんでした。

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ダメ教師の日々

【つかさ】先生の朝は遅い。11tsukasak

授業が始まる五分前まで、保健室に作った自分専用ベッドで睡眠。

職員室の会議は、すべて欠席。

授業に出るが、基本、爆睡。

たまに起きているときは、煙草を吸いながら、エロ話。

授業中に抜け出して、パチンコ屋や麻雀店で休憩。

ギャンブルに負けると勝つまで続ける。

隣町の男子校に行ってセクシーに踊る。

昼は生徒に食事をたかる。

減量中のボクサーの前で食いまくる。

なにかにムカつくと、校舎の壁を蹴飛ばす。

夜の校舎窓ガラス壊して回る。

生徒の寄宿舎で風呂に入る。

ついでに洗濯も、生徒におしつける。

借りたものは返さない。

給料が出ると、大勢誘って飲みに行き、一晩で使い切る。

飲んでいる間に何かしても、覚えていない。

おおむね、酒場の店員に土下座させて、高笑い。

生徒の成績は、面倒なのでサイコロ振って決める。

傲慢、嫉妬、暴食、色欲、怠惰、貪欲、憤怒。

七つの大罪、なんのその。

首にならずに、今日も生きてる。

ひとみ 「そーゆー先生に、しびれる憧れるーっ」

つかさ 「あー? あんたにゃ、百万年早い」

ふたば 「ひとみ、倫理力(ふぉーす)のダークサイドは危険ですよっ」

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お茶の時間に、よくある風景。

神社の裏の大豪邸に招かれた、【ひとみ】と【ふたば】。

今日は、【ふたば】の友達の、【とうあ】さん主催で、お茶会が開催されるのです。

お茶会といっても、大豪邸の広い庭の片隅にある四畳半の茶室でのこと。

招かれた客人と、【とうあ】さんだけの、小さな会です。

とうあ 「みなさま、今日は日頃の疲れを癒していただければ幸いです」

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ふたば 「とうあさん、ごちそうになります」

ひとみ 「お茶菓子おいひーっ! もぐもぐ・・・」

ふたば 「ひとみ、上座の人が食べるまで、お茶菓子はお預けですよ」

ひとみ 「かみざ?」

みつひ 「私だ」

狭い室内なのに、仲良し従姉妹から距離を置いて、風紀委員が居心地悪そうに座っています。今日の客人は、三人だけのようです。

みつひ 「今日は、生徒会長の代理でやってきた。まさか遅刻の常習犯と自主ルール押し付け女が来るとは・・・そうと分かっていたら断ったのだが」

ふたば 「まあ。今からでも遅くはありませんよ」

みつひ 「正客がもてなしを受ける前に帰るわけにもいくまい。私は、満喫してから退席するぞ」

ふたば 「茶道のルールにもこだわるんですね」

みつひ 「ルールを守るのは人として当然だ」

さらりと言う【みつひ】の服の袖を、寄ってきた【ひとみ】が、ちょいちょいとひっぱります。(たぶん、正座が辛かったんだと思います)

ひとみ 「ねーねー、風紀のヒト、はやくお菓子食べてよー」

みつひ 「お菓子?」

ひとみ 「だって、かみざのひとがお菓子食べないと、お菓子食べちゃダメだって、ふたばおねえちゃんが言うんだもん」

みつひ 「まだ茶を点てはじめたばかりだ。そんなに早く食べるものではない」

ひとみ 「食べちゃったら、きっと、また新しいお茶菓子が出てくるよ! そしたら、いっぱいお茶菓子食べられるよー」

みつひ 「・・・」

【みつひ】の冷たい視線が走りますが、【ひとみ】は全く気付いていません。

ふたば 「ひとみ、あんまり人を困らせちゃだめですよ。私のお茶菓子を半分あげますから、もう少し我慢しなさい」

ひとみ 「うん。ぱくっ。でもぉ・・・。もっと食べたいー」

狭い茶室の中ですから、【ひとみ】の声は茶を点てている【とうあ】さんにも聞こえているはずですが。

【とうあ】さんは、いつもの微笑みで、ゆったりとお茶の支度をしつづけます。

【ひとみ】の視線は、周囲のお茶菓子をうろうろとさまよいます。

ふたば 「はあ・・・困りましたねぇ・・・」

と、【ひとみ】の目の前に、お茶菓子ののったお皿があらわれました。

みつひ 「・・・ほら、私の菓子をやるから、かわりに食べて、静かに正座していろ」

ひとみ 「風紀のヒト、大好きーっ。もぐもぐもぐー。おいしーっ」

さっさと平らげて、大満足の【ひとみ】。

ついでに、【ふたば】のお菓子の残りも食べてしまいました。

ふたば 「みつひさん、ルールはいいんですか?」

みつひ 「もてなす側ともてなされる側がお互いに気持よくあるというのが茶の作法だ。正客代理である私が正客が食べ始めるお茶菓子を代理人に食べさせるのだ。別に問題ない」

ひとみ 「もんだいないっ」

とうあ 「お待たせ致しました。お茶ができましたよ。今日は、略式ですから、あまり作法は気にせずに、楽しく歓談いたしましょう」

そう言って、【とうあ】さんは、箱から大量のお茶菓子を取り出しました。

甘党の生徒会長に合わせて、たくさん用意していたようです。

甘いものが苦手な【みつひ】は、手元に増えてしまったお茶菓子を【ひとみ】の口に放り込み続けたということです。

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生徒会選挙の、よくある風景

国政選挙が終わったころ。

御薬学園でも、今年何回目かになる生徒会役員選挙が行われようとしていました。

本命候補は、紫炎七瀬(しえん ななせ)。現在の生徒会長です。

任期中、すでに三回の信任解散を行っているお騒がせ会長は、今回の選挙も信任選挙だとして、意気揚揚、選挙活動に励んでいます。

【ななせ】の選挙活動は、無限大の夢を破裂させたような公約と、その公約を実現させる可能性を含めた現実的推進案とがセットになった、分厚い資料から始まります。

数キログラムはある資料を片手で振り回しながら、【ななせ】候補は教室をめぐります。

ななせ「老朽化した第三プールに屋根、ジェット水流機構、温水化を施すことで、冬場は若者向けダイエットスパとして役立てたい。水流機構は運動選手の体力強化訓練にも効果的であるし、ゴジラ映画の撮影にも使える。一石数兆だ」

むつき「一石二鳥と経済効果数兆円とをかけた造語ですね。なお、維持費関連は資料342番をご覧ください」

ななせ「もともと老朽化していることを踏まえ、総施工費用20億円のうち60%は学校負担とし、残りの8億円を生徒会募金で賄う予定だ。そこで広告塔となるのが脳みそ筋肉、お前だ」

びしっ。と、【ななせ】候補が、指さした先には。

いつめ「えっ。お前だ、って、何が?」

むつき「『脳みそ筋肉』は、いつめさんのコードネームです」

ななせ「学園は各種国内大会への参加を自粛しているが、今年度特例として、お前を高校総体にエントリーした結果、参加した25の個人種目すべてで全国大会優勝という前代未聞の結果を残した。これを利用しない手はないだろう」

いつめ「そりゃ、会長が、赤点なんとかしてくれるっていうから行ったけど、結局、あとから記録抹消になっただろ」

むつき「いつめさんは、圧倒的な運動能力を誇りますが、中学三年生ですからね」

高校総体ですからね。失格になるのは当然です。

ななせ「ふふっ、そこが戦略だ! 騙しとおせそうだったが、私があとからリークしたのだ!」

いつめ「うわっ、チクったの、会長かよっ」

ななせ「伝説的な事実だけが、永遠に残るのだ。生ける伝説と化したお前ならば、8億の呼び水として不足なし! 喜べ!」

いつめ「な、なんか納得いかーん!」

むつき「まあまあ。赤点の件は穏便に処理しておきましたから」

いつめ「あー・・・それじゃあ、しょうがないなぁ・・・」

学園のコンピューターにハッキングして・・・という話は、内緒です。

こんな「黒い生徒会」に対抗すべく、対立候補がでるかと思いきや。

結局、立候補締め切りまでに、届け出にきた対立候補は・・・。

ひとみ「はーい。りっこうほ、しまーす!」

と、締め切り間際にやってきた、【ひとみ】さんくらい。

ひとみ「りっこうほしたら、ジュースもらえるってホント?」

なんだか、献血かなにかと混同しているようです。

そのうえ、届出用紙を書いているうちに、時間切れ。終了。

今回の選挙も、現職の圧勝でしたとさ。

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名探偵コナンを観た翌日に、よくある風景

ちゃらちゃーちゃーちゃらちゃーちゃー・・・

昨日から、【ひとみ】の頭の中では、大野雄二のかっこいい音楽を、繰り返し再生中。

通りすがりの同級生をつかまえて、お願い攻勢、開始。

ひとみ 「ここのちゃーん、少女探偵団に入れてーっ」

ここの 「ボクは少女探偵で、探偵団じゃないよ」

09kokonok 



ひとみ 「探偵団ごっこしたいーっ。番長さんみたいに、悪い人をこらしめるのーっ」

ここの 「いや、番長さんはすごく特殊だから」

ひとみ 「探偵団ーっ! 探偵団ーっ!」

ここの 「ああっ、ひとみちゃん、大きな声出したら気付かれちゃうよっ! 静かにしてよー」

どうやら【ここの】は、誰かを追跡している最中のようです。

ひとみ 「たんていだんー・・・」

ここの 「しょうがないなぁ。じゃあ、ひとみちゃん、悪徳商人の様子を探る手伝いをしてよ」

ひとみ 「悪徳商人! うわー、悪そうだねー」

ここの 「そう、わるい人かもしれないけれど、いまはまだ確証がつかめないんだ」

ひとみ 「どの人なのー?」

ここの 「えーと、じゃあ、ほら、あの人」

今、なんだか、テキトーに指さしたような気がします。

ひとみ 「あっ、商売人の人だー。わるものめー、かくごしろーっ」

ここの 「じゃ、ボクはこれから別件の調査があるから。がんばってね」

ひとみ 「りょーかいっ! よーし、がんばるぞー」

お子様を適当にあしらって、少女探偵は去って行きました。

【ひとみ】は、悪者の店を見張ります。

やつね(悪者) 「・・・で、なんか用か?」

ひとみ 「じーっ」

効果音を声に出して、悪者を観察する【ひとみ】です。

やつね 「気持ち悪いやっちゃなー。それ、なんかの遊びか?」

ひとみ 「探偵団活動だよっ」

やつね 「たんてーだぁーん? うさんくさいなー」

ひとみ 「しーっ。いま、悪徳商人を観察する大事な任務の最中なのー」

やつね 「おー、そーか。ま、がんばりーや」

ひとみ 「じーっ」

【ひとみ】は、観察を続けます。

やつね 「って、なんでウチみとるん?!」

ひとみ 「任務なの」

やつね 「おまえ、悪徳商人を観察する大事な任務って・・・。それ、ウチかいなっ」

ひとみ 「うん」

やつね 「あのなー。こんなにまっとうな商売人つかまえて、それはないやろ。誰の差し金かいな。どーせ生徒会長あたりやろ」

ひとみ 「探偵は依頼人のことは話さないんだよ」

やつね 「やっぱりそうかいなー」

なんだか、誤解が誤解を生みそうな展開ですが。

案の定、その後、ひと騒動ありましたとさ。

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学園内のお店で買い物をするときの、よくある風景

御薬学園には、ちょっと変な雑貨屋さんがあります。

ひとみ 「こんにちはー」

やつね 「こんちわー。エブリデイ スクールライフ、学生の営業する店、なんでも揃う 王道商店へ、ようきたなー。なんか探しもんか?」



08yatsunek


















あやしい てんしゅ が あらわれた。

【ひとみ】 の こうげき !

ひとみ 「んーとねー、ふたばおねーちゃんが、文房具買ってきてって」

やつね 「文房具っちゅーたら、あれやな、分数の下にある数字を見たらノド詰まらせたっちゅー」

ひとみ 「・・・?」

やつね 「・・・つっこまんかいっ!」

ひとみ 「なにを?」

【やつね】 は 5 の ダメージ を うけた !

やつね 「そりゃあ、ぶんぼ・うぐっ、って、いや、なんでもあらへん。今のは高度すぎたかもしれんし。で、文房具ゆーてもいろいろ種類があるやろ。そこんとこ、詳しく」

また 【ひとみ】 の ターン !

【ひとみ】 の こうげき !

ひとみ 「消しゴムだよ」

やつね 「消しゴムかー。それやったら、この『カレンダー付きキャラクター消しゴム』なんか、どや? なんと一年間の日めくりカレンダー付き!」

【やつね】 は はんげき した !

ひとみ 「消しゴム、長持ちするの?」

やつね 「ん? まあ、二ヶ月くらいはもつやろ。消しゴムを使い終わったら、壁掛けカレンダーに早変わり! ごっつええ感じー。しかも値段は400リスク(円)!」

ひとみ 「消しゴム付きカレンダー?」

やつね 「・・・そうとも、いうかもなー。ま、細かいとこは気にセント君」

【ひとみ】 は ぎゃぐ を するー した !

ひとみ 「だめだよー。カレンダー買ったら、ふたばおねーちゃんが怒るよー」

やつね 「そ、そっか? 怖いねーちゃんなんか? それやったら、キン消しとかスーパーカー消しゴムとかのコレクションはどーや? プレミアつくし、遊び心満点で、ねーちゃんも笑顔になるし。ちょい高値段で、1500リスク(円)な」

ひとみ 「ボールペンの字とか、消せるの?」

やつね 「あー、それやったら、練り消しか、砂消しやな。製図屋さん用のプロ仕様で、なんと2000リスク(円)ぽっきり。どや?」

【やつね】 の ひっさつ たたみかけ こうげき !

ひとみ 「お金・・・」

やつね 「んー? なんや、買い物用のカードもっとらんのか。ほな、現金は?」

【ひとみ】 は さいふ を ひらいた !

やつね 「50円か。それを先に言わんかい」

ひとみ 「消しゴム、買えない?」

【ひとみ】 は なきだしそうだ !

やつね 「ほんに、まー、しゃーないやっちゃなー。ほれ、有り金全部置いてき」

ひとみ 「足りないよ」

【やつね】 は めんどうくさく なった !

やつね 「ええからええから。出世払いな」

ひとみ 「いいの? ありがとー!」

【ひとみ】 は にげだした !

けしごむ を て に いれた !

やつね 「出世払いなー。忘れんといてなーっ」

けいけんち : 30 

【ひとみ】 は レベル アップ した !

・・・かも、しれない。

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おなかが減ったときの、よくある風景

今日も、【ひとみ】が【ふたば】に甘えています。

ひとみ 「うー。おなか減ったよー。のど乾いたよ~」

ふたば 「じゃあ、栄養剤の『エレンタール』をのんでみましょう」

謎のボトルを取り出して、【ふたば】はにっこり笑います。

ひとみ 「えれんたある? 栄養あるの?」

ふたば 「すごく栄養豊富ですよ。じゃあ、お粉に水を混ぜ混ぜして・・・」

ボトルに入った粉が、水でとけて、白緑っぽい色に変わります。

ひとみ 「うわー、なんかおいしそーっ。量、300mlもあるよー」

ふたば 「味は何がいいかしら」

【ふたば】は、アルミパックの細い筒を何本もならべます。

ひとみ 「味を選べるのー? 粉を入れるジュース?」

ふたば 「えーと、フレーバーは、青りんご、パイン、オレンジ、グレープフルーツ、梅、フルーツトマト、コーヒー、ヨーグルトから選んでください、ですって」

ひとみ 「選り取りみどりだねーっ。えーと、えーと、じゃあねー、ヨーグルト!」

ふたば 「はい、自分で混ぜて、一気に飲んでね」

筒を渡されて、【ひとみ】は、中身の粉をボトルに入れます。

ひとみ 「はーい。まーぜまぜ、まーぜまぜ。一気にごくごくーっ・・・」

ごくごくごく・・・・・・

ふたば 「一気に飲んでね」

ひとみ 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

びたり、と、【ひとみ】の動きが止まりました。

ふたば 「飲まないと夕ご飯抜きですよ」

ひとみ 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お、おいひくないよぉ・・・・」

我慢できない【ひとみ】は、もう泣きそうです。

ふたば 「ひとみさん、がんばれー。ふぁいとー」

ひとみ 「ふえーん・・・酸っぱい大根汁にとろろ芋とにがりが入ってるー(泣)」

どうやら、相当ひどい飲み物だったようです。

ふたば 「おすすめは、梅ですよ」

ひとみ 「それを先に言ってよー・・・」

結局、全部飲むまで、【ふたば】は許してくれませんでしたとさ。

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生徒会長と相席になったときの、よくある風景

今日のお昼は、学生食堂で食べることになりました。

ちょっと混んでいる時間帯だったので、席を探すのも一苦労・・・かと思ったら、なぜか誰も座ろうとしない席が空いていました。

ひとみ 「いっちゃん、ここの席、ふたつ空いてるよ~」

いつめ 「相席かー。悪いねーっ、て、目の前、生徒会長じゃん」

生徒会長。学園の最高権力者。

しかも、今の生徒会長は、歴代の中でもかなり危険な会長さんです。

本を読んでいた会長さんの目の前に、【ひとみ】はちょこんと座ります。

ななせ 「ああ、誰かと思えば脳みそ筋肉か。問題ないぞ。私は月見うどんカツ丼卵焼きセットだ」

07nanasek 

ひとみ 「豆腐ステーキ麻婆豆腐冷奴セットだよー」

いつめ 「どんだけ卵と豆腐が好きなんだよ。って、なんであいさつ代わりに昼御飯のメニューを言い合うんだ?」

ひとみ 「いっちゃんはダイエット中だから、生卵100個なんだよね」

いつめ 「尊敬するロッキーを見習ってな! って、いや、だから、メニューはどうでもいいだろ」

ななせ 「メニューは大事だ。学園の食生活に対する意見なら、いつでも受け付けるぞ。えーと、では、そこのアンテナ桃色お花畑、意見を言ってみろ」

すぐに人のあだ名をつけたがるのが、会長の悪い癖です。

ひとみ 「たくさん食べたらただになるお店をつくってくださいっ」

いつめ 「おっ、ひとみ、今いいこと言った!」

ななせ 「ふむ。面白いな。だが、せっかくのアイデアなのだから、自分で経営するというのはどうだろうか」

ひとみ 「けーえー?」

ななせ 「場所と初期資本は用立てておくから、きみたちが運営をして、利益を出し、借金を返すのだ。自分で調理師免許をとって調理してもよいし、腕の良い調理人を雇ってもよいだろうな。企画書や各種申請書の書き方がわからない場合は、副会長に相談するように」

むつき 「こんなこともあろうかと、すでに用意してあります」

いつの間にやってきたのか、副会長の【むつき】が、書類の束を差し出します。

ひとみ 「よくわかんないけど面白そー! やるやるー」

いつめ 「いや、待てよ。それ、なんか罠っぽいぞ!」

ななせ 「罠とは?」

むつき 「罠とは、なんらかの手段で対象者に被害を与えるシステムのことです」

ななせ 「ほう。さすがは脳みそ筋肉。野生の勘で気づいたか」

ニヤリと笑う会長。

むつき 「どのような根拠で、この取引が罠であるというのでしょうか?」

いつめ 「そ、それはだなぁ・・・」

むつき 「それは?」

いつめ 「自分の店の商品食べたら、ただにならないじゃん!」

ひとみ 「あれっ? そうなの?」

ななせ 「・・・努力次第だ。では、気が向いたら生徒会室に来るように」

【ななせ】会長は、席を立ちます。なんだかすごく食べるのが早い気もしますが。

会長は会議をしながら食事をする能力が高くないと、つとまらないようです。

ひとみ 「んーと・・・いっちゃんは、ただで、いっぱい御飯が食べられるのがいいんだから、えーとえーと・・・とりあえず、ご飯食べてから考えよー」

いつめ 「知恵熱が出そうだ・・・」

そう言いながら、【いつめ】は67個目の生卵を割りました。

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