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査読は戦いである。

日薬学術大会in浜松の一般演題発表の採択結果が公表されました。

ポスター発表331題。

口頭発表169題。

およそ500のタイトルが並びます。

現時点では、個々のタイトルが公開されていませんので、「どの分野の口頭発表あるいはポスター発表であるか」しかわかりませんが、とりあえずは、夕方にポスターの貼り替えをすることもなく、二日連続で同じ場所を確保できそうな数に収まったようです。(タイトルは、数日後に日薬雑誌に載るんじゃないかと思います。追加分のタイトルが編集工程に間に合うかどうかは謎ですが)

ポスター発表のカテゴリをみてみると、以前の流行りだった「後発医薬品」は5題のみ。

医薬品適正使用16題、安全管理28題、服薬指導38題、実務実習21題と、王道発表は安定の数。

今回のブームは在宅で、31題。いろいろな発見があったのでしょうか?

一方で、少ないかも…と感じる数のカテゴリもあります。

厚労省の審議会が続いているチーム医療は4題、オリンピックイヤーなのにスポーツファーマシストは3題、違法ドラッグなどが話題になったのに薬物乱用防止は1題。

災害医療は15題。昨年の仙台の集まりは学術大会扱いになっていないので、日薬ホームページからつづいている学術大会抄録検索には入りませんから、30題くらいの発表があるかと想像していたのですが。すでに多くの媒体で様々な情報が提供されたことを踏まえても、現地での活動以外の後方支援報告や現在進行形の活動などが都道府県の数だけありそうですが、「まだ、その時ではない」のかもしれません。

8月から10月までは倫理をテーマにした月のはずなんですが、カテゴリ「倫理」は、ゼロです。(次回からはカテゴリのわけかたを変えたほうが良いかと)

今回、東京都薬剤師会北多摩支部の薬剤師倫理規定擬人化プロジェクトは、第一希望「生涯学習」、第二希望「倫理」で登録しました。今回は、倫理規定を軸に、表現するものが多岐にわたるので、「生涯学習」です。

ちなみに。

今回の、全登録演題数は、553。

そこからの一次査読を通過「しなかった」演題が、53。

追加査読を行い、そこも通過「しなかった」演題が、32。

32/553=0.0578(5.78%)

32/53=0.60(60%)

そこにどんなドラマがあったのでしょうか。

追加査読で通過した21題のうちの1題が、薬剤師倫理規定擬人化のポスター発表なんですが(追試再試の常連的な人生)、ドラマといえるほどの展開は特になく、「ああ、査読者の方々は、きちんと読者目線で目を通してくれていて、いい編集者だなぁ」と感じたくらいでした。

いずれ査読の判定についての詳細が公表されることもあるかもしれません。査読は、学術大会発表の質を高めるための、戦いです。浜松大会の発表の数々に外れが少なく、面白かったり役に立ったりしたなら、査読者さんありがとうございますと三回くらい心の中で唱えてみましょう。特に誰も喜びませんが、感謝の気持ちがあると、学術大会が1.5倍くらい楽しくなると思うのです。

(鰻屋さんでも同様に「板前さんありがとう」と唱えると、美味しくなると予想)

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