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夏の日薬代議員会その5『公益法人改革とは、倫理の導入だ!』

日薬代議員会の議事録を読むシリーズ、五回目。

今回は、『公益法人改革』特集。

今回の代議員会のキモです。

キモと書きましたが、「悪い意味で」キモです。

準備不足で説明不足、なので、ツッコミがはいりまくった、ということです。

で、準備していないので、ツッコミに対して、まともな回答ができないという。(このツッコミ、事前に質問文として執行部に送られているのですが…)

公益法人改革って何? という方は、内閣府ホームページへ。

日薬の公益法人制度改革への対応の顛末(の、一部)は、日薬雑誌12月号の11ページ、79ページ、103ページを参照してくださいませ。

  ☆

石井専務理事が代議員会の冒頭で、「公益社団を目指す」「三層構造堅持」「薬学生会員創設」「職域部会への会員全員加入」「都道府県薬の定款に日薬との連携を入れる要請」といったことをサラリと流した状態で、さて、どんな質問が飛んだかというと…

質問順に読んでみます。

  ☆

三國代議員
『日薬としてどうしたいのか、早急に提示せよ』

曽布川常務理事
『8月19日に説明した。その後、内閣府から、三層構造でも問題ない旨の感触を得た。秋に実務担当者会議を行う』

三國代議員
『日薬がブロック会議をするようだが』

児玉会長
『定款の「正会員」の分類を、ABCDとか、会費も含めて、変える』

三國代議員
『ブロック会議の
質問回答をあわせた「Q&A」を作成し、周知せよ』

  ☆

「Q&A」は…どこかにあるのかなぁ…。

正会員分類については、日薬雑誌12月号12ページ参照。

「管理者」であるだけで、何故か年間18000円。管理者以外は、年間7000円を予定しているようです。しかも県薬会員でなければ入れないと「明記した」定款なので、まあ、管理者にとっては、日本で一番入りにくい薬剤師の会というわけですね。

  ☆

島田代議員
『8月19日の会議は参加した。日薬は三層構造維持らしいが、会員減少対策、六年制卒業生入会促進策をどうするのか』

曽布川常務理事
『日薬事業の公益性の高さにプライドを持て。新定款案の目的に「
国民の健康な生活の確保・向上に寄与すること」と明記した。薬剤師が入会することが素晴らしいことと思えるような会を目指していきたい』

島田代議員
『異論はない(それってどんな会なのか示せよ)。何か「結束の力」を示さないと会費徴収しにくいが』

児玉会長
『会員のメリットの軸は変化してくる。日本薬剤師連盟では、「薬剤師の政治に対する関心が薄くなってきていることから」会費が集めにくくなっている。
私が全国を回り、連盟が行っていることを説明したら、大体納得してもらえた。薬剤師会も説明が大切』

  ☆

日薬連盟の会費って、児玉会長が全国を回ったら、劇的に集まるようになったんでしたっけ? そういう話、聞いたことが無いのですが…。

また、曽布川常務理事が「国民の健康な生活の確保・向上に寄与する」と新定款案の目的に明記したって胸を張ってますが、それ、薬剤師倫理規定の前文ですが…。

前文
 薬剤師は、国民の信託により、日本国憲法および法令に基づき、医療の担い手の一員として、人権の中でもっとも基本的な個人の生命・健康の保持促進に寄与する責務を担っている
 この責務の根底には生命への畏敬に発する倫理が存在するが、さらに、調剤をはじめ、医薬品の創製から供給、適正な使用に至るまで、確固たる薬(やく)の倫理が求められる。
 薬剤師が人々の信頼に応え、医療の向上及び公共の福祉の増進に貢献し、薬剤師職能を全うするために、ここに薬剤師倫理規定を制定する。

・・・つまり、日薬所属の薬剤師であるならば、全員が、当たり前に守っている「倫理」ですよ。

それをわざわざ定款に明記したというのですから、「薬剤師倫理規定って、ご存知ですか?」という質問をしたくなるところ。

  ☆

浅井代議員
『三層構造維持なら、日薬が真っ先に具体的な指示を県薬や支部に出せ』

曽布川常務理事
『まだ三年ある。じっくりと考えて定款を作ってくれ』

浅井代議員
『要は、
日薬のいうことを聞いて、もう少し待ってほしいと発信しろということか

曽布川代議員
『待っていただきたいと思う』

浅井代議員
『先にそれを言えよ』

曽布川常務理事
『11月までに実務担当者会議をやる。そこまでは待っていただきたい』

児玉会長
『ただ待ってくださいではなく、今の状況と、とってほしい行動についての説明を作成するなどを、担当役員と協議する』

  ☆

日薬が、二年近く、「待っていてください」と言わなかったために、すでに申請をした支部がたくさんあります。

「待っていてください」と支部に言うよう、日薬が県薬に伝えなかったためです。

県薬は独自の判断で切り盛りしてきたわけですが、早い時期から動いていたところほど、これまでの調整を全て台無しにされた形です。

【恋人に「待っていてください」と言わなかったがために、恋人が他の男の嫁になっていた】パターンです。

友人が気を利かせて「待っていてほしいんでしょ? 私から彼女に伝えてあげるよ」と言っても、「まだ考え中なんだ! それどころじゃないんだ! 余計なことするなよ!」とばかりに、秘密のベールの向こうで、謎の特訓(たぶん、「卵をみて雄か雌か見分ける方法」を編み出そうとしている)。

11月まで待った人たち、あまりの進展のなさに肩を落としたりしてないでしょうね?

  ☆

加藤代議員
極めて不明瞭で具体性に欠ける回答ばかりだ。11月まで待てない。日薬と連携する必要性、大義名分もない

曽布川常務理事
『この場で時間をかけて説明したいが「時間が無いので」抽象的な答弁になる。具体的なことは個別に…』

加藤代議員
『資料提示を一切していないのに、説明?』

曽布川常務理事
『今後は資料の提供に努めたい』

  ☆

個別に話したら、50倍の時間がかかるわけですが…。

「日薬と連携する必要性を認めない」と言われたも同然なのに、反論しないのも、どうなんですかね。

  ☆

荻野代議員
『日薬をオール薬剤師の組織にするとなると、「薬剤師の将来ビジョン」がバイブルになるはずだ。会長演説で「薬剤師の将来ビジョンは平成24年3月までに完成させる」と言ったが、遅すぎないか』

児玉会長
『ビジョンの中に「組織を変える」ことが入る。ビジョンが全部できなければ組織改革もできないということはない』

荻野代議員
『職域部会を作ると言っていたが、今の職種部会との違いはなんだ。新定款の主な骨格を11月の全国担当者会議で示せ』

児玉会長
『責任者である私が約束をする。組織改革だから遅れる。中核の「三層構造」そのものを認めてもらうのに1年以上かかった。会費の徴収方法を理解してもらうのに半年かかった。
正会員は薬剤師とし、低い会費を設定して入会しやすくして、あとは職域部会ごとに部会費という形にするのが理想ではないかと思い、そのことを何度も掛け合ったが、結局認められなかった。組織論の根幹にかかわる部分がなかなか了承をもらえなかったこともあり、大変遅れている。「会費構成」「三層構造」「職域部会」「役員構成」は、11月に示す。示せなければ首にしていただいて結構

  ☆

児玉会長の回答における拡大部分が、理想です。

だから、そうすればいいじゃん。

三層構造なんて、理想実現の前には、どーでもいいコトじゃん。

なのに、三層構造にこだわる、こだわる。

「理想通りになるように何度も掛け合ったが認められなかったので三層構造を基本にした」のではなく、

「三層構造を基本にして、理想通りになるように何度も掛け合ったが認められなかった」ということだと感じましたけど…これじゃ、認められるわけないですよー。

「何度も掛け合ったが認められなかった」という経緯、公表されていない部分に、問題がありそうです。

経緯説明なしに「何度も掛け合ったが」と言われても、納得する人はいないのでは?

要するに、これまで指摘され続けてきたように、情報公開の不足。

でも、児玉会長は、こういうとき、やたらと強気です。

「首にしてもらって結構」なのだそうです。

代議員会で「首にしてもらって結構」って、無茶苦茶ですよね。だって、会長を首にするためには、どうしたらいいのか、定款に書いてないのですから。首にできないとわかっていて「首にしていただいて結構」って言うのは、なかなか、すごいですね。どすの利いた声で言われちゃったら恫喝って感じですが、愛嬌のあるムーミンに言われると、「まあ、とりあえず落ち着け」って感じ。

「示せなければ辞任します」

とは、絶対に言わないんでしょうねー。

ビジョンがあって、それを達成するために、組織改革を行う。…という流れでしょ? と聞いても、「ビジョンを作りながら組織改革をやるんじゃーっ」と言われちゃうわけで、なかなか民主党チックなやりとりです。

  ☆

松下代議員
『会費どうするんだい』

曽布川常務理事
『事業を検討中。事業によって会費額が決まる。児玉会長が11月までに示すと言ったので、11月までに示す』

松下代議員
日薬の定款が確定しないと都道府県や支部の定款は決められない。公益社団法人を目指す県薬がどれほどあるか把握しているのか』

曽布川常務理事
『11月の連絡会で詳しく説明する』

松下代議員
『県薬にも時間の猶予があるように、さっさと決めろ』

児玉会長
『来年二月の総会で定款の承認を得なければならない。次の総会前に何度も意見を聞き、11月に本格的に議論をする。それでも納得できなければ12月にやる』

  ☆

意見を聞く…ねえ。

日薬は県薬しか見ていないので、県薬の役員が役員以外の人間に対してどのように情報を流して、どう意見を集約しているのかといった部分には無関心。

一般の日薬会員は、意見を聞かれたこともなく、定款案を見たこともなく、定款案に書かれていないことの説明を受けたこともありません。

そのあたりは、代議員会直前までの各都道府県薬の役員さんたちも同様だったようで…。

  ☆

加藤代議員
『岡山県薬は、代議員会と総会の了承を受けて、今週一般社団法人の認可申請をする。どうしても11月まで待てと言うのなら、総会を開いて了承を得ねばならない』

曽布川常務理事
『その話は聞いている。定款案も見ている。
定款案の中に「日薬との連携」「協力機関」といった言葉が無い。とにかく11月まで待ってくれ』

赤澤代議員
日薬が何の情報も出さずにいたから、こっちはこっちでがっちり細かいところまで健闘して決めたことだ。定款上に規定が無くても問題ない。一般社団化後に改めて定款変更決議をしてもいい。この段階で待てと言われても待てない』

曽布川常務理事
『情報提供が遅れたのは申し訳ないが、関係団体との話し合いで決めなければならないので自身で決められる部分は、限られた部分だ。岡山県薬が9月に申請することを、常務理事の立場では待ってくれと言えない』

七海副会長
『別法人に本会の考えを強制することはできない。が、
日薬との連携の項目を入れてくれ

児玉会長
三層構造を維持するのに必要な文言はいれてくれ

赤澤代議員
『定款変更には再度の代議員会と総会が必要になる。8月19日にはじめて「三層構造維持の文言を入れろ」と聞いた。その時点で、岡山県薬の定款案は、全て了承されていたのだ』

三宅代議員
『二年かけて支部会員を説得した結果に対して、8月19日に「勝手なことをしてもらっては困る」と言われたわけだ。とりあえず一般社団をとっておかないと、薬剤師会が解散に追い込まれる』

曽布川常務理事
『岡山県薬の定款案だと、県薬だけ入って日薬に入らなくても済む。公益法人改革関連三法では、他の法人の会員をもって構成するという形は認められない。三層すべてに所属しなければならないようにするために、折衝してきたのに、岡山県薬の定款案では全てに所属しなくてもよくなってしまうのではないか?』

三宅代議員
『逆に質問されても困る。県薬だけの入会は、
県薬の理事会で入会を決めるので、はねざるを得ないということになるかと思う』

曽布川常務理事
『定款案のどこにそのことが書かれているのか』

児玉会長
『今後の善後策については担当同士で協議願いたい』

  ☆

岡山県薬が、日薬に対して情報提供や照会をしていないのなら、お互いさまともいえますが、どうも話の流れからは、岡山県薬が業を煮やして準備した空気を感じます。

理事会で「はねる」となると、入会退会要件以外の理由で入会を認めないわけですから、公益法人なんて夢のまた夢。

ポイントは、「支部・県薬・日薬の全てに所属しなければならない」という考え方。

この考え方って、日薬の執行部は「あたりまえ」だとしているようですが、一般の薬剤師からみれば、無茶苦茶もいいとこ。

たとえばレンタルビデオ店でワンピースの116話「友に変身! ボンクレ-連発バレエ拳法」を借りようとしたら、「一話だけでは借りられません。4thシーズンのアラバスタ激闘編の三巻ですね」と言われるのみならず、「4thシーズン全巻借りてください」とか、「全てのシーズンの全巻を借りてください」とか言われ…、ああ、もう、面倒だから借りなくていいよ、DMMで観るからっ! という…(かなり違う)

当然、ある程度マトモな代議員は、ツッコミをいれてくるわけですよ。

  ☆

小野村代議員
『今の話、支部だけ、県薬だけはありえないというが、それは、
おかしい。望ましい、のはわかる。【でなければならない】とは、いえない。特別会員、名誉会員等、県薬にだけ入ってもらうことはある』

曽布川常務理事
『正会員の話だ。名誉会員、特別会員の話は別だ』

小野村代議員
『名誉会員だけの話ではない』

児玉会長
『なかなか悩ましい質問である。日薬としては基本的な考えを申し上げている。
三層構造を守れというのは皆さんのお気持ちと思う。皆さん方は、三層構造を崩すことは望んでいないはずである。それで、担当役員は三層構造を維持するためにどうしたらいいかということを非常に苦労して、定款等の規定を考えているわけである』

小野村代議員
『基本方針はそれとして、特例は認めると解釈する』

  ☆

児玉会長をはじめとした執行部が「三層構造」にこだわるのは、「皆さんのお気持ち」に沿っているからだという話なんでしょうか。

「三層構造」という言葉には、二つの解釈が存在しているわけですが…

A.日薬、県薬、支部のように三つの範囲で役割の異なる別組織が連携する

B.支部の組織構成員は、強制的に県薬の構成員となり、日薬の構成員にもなる

という、ABですね。

「皆さん」の考える「三層構造」って、だと思うんですが。

ところが、日薬執行部は、だと思っているようなんですよね。

「皆さん」が「三層構造(A)は維持してね」と執行部に言うと、

執行部は、「わかりました! 三層構造(B)は維持します!」と言うわけです。

で、「法律の専門家を顧問として雇って、三層構造(B)を推進しました」と。

えーと、あれですよ、

国民から「おいしいパンが食べたい」と言われて、どうするのか。

 国民の考える「おいしいパン」:クリームパンなどの菓子パン

 政治家の考える「おいしいパン」:世界一やわらかいパン

「ええ、さんざん苦労をしましたよ。だから褒めてくださいっ。全ては国民のためにしたことですっ! 国民が『パンが食べたい』と言うから、私は、戦争によって日本を征服し、ヤマザキのダブルソフトを手に入れたのですよっ!」

…みたいな?(違う)

  ☆

高橋代議員
『今の話は
職能の自律という問題だと思う。団体に対する強制加入か、参入離脱の自由を認めるかという問題である。薬剤師会が薬剤師自らを律していく団体であるとするならば、参入離脱の自由は認めるべきだと思う。薬剤師会は強制設立の会ではない。あくまで自分の意思で、自分たちを律するために会に入る。国家とか法律ではなくて、自分たちの倫理をもって自分たちを律していくということが、専門職能の団体のあるべき姿だと考える。これが三層構造にするべきではないと考える理由である』

児玉会長
参入離脱の自由は当たり前である。組織論として三層構造を守るべきなのか、それは不要なのかという議論をするのであれば、答を出してほしい。私ども執行部は、強制とかそんな意味ではなくて、三層構造は維持しようというのが皆さんの声であると思って、その動きをしている。もし代議員のみなさんが「三層構造はもういらない」ということであれば、それに沿って対応する

高橋代議員
『8月19日に示された「新しい公益」。これが具体的に何なのかが示されていない。私は、これは倫理だと考える。
定款案の目的には「薬剤師の倫理の高揚及び学術の振興を図り」と書いてあるが、目的達成のための事業の中に倫理に関する事業は一つも挙げられていない。倫理担当役員、倫理委員会もない。総会は「薬局」の質問ばかりだが、あらゆる職域の薬剤師の団体となれば、何を共有するのかが大事なはずだ

曽布川常務理事
『新しい公益っていうのは、民間の活力を利用して公益目的事業を推進すること。公益目的事業や寄付行為をもっともっと気軽にできるようにすることだ。そのなかに、それぞれの職能団体の倫理がある。ぜんぶひとくくりにして倫理で新しい公益を創りだすということは考えていない』

小野議長
『公益法人改革に関する質疑を45分ぐらいしているので、そろそろ別の質問に移りたい』

  ☆

薬剤師倫理規定擬人化のブログなので、ここはプッシュ。

自律。

薬剤師倫理規定第二条です。

第2条(良心と自律)
 薬剤師は、常に自らを律し、良心と愛情をもって職能の発揮に努める。

この条文を掲げているのは、日本薬剤師会ただ一つ。

日薬会員であるならば、当然の「倫理」なわけですよ。

で、児玉会長は「参入離脱の自由は当然」なんて言ってますが、だったら「県薬だけ入って日薬は入りません。だって私、日薬の薬剤師倫理規定に反しているから」という人がいてもいいはず。なのに、県薬に入るなら日薬にも入れろと、言い続けているわけです。ものすごく矛盾しています。

そのうえ、「組織論として三層構造を守るべきなのか」という、立ち位置チェンジ。

先ほどの「三層構造」の解釈で、Aが組織論、Bが参入離脱の自由の否定。Aは守りたいけれど、Bはいらない。でも、児玉会長はBを守れと言い続けてきたはず。

「答を出してほしい」と言われても、その前段で「三層構造にするべきではない」と高橋代議員は結論まで言っているわけで、それが答。なにを聞いていたのかと…。

で、そこまでいうなら、代議員会の席上ですので、全代議員に確認をとればいいわけですよね、「みなさん、ほんとのところ、どうしたいの?」と。答を出してもらえばいいんですよ。でも、しない。答は出さない。それが児玉クオリティ。必殺の芸です。

曽布川常務理事も、「何を共有するのか議論されていない。私は倫理だと思うが、執行部はどうよ?」と問われて、「え、ええと、新しい公益の正しい定義は…」といった答弁でオシマイ。その先が大事な部分なんですが…。「で、何を共有するわけ?」という疑問にはノータッチ。

この議論はとても大事なのですが、小野議長は議事進行を優先して打ち切り。この程度の議論しかできないのに、次の総会で執行部の新定款案が認められたらびっくりです。

  ☆

「公益法人にしたいから、新定款の中に、公益事業をつくろう」みたいな考え方が多いんですよね。「公益法人がおこなう新しい公益の中に、倫理がある」といった話は、まず公益法人ありきな印象。公益法人がやっている事業だから公益性がある、という理屈は、通らなくなって久しいと思いますが…。「倫理を基にした公益事業をしているから、公益法人になる」じゃ、なさそうなんですよね。

そこで、高橋代議員の質問、新しい公益って話。公益法人への組織改革なんだから、倫理を基軸にしようよ、という。四年制の薬剤師と六年制の薬剤師の決定的な違いは、カリキュラムと国家試験の中に「倫理」が加わったことなんですが、薬剤師会はどうするの?という話にも関連しそうな話題ですが…。

曽布川常務理事
『日薬事業の公益性の高さにプライドを持て。新定款案の目的に「
国民の健康な生活の確保・向上に寄与すること」と明記した。薬剤師が入会することが素晴らしいことと思えるような会を目指していきたい』

…という回答がありましたよね。薬剤師倫理規定前文、つまり「倫理」を目的に掲げています。これ、倫理の実践を目的にして公益事業を行うということ。

それがわかってるのに実践しない。

「薬剤師倫理規定を掲げる団体のトップが、薬剤師倫理規定を実践しないから、会員が増えない」という理屈がアタマをよぎりました。

  ☆

児玉会長は、「オール薬剤師」といいつつ、勤務薬剤師のことは、全く考えていない様子です。

児玉会長の言う「オール」って、舟をこぐ棒のことなんじゃないかとか、「オールレーズン」みたいに、実際は全部レーズンじゃなくてビスケット生地にレーズンが入っているものっていう感覚じゃないかとか、いろいろ妄想してしまいます。

言葉の定義が異なることって、日薬の場合、よくあるので。

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