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日薬学術大会。長野。面白そうな発表を探す遊び。

自分が発表しないから、今年はのほほんとしているわけですが。

十月の長野。ポスター発表のタイトルが学術大会のホームページで公開されましたので、日薬雑誌に載る前に確認してみます。

いつものとおり、アンケート系の発表はどーでもいいと思っている視点から、いろんな意味で面白そうな発表を予想してみます。

  ☆

P-84 『作ってみよう!薬局製剤~使命感を持って楽しく製剤、そして、選ばれる薬局に~』

 「楽しく製剤」という部分だけに注目。

 「楽しく」製剤する方法論が書いてなかったら詐欺。

 どうやったら楽しくできるのでしょう。

 大変なだけかと思っていましたが。

 みなさん、会場での質問は『楽しく製剤する方法を教えてください!』で決まり☆ 

  ☆

P-118 『保険薬局における糖尿病療養指導士の取り組み~血糖値を上げる食べ物と上げない食べ方は?』

 「血糖値を上げる食べ物」という分け方って、アリなのかなー、という疑問がありますが、とりあえず、このタイトルからすると、「血糖値を上げる食べ物」を紹介し、「血糖値を上げない食べ方」も紹介する、ということのようです。

 でも、知りたいのは、「血糖値を上げる食べ物を食べても、血糖値が上がらない食べ方」という、連立方程式なんじゃないかと思うわけで。

 薬を使わずにそういうことができるよん♪、という話なら、ベイスンとか必要なくなりそうなので、要注目!ですね。

  ☆

P-152 『薬局業務における臨床心理学導入の必要性に関する考察』

 「導入の必要性」を考察するようなので、正直、タイトルから推測すると、「必要です」という結論が先にあって、そこを目指してなにかアンケートでもとったんじゃなかろーか、という短絡的な見方をしてしまうわけですが。

 この発表、結論が『臨床心理学の導入は、必要ない!』というものだったばあいのみ、ものすごく光る発表になると思います。

 コミュニケーションスキルを研究している人たちが、「薬局業務においてコミュニケーションスキルを学ぶことは、かえって弊害となる場合がある」という発表をするくらいの価値があります。

 自分のやっている方向を別の価値観から検証してみるということは、なかなかできませんよね。

  ☆

P-158 『保険薬局における外国人に対しての薬剤師の説明責任』

 地味に深いテーマです。

 「説明責任」ですからね。

 これは、たんなる語学力の話ではなさそうです。

 「相手の母国語で薬剤情報書をつくる」といった、低い次元の話でもなさそうです。

 おそらく、相手の「文化」にまで踏み込んだ、ものすごく深い発表になっているのではないかと想像します。

  ☆

P-178 『「絆」形成を指向した薬剤部マネジメント手法の成果事例と考察』

 「絆」とまで言われてしまうと、本気度がとても高いのだろうと勝手に期待してしまいます。

 薬剤部マネジメントですから、「俺たちのチーム」づくりです。

 ブラジャーからミサイルまで手に入れる、特攻野郎Aチームです。飛行機だけは勘弁してくれ。

 野球部の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだらどうなったのか、という話を、そのまんま薬剤部にあてはめて実行しました!的な話だったら、面白過ぎですが。

 「俺たちチームだぜ」という考え方は、まさしく、薬剤師倫理規定第五条

 正直、日本中の薬剤部長さんは、分科会やランチョンセミナーなんかすっとばして、この発表を見にいくといいですよ。たぶん。

  ☆

P-181 『薬剤師が求める就労環境』

 まあ、これは、P-178のついでに。

 発表者が、アキバさんですから。

 どんなトンデモ発言が出てくるか、ちょっと、面白そうじゃないですか。

 「年収六百万円以上のイケメン独身がいる就労環境がいいです」といった話ではなさそうですが。

 日経DI編集部あたりは、ここに取材に来るとよろしいかと。

  ☆

P-252 『現代の医療問題における幼児と母親の意識調査に関する一考察』

 山崎さんの発表なので、とりあえず手放しで。

 タイトルだけ見ると、幼児にも意識調査をしたように読めますが…。

  ☆

P-291 『禁煙指導は喫煙薬剤師が行ってもよいか』

 スギ薬局さんが、あちこちに喧嘩を売るタイトルで勝負をかけたようです。

 『行ってもよいか』っていうタイトルが、逃げる気満々ですけど。

 『行っていいに決まってる』でも『行ってはダメだ、絶対』でもないんですよねー。

 筆者は、まあ、以前のエントリで書いたとーり、どーでもいいってゆーか、F.I.Pが言ってることがばからしいので、かかわりたくないとゆーか。

 とりあえず、喫煙薬剤師さんは、どんな結論が出ているか、確認しに言ってみてはいかがでしょうか。

 ※たぶん、「喫煙薬剤師が行ってもいい」という結論だと思いますが、どんな論理を構築しているかだけ、面白そうですよ。

  ☆

P-320 『平成22年度より始まる6年制実務実習に向けた練馬区薬剤師会としての取り組み』

 練馬が伊澤さんを出してきた以上、見に行くしかないでしょう。

 都薬の実務実習関連の取り組みは、エリア制の取り組みの歴史でもありますから、関東地区以外の方は、必見かもしれません。

  ☆

P-386 『薬局等における臨床研究の倫理審査ポイント』

 倫理です。

 いっこしかないです。

 昨年の『薬剤師倫理規定 萌えて覚える薬剤師の基本』なんていうアホ冊子に対して反論するような力作でもくるのかと楽しみにしていましたが。

 臨床研究の倫理審査って、なんとか宣言とか、そーゆーのがあるわけで…。

 「薬局」で、倫理審査しなきゃならないよーな臨床研究って、なにかありましたっけ。

 むっ。

 もしかして、真面目なタイトルなのに、実際に行ってみたらPOPな倫理審査が語られているよーな話だったりして???(たぶん違う)

  ☆

P-405 『『軍医寮局方』(明治4年)収載品目と『扶氏薬剤学』(明治14-17年)』

 五位野さんですよ。なんだかしらないけど、どこの学会でも発表番号が最後のよーな、漫画サンデーで『ミナミの帝王』が陣取っているような、そういう存在ですよ。(←※漫画ゴラクだよ、というツッコミを入れ忘れたようです。うわ、はずかしいっ)

 薬史学分野です。

 新撰組から松本良順、ちょっと飛躍して、松本純先生のファンなら、これは絶対見たいところ。

 ついでに、P-402の大木さんの発表も見ておくといいですよ。

  ☆

以上。

ぱっと見、東京都薬剤師会北多摩支部の発表って、みあたりませんが・・・。

そろそろなにかやらないのかなー・・・。

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