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夏の日薬代議員会その6『昭和46年の覚書』

日薬の代議員会議事録を眺める遊び、六回目。

今回は『日薬と、日病薬の関係』について。

  ☆

千葉代議員
『日病薬50年史によれば、日病薬が法人化する際、日病薬の高木会長と日薬の石舘会長が覚書を交わしており、そこには
「社団法人日本病院薬剤師会の会員は、原則として、社団法人日本薬剤師会の会員となる」とされているが、日薬はどう考えるか』

児玉会長
『昭和46年の覚書には三つの事項が書かれている。1番目が御指摘の点。2番目が「社団法人日本薬剤師会は、社団法人日本病院薬剤師会の活動に全面的に協力する」、そして3番目が
「社団法人日本病院薬剤師会は、社団法人日本薬剤師会を、日本における唯一の薬剤師職能の代表団体であることを確認する」である。41年前とはいえ、組織と組織の間の覚書であるから、これは今でも有効なものと考える。
 組織にはそれぞれの考えがあり、
このような覚書があったとしても、すぐにその内容を実現することは容易ではない。しかし、私は全国を回っていて、病院薬剤師会の若い方にその機運があることを実感している。中央だけでなく都道府県も連携していただくことが必要だ。具体的対策として公益法人改革が挙げられ、病院薬剤師も薬剤師会に入会しやすい環境を整備することが大切である』

千葉代議員
『その考え方が、病院薬剤師会や会員に伝わっているのか』

児玉会長
私が日本病院薬剤師会へ勝手に出向いて、勝手に話をすることはできないので大変難しい問題ではあるが、参議院選挙を通じて、かなり病院薬剤師会の集会で話をした。今後も機会を設けて話す』

  ☆

こんなやりとりです。

40年もたっているのに実現できないことを「容易ではない」で済ませていいのかな、とか、中央がやってもいないのに「都道府県も連携しろ」と言うのはダメじゃん、とか、児玉会長が日病薬に出向いて話をしたら解決するようなことなの、とか、回答の80%以上は要ツッコミですが…。

大事なことは、「社団法人日本病院薬剤師会は、社団法人日本薬剤師会を、日本における唯一の薬剤師職能の代表団体であることを確認する」の一文。

「日薬は、日本における唯一の薬剤師職能の代表団体である」ということを、どれだけの組織が認めているのでしょう。

国内唯一の薬剤師職能の代表団体であるからこそ、「薬剤師倫理規定」を制定できるのです。ここはテスト(薬剤師国家試験)にはでませんが、重要なのでメモしておきましょう。

国内の様々な関連団体と、「日薬が、日本における唯一の薬剤師職能の代表団体である」という団体間の覚書をとりまくっておかないと、日薬、ふんぞり返っていられなくなるんですけれどね…。

児玉会長は、ここでも「公益法人改革」をもちだし、公益法人改革が日病薬の会員を取り込む具体策だなんて言ってますが、公益法人改革の新定款案内に具体的な話はなさそうなので、また次回代議員会あたりでツッコミをいれられそうです。

資料が無い「計画」を打ち上げて、「計画」があるから大丈夫!問題ない!と言うのは…

なんか、「公益法人改革」や「薬剤師の将来ビジョン」が、エヴァンゲリオンあたりの「人類補完計画」にしか見えなくなってきましたよ…。

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