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第四十五回『田舎娘で代替医療』

ここは、薬剤師倫理規定擬人化のブログです。

番外娘の7人目。No.17は、『補完代替医療(CAM)』です。

CAM:Complementary and Alternative Medicine.

「統合医療」のうち、「通常の医療」ではない部分を示します。

伝統医学・瞑想・芸術療法・ハーブ・サプリ・アロマテラピー・バッチフラワー・カイロプラティック・温熱療法・温泉療法・バイオフィールド(気功など)・ヒーリング・ホメオパシー・断食・呪術…。

ようするに、「あれこれ仕組みについて詳しい能書きはあるのだけれど、いわゆる科学でいうところの再現性に乏しくて万人向けではないうえ論文となると壊滅的に微妙」とまで言ってもいいのかどうかのギリギリのあたりでニッチなニーズに応えている医療的なものの数々です。

科学は観測能力の向上の歴史ですから、いずれは「科学のお墨付き」がつくかもしれませんが、今のところは(主に、観測できないとか、研究しても実績にならないとかいった理由で)放置されたまま、謎に包まれている、不思議なあれこれ。

そういったものの扱いと、薬剤師倫理規定との関係性を物語化するための番外キャラクターです。

  ☆

017ama

『補完代替』 鉄湾 甘 (鉄湾 甘/てつわん あま)

ド田舎出身?、非公認団体「園芸部」の部長さん。

学校の屋上や体育館の裏、地下、洞窟、ジャングルなどで様々なモノを栽培している。

猿っぽい。学園内の森や山や洞窟に住んでいる原住民だと思われている。

変な田舎方言をつかう。

友情の証に、変なドリンク(いわゆる”甘”酒)を勧める。

森の仲間たちと仲良し。会話できる。

はいてない? らしい。

ドクターペッパーがある都会に憧れている。というか、ドクターペッパーがあるところが都会だと思っている。以前は、千葉とか茨城とか栃木とか沖縄とかが都会。秋葉原は大都会。

  ☆

基本的には無害なはずが、見えないところで危険なのが園芸部。

屋上で謎のドラッグの原料を栽培するわ、水に謎の成分を混ぜて希釈してみるわ、呪文を唱えるわと、御薬学園の園芸部はだいぶ秘密結社の香りがする集団です。集団といっても、その部員の大半は、人間ではないのですが。

「甘」単体では、自然の恵みに感謝しながら共生していく人ですから、心優しく無害な娘、で終わりなのですが…。

全体的に相容れない関係というか、各条文娘との関係は複雑です。

健康につながればよいという第一条(桃園ひとみ)、第二条(緑ヶ丘ふたば)や、歴史と文化を重視する第四条(黒岩よつな)との親和性は高いです。

法律関係の第三条(青山みつひ)や、エビデンス重視の第六条(水野むつき)、守秘義務な第九条(茶森ここの)との関係は悪いです。

また、番外キャラでは、番外3の『多様性の否定』(墨沼けい)との相性が最悪です。一方、認定系の番外4(紅波かん)との相性は、とてもいいです。

商売系というか第八条(黄土やつね)や番外6(苗滝かわりめ)にとっては、興味の対象。迂闊に手を出して、火傷するかんじですが。

甘が仲良くしようと弱~く主張しても、森の動物たちの個性が強烈すぎて、なかなか全体的に仲良くする方向には向かいません。第十条(白峰とうあ)的には、甘自体には共感しますが、その周囲の動物たちが信用できないので、微妙な関係。

とにかく、多様な「森の動物?たち」とセットであるかぎり、苦労の絶えない甘さんなのでした。

  ☆

【デザイン】

頭にコスモスの花飾り。民族特有デザインの服。超ミニスカ生足。

コスモスの花ことばは「乙女の純真、まごころ」「調和」。

花ことばの通り、純粋な「なんとかしたい」という気持ちから生まれたものであり、本当は大きな枠組みで医療の一部として機能したいと願っている、そういうもの。

009オマージュとしては、ミュートスサイボーグ編のヘレナ(アルテミス)と、地下帝国ヨミ編のヘレン・ビーナ・ダイナ・ダフネ・アフロの五姉妹がベース。(全員、キャラ造形がおんなじ)

ギリシャ神話の神々を真似たミュートス・サイボーグたちは「様々な補完代替医療」を象徴。ヘレナは、ミュートス側、009側のどちらにも味方しつつ最終的にミュートス側の暴走を止めようとする役回り。統合医療を目指そうとするけれど補完代替医療側(の一部の好戦論者たち)の暴走にまきこまれるイメージ。

五姉妹も、それぞれブラックゴースト側と00ナンバー側とを味方しつつも、最終的にはブラックゴースト側に裏切られる結末。もともとはトカゲ怪物たちの餌として生活していた地下の人々ということで、トカゲ怪物やブラックゴーストのような『補完代替医療を金儲けに用いようとするものたち』に騙されたり支配されたりしているイメージで。作品内には【洗脳】とか【催眠】といったネタも豊富です。

「補完代替医療を全否定しない立場」で、「補完代替医療も、普通の医療も、仲良くやってほしい」と願う、そんなキャラクターです。

森の仲間たちもミュートスサイボーグから。(猿のアポロン、牛のミノタウロス、黒豹のアキレス、孔雀のヘラ、錦鯉のポセイドン、石像のアトラス、ヤギのパン、馬のケンタウロス、カバのネレウス)

「なんとなくいつもサルと一緒にいる」「はいてない?」というネタは、「クイーンズブレイド」のノワです。平田雄三キャラ♪

猿のアポロンは、強硬派へんちくりん代替医療主張学者的な立ち位置で、周りに噛みつきすぎて「代替補完」の考え方への偏見を植え付けていく『やんちゃ坊主』『いたずらっこ』。

薬剤師倫理規定の擬人化では足の見え方が「寛容度合い」に繋がっているので、実はほぼ無限に寛容であるけれどミニスカートで見えないという変な解釈にしました。あ、絵にしたときはなにも描かないだけなので、エロエロ度はゼロです。

  ☆

【名前の話】

「鉄」:鉄色は、青系緑の濃い色。

 鋼鉄ではないので「ぱっと見と違って、意外と脆い」。

 すぐ酸化する。劣化。

「湾」:特異な生態環境が存在する場所。

 「てつわん」といえばアトムさん。

 あちらは「科学の子」ですが、こちらは「科学?の娘」。

「甘」:分解すると十と七なのは、いつも通り。

 字の通り、甘甘です。田舎娘の不思議ちゃんです。ぽややーん、です。

 「甘い話には裏がある」 → 微妙な普及形態。

 「甘井先ず竭く(あまいまずつく)」 → 一瞬のブームで吸いつくされる。

 「あま」以外に「かん」とも読めるので、「CAM」にひっかけています。先に番外4のミカンさんがいたので、同じ発音は避けました。

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