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中医協。後発品使用体制加算、検証の方向!?か(東スポ風)

中医協総会資料&議事録が出ました。

前回の診療側意見に対して、支払い側意見が資料になっています。

支払い側の意見から、薬剤師関係のみ抜き出すと・・・。

  ☆

中医協における今後の検討課題に関する1 号側(支払側)の意見

帯意見16「~調査・検証を行うこととする。~(5)後発医薬品の処方・調剤の状況~」
22年度改定で要件を見直した後発医薬品調剤体制加算、新設した後発医薬品使用体制加算について、算定状況、効果や影響等を検証、検討すべき。

○附帯意見以外の項目
22年度薬価制度改革の検証については、薬価専門部会において、新薬創出・適応外薬解消等促進加算の検証(財政影響、未承認薬・適応外薬の開発状況等)を制度の進捗状況等を踏まえながら、確実に実施すべき。

  ☆

と、いうわけで、「後発医薬品調剤体制加算」(ほら、数量ベースとかで20%いかないと減収になる、あの制度ですよ。)についての検証が行われるのかと思っていたら、今回の議論は、ドラッグラグ関係の議論で終わりました。

後発品については、加算とは関係ない点で、『薬価が低くならないように流通上の値下げを認めない品目が見受けられる』という話が、最後のほうにありました。

  ☆

【今回の三浦委員】

10/06/23 第174回中央社会保険医療協議会総会議事録より

○遠藤会長
 今後具体的な調査項目を練ると思いますので、その場でまた改めて御発言いただければと思います。
 ほかによろしゅうございますか。
 西澤委員、どうぞ。

○西澤委員
 この調査以外のことで結構ですか。今の話題と別ですけれども、よろしいでしょうか。

○遠藤会長
 はい。

○西澤委員
 実は本日付けの業界紙に記事が出ていたんですが、今日も話題になっておりました新薬創出・適応外薬解消等促進加算、これが今回試行導入になったわけですが。それを理由に、一部の医薬関係が値上げを求めているということが記事になっております。更に、医療課に対しての取材で、医療機関に誤解を生むような説明を行うことがないよう、日本製薬工業協会に対して対応を求めているとし。新薬創出促進加算は、薬価算定ルールの見直しにすぎず、流通での価格交渉とは別なものとの考えを示したと。これについて改定後、医療機関側からの苦情があり、再三薬品業界には正確な説明を行うよう求めているという記事が載っております。これについてちょっと詳しく説明をお願いしたいと思います。

○遠藤会長
 では、薬剤管理官、お願いします。

○事務局(磯部薬剤管理官)
 メーカーの方々がおられるときに言ったほうがよろしかったのかと思いますが。今のお話につきまして、まさしく医療機関であったり薬局であったり、新薬創出加算が創設された後の実際の納入価格の交渉の場におきまして、メーカー側、卸側がこの加算ができたことによって値引きができないとか価格を上げるとか、そういったことで医療機関、薬局のほうでそういう印象を持っているということで。そういったお話は我々再三再四いろいろなところからお伺いしておりますので、あくまで今西澤委員お話があったように、あくまであれは薬価の算定方式でございまして、それがあるから、ないからといって取引価格がどうだというものではないと私ども思っておりますし。もしそういった誤解を生むような形になっているのであれば、それはそういった形ではないように改善していただきたい、対応を求めたいということで、私のほうから実際に製薬工業会のほうにお話を申し上げておりますし。また、製薬工業協会のほうは、そういった誤解を生むような状況であれば改善していきたいということでお話も聞いておりますので、そういったことを実際お答えしたということでございます。

○遠藤会長
 西澤委員、どうぞ。

○西澤委員
 わかりました。ということは言い方を変えますと、この新加算の試行導入を根拠に値上げということは想定していなかったということでよろしいでしょうか

○遠藤会長
 薬剤管理官、どうぞ。

○事務局(磯部薬剤管理官)
 そういうのは想定もしておりませんでしたし、あくまで薬価の算定方法でございますので、それは価格交渉にそれが影響を与えるものでは必ずしもないというふうに思っております。

○遠藤会長
 西澤委員、どうぞ。

○西澤委員
 わかりました。ありがとうございました。そのあたりはきっちり業界のほうにも徹底してください。私のほうからは、医療側あるいは薬局側のほうには今の回答あったということをきちっと伝えようと思っています。よろしくお願いいたします。

○遠藤会長
 よろしくお願いします。
 ほかに何かございますか。
 安達委員、どうぞ。

○安達委員
 すみません、簡単に。前回承認された新しいお薬のビクトーザーの件でございますが。上限を設定するという決め方になりましたと、0.9mg、米国では1.8mg。なぜ日本で0.9mgという設定になっているのかということが1つの個別のお尋ねでございます。
 それから、もう1つは、全般に薬事法的に用法としてこのごろ上限設定というような用法の設定が多々出てまいりますが、この上限設定という用法の拘束力はどこまであるのか。
そのことと実態の医療の医師の実態に則した裁量権との関係はどうなのだということをお尋ねをいたします。
 この2つについての事務局からの回答をいただければと思います。

○遠藤会長
 上限の拘束力の話は前回も御質問されたと思いますね。

○安達委員
 はい。

○遠藤会長
 今すぐお答えできる状況でしょうか。では、答えられる範囲で、薬剤管理官、どうぞ。

○事務局(磯部薬剤管理官)
 今の安達委員の御質問に関しまして、まず具体的なビクトーザーの関係で、これの用法・用量が1日0.9mgを超えないこととされていることにつきましてのことでございますが。これについては、本剤の国内の臨床試験におきまして1日0.9mgを超える用量について検討がされていないことで、本剤についてはこのような設定がされたというふうにメーカーのほう、審査当局のほうからお聞きしているところでございます。
 それから、あくまで保険上取扱い、これもうある程度一般論でございますので、どこまで混在について個別にどうかということは必ずしもお答えになっているかどうかということはありますけれども。あくまで、例えばこういった設定がなされている場合であっても、ケースケースの個別の判断は当然あり得ると。個別の判断について、実際には例えばそういうこれを超えて使用された場合について、実際には支払機関の審査委員会で検討がされていくものでございますので、そこでの個別判断が基本的にはあり得るというふうに理解をしてございます。

○遠藤会長
 ありがとうございます。
 安達委員、いかがでしょうか。

○安達委員
 つまり、上限設定での用法が言われているものについても、個別で理由があり、きちっとそれが説明できるものならば、ある程度の超過使用は可能だとお答えになったと理解してよろしいんですか。

○遠藤会長
 薬剤管理官。

○事務局(磯部薬剤管理官)
 あくまで一般論でございますので、当該医薬品医薬品におきましてその上限の設定がどういう根拠でされたかにもよるかとは思っております。ですから、すべからくすべて個々の判断だと必ずしも言い切れないとは思っておりますが、一般論と多くの場合については、当然超えた場合にでも医学的に妥当かどうかということの個別の判断ということが基本であろうというふうに思っているところでございます。

○遠藤会長
 安達委員、どうでしょう。

○安達委員
 ありがとうございます。理解いたします。個々によってそれは上限設定の理由が違いますでしょうからそれは分かりますが。多くのものはそれを超えて危険だということで上限が設定されているわけでは現状はない。例はたくさんあります。ブロプレスの12mg上限、リウマトレックスの2mg×4カプセルですか、1週間、上限。しかし、これを超えなければ臨床効果が得られないものが多々あるわけでございまして、それで安全性が損なわれるものではないと我々医療側が認識するものもたくさんございます。
 ですから、今の上限設定に関する一般的な考え方をお示しいただきましたので、我々も柔軟に対応させていただきたいと思います。ありがとうございます。

○遠藤会長
 ほかにございますか。
 勝村委員、どうぞ。

○勝村委員
 ちょっとやはりよく分からなかったので確認しておきたいんですけれども。先ほどの胎児の先進医療の件なんですけれども、民法上の整理とかは保険収載されるときまでにされるということでそれはそれでよいかと思うのですけれども、実際に先進医療が始まるわけで、一応確認しておきたいのは。特にこの薬の副作用を危惧しているとかそういう話じゃなしに、一般論として胎児を治療する場合に、一般論として副作用が起こり得るかもしれないわけで、今から始まるこの先進医療によって副作用が起こったときにこの胎児は副作用被害救済基金の対象になるという理解でよろしいのですかということだけちょっと確認したかったんですけれども。

○遠藤会長
 先進医療としてやった場合においてということですね。
 企画官、どうぞ。

○事務局(迫井医療課企画官)
 この場でお答えするのが適切かどうかちょっと分かりませんので、改めて確認いたしましてお答えさせていただきたいと思います。

○遠藤会長
 そうですね。それは大事なことですから、ちょっと御検討いただいて、いずれまた御報告いただきたいと思います。
 薬剤管理官、どうぞ。

○事務局(磯部薬剤管理官)
 先ほどの西澤委員の御質問に関して、1つだけ補足させていただければと思うんですが。
 私先ほどのあくまで薬価算定方式とそれから取引について、これは全く別ものとそういうとおりなんですが。1つ、メーカーさん、卸さんたちの1つの言い方として、これはそれなりに理解できるなという部分が1つございます。何かといいますと、この薬価算定方式におきまして、個々の製品ごとの乖離率で加算するかどうかを決めるということを考えた場合に、個々の製品ごとに幾ら例えば値引くかといいましょうか薬価差といいましょうか乖離をするかということが議論させていただきたいということについて、めりはりをつけるという意味も含めまして、個々の製品ごとの価格の交渉をさせていただきたいということはそれなりには理解できる部分があるかなというふうに思うということを少し補足させていただければというふうに思います。

○遠藤会長
 西澤委員、どうぞ。

○西澤委員
 私たちこれを認めたときに、少なくとも、今まで納入されていた価格を上げるということは我々も想定しておりませんでしたし、それがもしそのようなことを想定していたのであれば議論の中でもっと話題になっていたと。ですから、あくまでこの加算の導入によって値上げということは、想定してなかったという答えをもらったと思っておりますので、そのようにきちっとやっていただきたいと思っております。

○遠藤会長
 ですから、従来は総価山買いですか、まとめてやって値引きしていたところ、今回はこの品目については特例は痛いというと、そこだけ外して交渉するというようなことが起きているのではないかということですよね。イメージからすると。そうすると、その品目だけ見ると値引き率が小さくなっているということになるわけですよね。そのように理解、それいい悪いじゃなくて、そういうことが起きているのかなと私は判断しました。
 西澤委員、どうぞ。

○西澤委員
 そのような総価取引じゃなくて、個々の場合でも値上げというふうに私の耳にも入っております。ただ、事実関係者から直接聞いていないので確証ございませんが。そのようなことが入っております。

○遠藤会長
 漏れ聞くところによればというところであるならば、私も特定の薬品はできるだけ乖離を少なくしたいために値引きはしないという行動がとられているみたいな話は何となく聞きます。もちろん事実かどうかは知りませんけれども。そんなような話があるということが事実だとすれば、そういうことを意図してつくった制度ではないものですから、その辺のところを誤解なきようにということは事務局にもお願いしたいと思います。
 安達委員、どうぞ。

○安達委員
 今日鈴木委員御欠席ですが、やむを得ず前からの予定でですね。今現在鈴木委員なニチイで常任理事でおられますが、常任理事御担当としてニチイにも同じことを聞いてらっしゃるようで、実際の訴えとして。しかもそれはソウカじゃなくて、会長おっしゃるように個々の薬品についてそういうような主張がメーカーあるいは卸の方からあるという現象だというふうにニチイも聞いているということだと思います。

○遠藤会長
 私が申し上げたのは、前は総価に入っていたけれども、下げたくない薬があればそれは外すというような扱いにすれば形になると、その品目だけ見れば乖離率が小さくなるということはあり得る話だと。

○安達委員
 同じようなことです。

○遠藤会長
 同じことですね。そういうこともあり得るのかなという。
 三浦委員、どうぞ。

○三浦委員
 薬局を経営していますし、薬剤師会としても、今安達委員がおっしゃったことと全く同様に考えています

○遠藤会長
 そういうことが現場からも聞こえてまいりますので、ひとつ事務局のほう、よろしくお願いいたします。

  ☆

ええと・・・。

今安達委員がおっしゃったこと」って、どこですか・・・?

どこと、全く同様に、薬剤師会が考えているのですか?

三浦委員の発言の前に安達委員が話したことといえば、「鈴木委員が欠席」「鈴木委員は日医の常任理事」「日本医師会では、遠藤会長が言ったことと同じことを聞いているらしい」という三点ですから・・・。

薬剤師会が、「同様に考えております」というのは、つながりが、なんだか、おかしいと思うんですが…。

現場では、なにかが、つながっていたんですかね?

そして、『後発医薬品調剤体制加算』の検証について、三浦委員から何の質問もでなかったのは、なにかの作戦なのでしょうか?(たぶん違う)

次回の議事録も楽しみになってきました。

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コメント

はじめまして!

何も考えずに
お医者さんに
相槌をする
媚を売る
薬剤師さんみたいですね(笑)。

投稿: りゅう | 2010年7月 9日 (金) 14:51

コメントありがとうございます。

『自分から手を挙げて発言を求めたうえで「○○くんと同じ意見です」と言えるのは、小学校まで』という会議原則ができないものかと思いました。

三浦委員は経営者さんですから、薬局の現場では、こういう態度をとっていないことを、切に願っています。

投稿: おばか柊 | 2010年7月 9日 (金) 18:22

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