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第三回チーム医療看護WG資料。

シンポジウム開催なのだそうですよ。

11月6日(土)、昭和大学講堂。先着200名。

午後1時から午後4時までの3時間。

日本病院会の会員は、5000円。非会員は、8000円。

全部会員で埋めるとして、100万円の売上ですね。資料印刷で10万円くらいとして、残りを謝礼で12~3人で分けるのかな?

非会員8000円は、実質、非公開と同じです。

日薬の学術大会が、2日10時間で1万円(学生は1000円)ですからね。

仮に傍聴者ゼロでも、「開催することに意味がある」といういつものアリバイ工作的なものだったら、何の問題も無し。非公開万歳。

本当に意味がある内容なら、ニコニコ動画やユーチューブにでもシンポジウムの動画をあげてくれそうなものですが、おそらく、そういうことはしないでしょう。下手したら議事録的なものやシンポジウム会場で配布する資料ですら公開しないかもしれません。

  ☆

今回の核は、医師・看護師へのアンケート調査結果。

「インターネットで回答をいただきました。」というものです。

「人数」での回答率は書いてありますが、「施設数」での回答率は書いてないので、こちらで勝手に計算してみます。

【施設種類別回答率】

 特定機能病院        83/83 100%
 特定機能病院以外の病院 503/1648 30.5%
 診療所             229/1000 22.9%
 訪問看護ステーション   169/543 31.1%

ということで、

特定機能病院だけは優等生なので全部の施設が回答しましたが、それ以外は3割くらいの施設の従事者による、かたよった回答が得られたようです。

特定機能病院以外の病院(普通の病院)でみてみると、「人数」での回答率(回答者数/配布者数)は、4455/40811 で、推計10.9%とのこと。

30.5%の普通の病院で40811人にアンケートを配布したのですから、無回答施設を含む全体を「推計」すれば、推計133807人のうち4455人が回答したという考え方でもよさそうです。(いや、「推計」という考え方を使ってもいいんですよね、この調査は)

えーと・・・

普通の病院の回答率は、3.33%ですね。

これは施設内の全体で、看護師さんとお医者さんが混ざっていますから、「施設区分別・職種別回答者数」に沿って、医師:看護師=1408:3047 → 31.6%と68.4%。

3.33%のうち、医師が1.05%、看護師が2.27%

この回答率って、「有効」ですか? 統計の専門家は「有効です」って言いそうですね。

医師100人中99人がシカトしたけれど、1人が答えたから有効?

スウガクってワカンナイナー。

  ☆

さて。調査結果の内容ですが。

これが、正直、かなり、ひどい。

・・・なにがって、

「医師が関知していないところで、看護師が現在勝手に行っている業務が多い」

という一点に尽きます(あと、なんでも看護師にやらせればいいという将来像に偏り過ぎている点も酷いんですが、これはまあ、有効回答になっている病院が、おもいっきり偏っているので、正直参考にする必要を感じません・・・)。

医師の回答での「現在行っている」と、

看護師の回答での「現在行っている」との、差。

倍以上離れているとこ、かなりの数ありますよ。

特に薬剤関連。「調剤された薬剤」と書いていないってことは、看護師が自分で処方選択をして自分で投薬しているってことのようです。明らかな法律違反ですね。

これって、チーム医療崩壊じゃん。

チームリーダーである医師が「この業務は『任せていない』と考えているにも関わらず、看護師が勝手に行っている」からこそ、これだけの大きな意識の差があるわけですよね

グレーゾーン?

とんでもない。

医師(の一部)の考えるグレーゾーンと、看護師(の一部)の考えるグレーゾーンは、こんなに違うってことですよ。

こりゃ、ダメですね。

  ☆

あとからおまけで付け足された、「他職種による実施がいいんじゃない?」という質問は、案の定、「これからも続けさせていただきます」という回答だらけ。

『今の仕事を減らす気はないけれど、もっとできる仕事を増やせ』という主張を通すためのアンケートなんだから、当然の結果。

この結果、何かに使えるの?

さっぱりわかんない。

  ☆

質問票には、

看護師が実施していない医行為について、その理由をお尋ねします」とか

看護師が実施している医行為はどのような状況で行われていますか

といった質問があったはずなんですが、その回答って、どこにあるんでしょうね。

この質問自体、誰が考えたのか知りませんが、何に使えるのか全くわかりませんけど。

  ☆

今回の資料は、よーく考えたら、

「Aという医行為を行っているという意見を出しているのは、特定機能病院の人なのか普通の病院の人なのか診療所の人なのか・・・」

という、割と重要な部分は、完全に無視しています。

有効回答者数8104人のうち、特定機能病院の2292人と、普通の病院の4455人と(あとは診療所etc)で分けて、どの項目に対してどのような人数が「今もやっています」と回答したのかを、なぜ公表できないのか

邪推すれば、「特定機能病院では法律を無視した行為を看護師が行っていても医師が全く気付いていない」とか、「特定機能病院では法律を無視した行為を看護師が行っているのを医師は十分知っているが放置している」とか、トンデモな状況があるんじゃないの?と妄想できるわけですよ。

看護師という同じ職種内の種別でいえば、

「認定看護師」や「専門看護師」がまともな回答をしているのに、それ以外の看護師がトンデモな回答をしているかもしれないし、その逆もありうるし。

『優秀でマトモな「この人たち」に、どこまで任せていいのか』

ということを論じているのに、

トンデモさんを除外することもできず、

「この人たち」も特定できないのですから、

さて、どうしたものですかね。

こんな資料を「とにかくつくっちゃえ。アンケート取っちゃえ」という展開で作ったわけですが、マトモな委員が心配したとおりの結果になったわけで・・・。

これは、次回の会議(もう終わってますけど)、もめそうですねー。

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