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中医協議事録:明細書発行義務化の議論

とりあえず、抜粋。テキトーにコメントをいれてみます。

なんだか、白川委員が暴走していて、心配になります。

  ☆

○屋敷保険医療企画調査室長
 最後でございますが、5点目がその明細書の関係でございます。39ページ目以降が検証部会としての評価でございます。
 22年の4月に義務化がされたということでございますが、歯科診療所及び訪問看護ステーションにつきましては、義務化の対象には、この時点ではなっていないということでございましたので、結果としては異なっているものが出ております。
 40ページ目にございますが、22年4月に無料明細書発行を始めた時期が一番多かったということでございますので、これは原則義務化による効果であったということであります。
 それから、窓口対応での負担に配慮してということでございましたので、約4割の医療機関につきましては、その対応時間が長くなったという回答がある一方、患者におきましては、長くなったと考えるのは1割程度であったといったことでございます。
 それで、明細書を受け取った患者さんに対します調査でございますが、明細書の必要性については、半数以上が必要と示している一方で、不要と考えるも2割から4割ある。また、今後の希望についても3割から4割が発行を希望しないといったことでございます。
 その理由としては、領収書の内容で十分、もらっても内容がよくわからない、毎回ほぼ同じ内容であるといったことでございます。
 また、受け取ったことについての満足度としては7割以上が満足と回答しているということでございます。
 これらの状況から見ますと、明細書の無料発行につきましては、4月の改定によって進んだということでございます。また、認知も進んでいるけれども、一方で不要と考える患者さんも一定数あるということでございますので、今後、明細書を有効に活用するために、明細書を発行する理由、記載内容等について一層の周知を進めていくことにより、有効活用をしていただく必要があるというのがコメントでございます
 駆け足でございますが、検証部会としての評価のコメントを中心に御説明させていただきました。以上です。

  ☆

要するに、検証部会は、とにかく「明細書を全員に渡す」ということを前提にして結論を作った、ということのようですね。「明細書を全員に渡す」ことの是非については、何の見解も入っていないようなので、何をどう検証したのかと不安になりますが…。議事録がまだ公表されていないので、なんだかさっぱり。

  ☆

○森田会長
 どうもありがとうございました。ただいまの説明につきまして、御質問とか御意見がございましたら、どうぞ。
 鈴木委員、どうぞ。

○鈴木委員
 明細書なんですが、不要と考える方が2割から4割、今後について希望しないという方が3から4割ということで、かなり多いような気がするんですが、この方々に無理やり持っていってもらうようにということが1つあると思うんですけれども、毎回同じとか、そういうような方にまでそういうことをする必要があるのか。
 それと、当初、これは前にいらした勝村委員が非常に熱心に推進されたわけですけれども、勝村委員がおっしゃったのは、何十年後かに何かあったときに、それがあることが必要なんだということでおっしゃったと思うんですけれども、持ち帰ったとして、ずっととっておくという人がどのくらいいらっしゃるのか、そういうことまで調べないと、本当に意味があるのか。メモ用紙代わりに使っている人もいるという話も聞くし、その辺の保存とか、保管とか、そういうことまで含めて調査する必要があるんではないかと思うんですが、いかがでしょうか。

○森田会長
 事務局、どうぞ。

○屋敷保険医療企画調査室長
 今回の調査につきまして、持ち帰ったものをどれだけ保管したのかというところまではなかったわけでございますが、調査票作成の段階でも若干議論があったというふうに記憶しておりますが、例えば、本調査で行きますと、121ページ目、図表126のところで持ち帰り自体はおおむね8割、9割程度は持ち帰られているという結果は出てございます
 また、訪問看護の部分につきましては、保管状況としては8割が保管をしているという結果が出ているところでございます。

  ☆

屋敷さんは「9割が持ち帰っている」ことを「保管している」ことと同じだと言い張りたいようですが、これ、家に帰って医療費の申告に使った後は捨てられる運命です。領収書で十分なら、明細書は速攻ゴミ箱行き確定。

「自分の個人情報が書かれた紙を渡されたら、とりあえず持ち帰る」のって、普通だと思いますが、その紙を、家で大事にとっておくかどうかは別の話。

むしろ1割がその場で捨てた?という事態に注目。

訪問看護に至っては、家で渡しているのに2割が捨てたわけですよね。

なお、勝村さんが当初問題にしていたのは、「明細を出せといっても出さないor超高額手数料を請求するor膨大な書類を要求する医院」「明細を出せと言ったら内容を改竄して出してくる医院」。支払い側は、それに便乗しただけ。

  ☆

○森田会長
 いかがでしょうか。ここでは、一応、調査結果についての御質問、御意見ということで、それについて、今後、診療報酬の改定その他でどのような形で取り組むべきかというのは、そのときに御議論いただければと思います。
 安達委員、どうぞ。

○安達委員
 関連してお伺いしますけれども、性格に多分数字が出しにくいから書いていない、患者調査票というのは、医療機関に送って、そこで患者さんに渡してくださいですね。だから、機会がなくてちゃんと渡し切れなかったのか、渡し切れたんだけれども、回答が来なかったのかがわからないんですが、この明細書は特に患者さんとの関連が強いので、回収率はどのぐらいなのかというのをお聞きしたいんですけれども、一般診療所の分は、およそ類推ができるんではないか。一般診療所、回収数が708件で回収率が41.6%ですから、ということは、1,600ぐらいの診療所にお出しになったことになるのかなと。
 そこで、1施設で一般診療所の場合はたしか3枚ずつですから、そうすると、5,000枚くらい多分配られている。それで回収が1,025枚だということは、回収率は20%と、そういうような考え方でよろしいんでしょうか。

○森田会長
 どうぞ。

○屋敷保険医療企画調査室長
 報告書の総-5-6の1ページ目及び4ページ目のところでございます。今、安達委員のところが御指摘になったとおりでおおむね結構でございまして、一般診療所でいきますと、1,700施設、最大3枚でございますから5,000枚。それで、回収の状況を見ますと、患者調査のところで、一般診療所患者調査の1,025でございますので、大体5,000分の1,025で約2割ということでよろしいかというふうに思います。

○森田会長
 よろしいですか。

○安達委員
 結構なんですが、データの解釈にも一種の制約が加わる数字なのかなという気はいたします。お答えになった方の中でも要らないという方もおられるんですが、では、残り8割の方は、そもそもどうなのか、興味がないのかなということを考えると、実際には、相当多くの方が本当は要らないとおっしゃっているのに等しいのかなと思えないでもない結果だろうなと、私は思いますが、ほかの方はどう思われるかです。

○森田会長
 白川委員、どうぞ。

  ☆

この状況での「ほかの方」とは、白川委員と花井委員以外の人のことです。

どのようなデータが出てきても明細書発行義務化を廃止する気のないふたりの意見は、バイアスがかかり過ぎていて、冷静な議論になるとは思えません。

会長の、運営ミス。

サッカーのゴールキーパーが、「あいている人にパスしろ!」と指示されて、『敵のフォワードにボールを渡す』ような、セルジオ越後さんが『サッカーをやる資格が無いね!!』と辛口コメントを出せるくらいの失策です。

  ☆

○白川委員
 今の鈴木委員と安達委員の御意見は、私には全く理解できないんですね。そんな推測とか、思い込みで、この結果について数字を見ようと思えば、どういう解釈もできるわけで、確かに鈴木委員がおっしゃったように、勝村委員は、この明細書は将来、何か病気にかかったときのエビデンスになるんだからということを発言されました。それは事実ですけれども、我々が明細書を発行してくれと言ったのは、患者として当然の権利ではないですかということをベースに主張してきたわけで、自分が受けた医療がどういう医療で、それに幾ら払ったのかを知るのが患者の権利だというのがベースで申し上げているわけです。それで、要らない人がいるとか、そういう方もいらっしゃるでしょう、私は不要ですという方もいらっしゃいます。私は毎月医者に行っていますので、毎月同じような内容だから、1回いただいたら、あとは要りませんとお断りしていますけれども、そういう方もいると思います。ですから、それをこの調査結果を借りて、不要だというような意見を言われるのは、私にとっては非常に心外でございます。単に調査結果について、こういう結果だったということで、この内容について質問があるならしていただければいいし、検証部会のコメントが間違っているのであれば、間違っているというふうに御指摘をされればいいと思います。

  ☆

「推測や思い込みでどんな解釈もできる」ような調査自体がおかしい。

「推測や思い込み」が強くて、この結果を「明細書は全員に必要とされている。そうでなくてはならない」と解釈して主張する白川委員自身にブーメラン。

白川委員は「御指摘をされればいいと思います」とまとめていますが、安達委員が「検証部会のコメントが間違っている」と言ったところで、「どこが間違っているのですか」と訊き返すでしょうから、結局は「二割の回収率ですから、残り八割の意見が『不要』である可能性もあります。その点を検証しないコメントでは困ります」という話になるわけで…。

勝村委員の主張だと事業を否定されそうだからと、勝村委員の主張に相乗りした過去を無視して「私たちは『患者の当然の権利』と言い続けてきた」と修正。でも、希望すれば発行する義務は以前からずーっと続くシステムなので、各医療機関の、運用の問題であって、「昔から権利は保障されている」のですが。今回の資料の調査結果をふまえるなら、以前よりも「全員に対する毎回の発行義務」の主張根拠としては弱くなったわけで…。

「私は毎月医者に行っていますので、毎月同じような内容だから、1回いただいたら、あとは要りませんとお断りしていますけれども、そういう方もいると思います」という、ここでの「私は」が、白川委員自身のことだとしたら…というか、この文脈で白川委員自身のことではないと言うのなら、議事録を書いた厚労省の担当者がどうかしているので、白川委員自身のことだとして以後は考えますが…、「当然の権利」を断る権利を白川委員本人が認めている以上、後述する「論点」の(3)に対して、白川委員は『明細書の意義の周知徹底など無意味だ。なにしろ私自身が、毎回同じならいらないのは当然であると思っていて、実際にもらっていないのだからねっ!!!』と、ものすごく強い口調で潰しにかかってほしいものです。

(注:「厚労省の議事録担当者がどうかしている」可能性も十分にあります。白川委員が怒っている理由はさっぱりわかりません。どうとでもとれる資料を一方的な解釈でごり押しする手は、厚労省や支払い側の十八番ですし)

  ☆
 
○森田会長
 先ほども申し上げましたように、これは明細書の発行を今後どうするかというのは、また改めて議論の場があると思いますので、あくまでもこの検証結果についての御質問でお願いいたします。
 鈴木委員、どうぞ。

○鈴木委員
 白川先生、そんなにお怒りになるようなことなのかなと思うんですけれども、私どもも別に不要だとか、そういうことを言っているわけではなくて、要らないと言っている方に対して、持っていってくださいと、決まりですからというのもどうなのかないうことを言いたかったということでございます。

○森田会長
 要らなかったという方がこれだけいたということが、1つの客観的な報告ですし、それについて、検証委員会の方でくだした結論について、御意見、御質問があればしてくださいということです。

  ☆

要するに、同じような明細書はいらない!と白川委員が主張した場合に、「決まりだから持って行けよ。オラオラ」とごり押ししていいんですか? と。

  ☆

○安達委員
 私も申し上げておきますが、白川先生が怒られたのでびっくりしましたけれども、一般の統計学の数値の読み方として、回収率が2割ということであれば、その解釈には一定の制限が加わるでしょうねと、マジョリティーが答えていないという意味で、そういうことを申し上げたと、そういうことだけでございますから、余り誤解のないようにしていただきたいと思います。

○白川委員
 安達委員の言い分はそのとおりです。統計学で2割の回収率で正確な数値把握ができるのかと、分析ができるのかと、それはそのとおりです。ただ、残りの8割の方の、多くも要らないんじゃないかと思っているのではないかというニュアンスの発言をされたので、それはおかしいんじゃないですかと、私は申し上げているんです。

  ☆

白川委員、鈴木委員からの話には回答せず。

「当然の権利」であると白川委員が主張する「希望者には明細書を発行する」という部分に対しては誰も反対していませんし、昔からそうなっています

単純に「希望者以外はどうするの?」という点について、『要らないっていう人も結構いそうだと自分は感じたけれど、皆さんはどう思いますか』くらいの聞き方をしているのに対して怒りの口調で「私は希望者以外のほうだ! 私はもらうのを拒否している!」と言いながら「でも、私以外は、希望者に違いない!」…って、何を言いたいのか。

安達委員は「自分はそう思ったけれど、みなさんはどう思いましたか」と訊いているのですから、「私は、こうこうこんな風に読みとりました」と言えばいいだけで、「そう考える安達委員の意見は全く理解できない!」と大声をあげても無意味。

ここでの議題は「検証部会の報告書の内容に問題点があれば述べよ」ということなのですから、確実なのは、白川委員も述べているように『2割の回収率で分析ができるのか』に疑問があるにもかかわらず、検証部会が『一層の周知をすすめる』という結論に至った点が問題であるということです。

分析できないということは、安達委員が言うような「残り8割は要らない人」ケースもありうるし、白川委員が考えていそうな「残り8割は要る人」というケースもありうるのですから、「明細書を、必ずしも全員に渡す必要はないが、希望者には必ず渡せるような新たな仕組みを検討すべき」といった方向性も併記できるはずなのに、検討した様子が伺えない。これは、わかりやすい問題点だと思いますが、中医協の委員全員、誰も「検証部会の結論」を明確に否定しないんですよね。検証部会の中の人たちに、何か弱みでも握られているのでしょうか(超邪推)。

  ☆

○森田会長
 もうこの話は、これで、花井委員、これに関連してですか。

○花井委員
 私が黙っていると、勝村委員に怒られるので

○森田会長
 では、簡潔にお願いいたします。

○花井委員
 簡潔にというか、説明についてなんですけれども、まず、分厚い方の24ページにあるところの、いわゆる明細書発行体制加算が診療所で77%と出ていて、23%では、一方では発行の現状は60.7%、差があって、これは仕方ないのかもしれませんが、この差というのは、加算を受けているからといって、必ずしも発行するということではないという数字として見ていいのかどうかが1点目です。
 それから、いわゆる発行の、分厚い資料の50ページですが、明細書発行に関する患者意向の方法で、最初に明細書を発行する際、最初の希望を聞いて、それ以降は、それにならって対応しているというところが33.2、38.4とあるんですが、ちょっとこういうのは、そもそも明細書発行の趣旨からいうと、いいのかなと、事務局としてどうお考えなのかなと、原則全員にやるということからすると、こういう形で最初に聞いて、あとは最初に要らないといったら、ずっと要らないと、さっきの議論とも関係があるんですが、こういう運用がいいのかどうかということと、それから、同じ分厚いページの163に、規則が22年で変わったんですかね、そうしたら、それを踏まえているにもかかわらず、今後予定がないと、下から5行目ですが、すべての患者が、明細無料発行していない施設事務所において、今後、整備予定や予定がないと言い切られてしまっていること自体は問題があるのか、ないのかということ、以上の点について質問です。
 それから、先ほどからの議論の件で、一言だけ言わせてほしいんですが、やはり要らないといっても、今後医療制度を議論するには、国民の医療に対してのリテラシーというのが基本としてあったと思うんですね。だから、むしろ説明というところでも、病院の方で明細書の見方とか、医療制度を議論する上でも、国民がこういうのを理解するという基礎になるデータなので、単純に個人的に要らないと言えば、要らないんですけれども、やはりできるだけこういうものを理解していってということを、やはり診療現場でもやっていただきたいなと思います。

○森田会長
 最後の点は、御意見だと思いますので、では、事務局お願いします。

  ☆

花井委員も「個人的に要らないといえば要らない」のだそうで。これも、花井委員自身のことですよね? 花井委員自身が、要らないといえば要らない。

中医協の委員、支払い側の方々は「自分は、要らない」。

なのに、それを「国民」には、押し付けようとする。

特権階級様は、言うことが違います。

それにしても、こんなアホな発言を言わないと「勝村さんに怒られる」んでしょうか。

勝村さんは、そういうことを言ってきなさいと、花井委員に言ったのでしょうか。

以前、勝村さんが強く強く主張していたことって、「明細書を出さない」「明細書発行に大金や多くの書類を要求する」「明細書を改竄する」というダメダメ医療機関の撲滅で、それは、ほぼ解消しています(議事録に出てくる、明細書に載らない部分について、どう勝村さんが考えているのかはわかりません)。

今度は、(予想通り)『明細書を必要としない人たち』の扱いをどうするかという、これまで議論を避けてきた(というか、明細書発行の義務化自体、議論なんて全然しないで決まった経緯があるわけですが…)ことについて、フォローが必要になったけれど、どうしますか、という流れ。

それなのに。

自分は要らないけれど、国民には意義を周知させて、とにかく押し付けましょう。検証部会の結論に大賛成です」という意見。

なんでもかんでも、診療側の仕事が増える分には、関知せず。

なにが、「診療現場でも」ですか。

花井委員や白川委員、検証部会の委員さんたちの診察をした医療機関は、要らないと言われようが明細書を押しつけ続けてあげてみてください。10年後くらいに、その保管率調査をしてみればよいかと。

なんだか、年金のときと同じ、「自己管理で保管していなかったほうが悪い」という国の言い訳の材料でしかないのかなー、と思ったりして。最初の理念は、どこへやら。

「リテラシー」なんて言ってますが、これ、「本来は医療機関や保険者が適切に管理しておくべき情報を、患者に押し付けて、患者責任にしている」話です。そのあたりを理解してもらうことがリテラシーの強化。

リテラシーっていうのなら、検証部会の議事録をさっさと公表すればいいのでは? 中医協の会議の様子をネット中継すればいいのでは? 医療制度の議論に国民(全員)の医療に関するリテラシーが必要だと本気で思っているのなら、自分たちの会議の様子を全面的に公表してみればいいのに。

基本的な情報公開をしない側が、専門的な情報を渡しておいて、リテラシーが足りないと嘆く図。機械オタクのアムロ・レイですら、マニュアルなしではガンダムの操縦方法が分からなかったのに、素人兵に対して「連邦軍兵器のリテラシー不足を補うためにガンダムを渡す」かんじ。練習用のジムでも相当訓練しないと扱えないんですが、どうしろと?

  ☆

○屋敷保険医療企画調査室長
 1点目の24ページ、図表36でございます。ここにつきましては、診療所におきます届出状況を記載しておるということでございますので、実際に、また算定をしているかどうかというところは、また別途の形になってまいります。
 2点目の50ページの図表67でございます。最初の希望どおりに運用しているということになりますと、最初に受け取った後、2回目以降受け取っていないというような事例について、制度の運用上どうかという御質問かと思いますが、恐らくこれは、毎回発行するということのうちに含まれるという考え方もございますし、趣旨からいきますと、一回伝わっていればよろしいという考え方もできるので、運用としては、明確にだめとか、いいとか、というところはなかなか言いづらいところでありまして、これはそれぞれ受け取られる側あるいは発行されている側の意見をお聞きしながらテーマとして取り組んでいくべき部分だと考えております。
 あと、3点目の今後の予定について予定がないということにつきましては、今のオンライン請求が免除されている条件というのが、今後、永久に続くところにつきましては、予定がないというふうに答えておられる可能性があるということでございますが、その基本的なスタンスにつきまして、云々につきまして調査は行っておりませんので、そこの部分については、この調査からは不明でございます。
 以上です。

○花井委員
 わかりました。個人的な意見になるかもしれませんが、やはり最初に要らないと言ったからずっと要らないという運用は、やはりちょっとよくないというふうに考えます。

○森田会長
 ありがとうございました。それでは、堀委員、どうぞ。

  ☆

趣旨からいくと、ダメなんじゃないの? と花井委員が言ったら

趣旨からいくと、いいんです、と屋敷さんが答えました。

趣旨はなんでしたっけ。

  ☆

○堀委員
 細かい方は、今後の議論と言われてしまうと、なかなか発言がしにくいんですけれども、1つ明細書、今、鈴木委員が言われた、今後は不要だという回答について、歯科は患者さんの6割がそう言われているということで、そこについて、検証部会のコメントがないので、一言考えを述べさせていただきたいんですが、ちょっと歯科は、細かい中身が多過ぎるのかなと、結果として見てもわかりづらいんだろうと思います。これをもし活用するのであれば、この6割ということを踏まえて、今後、よりわかりやすい内容にしていただく方向で御検討をお願いしたいなという気がいたします。
 それから、これは今日の議論に妥当かどうかわかりませんが、1点、このほかに、今後、この検証結果を踏まえてどうするかということで、今、顕在化していませんけれども、例えば麻酔注射を行ったときに、これが算定できる場合と、例えば処置や手術に含まれて算定できない、つまり明細書に出てこないケースがありますし、また、初回の処置行為と2回目で点数が違う、あるいは月に2回しかできない、算定できないということが、結果として、同じ医療を御提供しても、患者さんが見たときに、前回と同じことをやっているのに違うというのが出てくる、こういった疑念が、これから明細書が普及していくと出てくると思うので、そういったことをどうやってわかりやすく御理解いただくか、そういう周知についても今後の検討課題ではないかと思っております。
 以上です。

○森田会長
 御指摘ありがとうございました。それでは、よろしいでしょうか。
 どうぞ。

  ☆

歯科は、6割の方が「今後は不要」と答えていても、不要だろうが渡すという方針を述べました。こういう上に媚びた立ち回り芸が、うまいというか、ひどいというか。

  ☆

○安達委員
 今の花井委員のお話にもあるんですけれども、私が8割の方が回答していないのは要らないんでしょうかねと申し上げたのは、実は、白川委員もおっしゃっているように、1回来て、あとは同じだとすれば、同じ内容ですから、そのときは要りませんよという人たちがそのぐらいいる、その中にはかなり含まれるのかなと。
 だから、例えば2割ぐらいが、新患の方なら当然要るのかなと、そういうようなことも含んでいたわけで、花井委員の御指摘のように、診療内容が変わったとき、例えば同じなら要らないという意思表示をしておられたとしても、診療内容が変わったときは、医療機関の方は、もう少し丁寧に対応すべきかと、例えば変わりましたよと、だから改めてというような対応が要るんだろうなということはそのとおりだと思います。

○森田会長
 では、明細書の話は、このくらいでよろしいですか。
 最後に、私、一般の委員として一言申し上げたいんですけれども、この診療報酬の調査結果について、今の話もそうですけれども、効果がある場合には継続するということだと思いますけれども、ない場合には、やめるのか、あるいはもっと強化をしてそちらの効果を発揮するのか、最終的な効果に対してどういう判断をするかというのが、これから診療報酬の議論のときの大きな論点になると思います。
 それ以外に、申し上げたいのは、救急もそうですけれども、いわゆる診療報酬以外の要因でもって結果が必ずしも発生しない場合もあるわけでして、そういうものについてはどう対応するかというのは、これは中医協の議論の枠の外の話かもしれませんけれども、しかし、調査をした以上、そういう情報があるとしたら、これは生かしていく必要があるのではないかということは申し上げておきたいと思います。
 それでは、どうもありがとうございました。この件につきましては、この辺りにさせていただきたいと思いますし、調査結果を生かしてこれからの議論を進めていければと思います。
 時間が大分押しておりますが、後の案件も今日やっておかないと、まずいですね。先送りはよくないと思いますので、質問は、本当に必要なときに限定してお願いしたいと思います。
 次に、年末までの議論の進め方を議題としたいと思います。事務局より資料が提出されておりますので、事務局より御説明をお願いいたします。

  ☆

安達委員がトーンダウンしたところでの、会長のまとめ。

森田会長は「やめるか、強化するか」が論点になると話しました。

また、今回の資料を生かすとも、言っています。

そうなると、「今後必要かどうか」において6割が明確に「希望しない」と回答し、3割が「時と場合により希望する」と回答した『保険薬局』カテゴリにおいては、『9割が、毎回毎回発行することに異議を申し立てている』わけですから、『効果が無いからやめる』という選択肢が示されてもいいはず。

ところが、10月12日の資料に明記された「論点」は…。

  ☆

10月の資料
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001qwts-att/2r9852000001qwyd.pdf

5.論点

(1)「正当な理由」に該当するため義務の対象となっていない医療機関について、今後の取扱いをどうすべきか。
○ 「正当な理由」に該当する場合には実費徴収を行うことが可能とされているが、これをどう考えるか。(徴収額が大きい場合には、患者の明細書発行の希望に影響を与えるのではないか。)
○ 無料発行の義務の対象外となる「正当な理由」の内容をいかに担保するか。(現在の医療機関、薬局の届出事項に関して、再度の確認が必要かどうか。)

(2)不明確な運用事例、不適切な運用事例について明確化することにより、明細書の発行を促進してはどうか。
例) 無料発行が義務となっている医療機関に係る事項
一度患者の希望を聞き、毎回同一の内容であること等により不要と言われた場合に、その後診療内容が変わっても発行の有無を改めて聞くことなく発行を行わないケースをどう考えるか。
一方で、患者からは同一内容のため明細書は不要とされるケースもあることから、こうした場合には、柔軟に取り扱ってかまわないことを明確化する必要があるか
例) 無料発行が義務となっておらず、希望者にのみ発行している医療機関に係る事項
明細書の発行に際し、申込書を記載させる等、患者に煩雑な手続きを求めるものについては、患者の明細書発行の希望に影響を与えるのではないか。

(3)その他
明細書の内容が分からない、毎回同一であるといった理由により明細書を不要と考える患者も一定数いることから、こうした患者に対する明細書発行の意義等の周知方法をどのように考えるか

  ☆

検証部会の結論の善し悪しは無視。結論通りに進めましょう、いえ、結論に書いていないことは議論せずにすすめましょう、と。

薬局の利用者の意見なんて、どーでもいいようです。

「不支持率6割、支持率1割の政策。しかも、やりたいことは、すでに実施済み」。

いわば「完成された機体であるジオングに足をつけたがるような話」…。

『あんなの飾りです。エライ人には、それがわからんのですよ。』

議事録引用した9月の際に、この件について何も発言しなかった三浦委員ですが、さて、10月12日のときは、なにか申し入れたのでしょうか。

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