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日本薬剤師研修センターの財産をみてみる遊び。

『今回は、日本薬剤師研修センターを徹底解剖してみます!』

・・・と、バラエティ番組っぽくはじめてみましたが、

最初に言っておきます。

徹底というほど徹底してません。

いつもどおり、テキトーに進行します。

  ☆

今回のテキストは、日本薬剤師研修センターのホームページで一般公開している、財産目録です。

どのくらいの資産があるの? という話です。

ヒトの資産は、気になりますよね。

事業仕分けで指摘される率が高かったコトって、覚えていますか?

「世界二位でもいい」とかじゃなくて、

『国から補助金(税金)貰っているのに、国債をいっぱい買ってるって、どういうこと?』

だったと思うんですよ。個人的に。

そういう、いやらしい目で財産目録を見ていくと、面白そうですよー。

  ☆

日本薬剤師研修センター 財産目録
(平成21年3月31日現在)

1 一 般 会 計

Ⅰ 資産の部

1.流動資産

1)現金預金 75,959,477円

 現金手許有高 55,684円

 普通預金(みずほ銀行虎ノ門支店) 18,032,885円
 普通預金(みずほ銀行虎の門支店) 67,500円
 普通預金(みずほ銀行新宿西口支店) 7,644,799円
 普通預金(みずほ銀行新宿西口支店) 1,774,000円
 普通預金三菱東京UFJ 虎ノ門支店) 104,944円
 普通預金(みずほ銀行新宿西口支店) 218,000円
 定期預金(みずほ銀行虎ノ門支店) 40,000,000円
 振替口座(00100-0-603268) 1,304,160円
 振替口座(00130-5-119292) 6,757,505円

2)貯蔵品 2,597,784円

3)前払金 3,294,363円

4)未収金 51,338,582円


 流動資産合計 133,190,206円


2.固定資産

①基本財産

1)定期預金
三菱東京UFJ銀行虎ノ門支店 56,650,000円 

2)投資有価証券 449,050,000円

 国債(5年利付) 199,400,000円
 国債(5年利付) 49,650,000円
 国債(10年利付) 200,000,000円


 基本財産合計 505,700,000円

②特定資産

1)退職給付引当預金 31,637,598円

2)薬剤師研修義務化準備預金 53,653,737円

3)事業準備預金 71,204,730円

 特定資産合計 156,496,065円

③その他固定資産

1)ソフトウエア 31,850,000円

2)建物付属設備 2,568,081円

3)什器備品 659,663円

4)電話加入権(7口) 518,336円

5)敷 金 15,939,324円

 
その他の固定資産合計 51,535,404円

   固定資産合計 713,731,469円

     
資産合計 846,921,675円

Ⅱ 負債の部

1.流動負債

1)未払金 19,085,790円

2)前受金 27,266,000円

3)預り金 298,271円

健保年金 274,271円
諸口 24,000円

4)未払法人税等 909,800円

5)未払消費税等 2,677,700円 

 
流動負債合計 50,237,561円

2.固定負債

1)退職給付引当金 31,637,598円


 固定負債合計 31,637,598円

      
負債合計 81,875,159円

正味財産 765,046,516円

  ☆

まずは、ここまで。一般会計です。

資産合計 846,921,675円-負債合計 81,875,159円=正味財産 765,046,516円

というところまでは、大丈夫でしょうか。

一般会計正味財産7億6500万円のうち、4億5000万円ほど、国債購入に使っています

国庫に返還しろとか言われたらどーするんでしょーね。

  ☆

満期保有目的の債券の内訳並びに帳簿価額、時価及び評価損益は、次のとおりである。
国債
帳簿価額 449,050,000
時価    456,999,000
評価損益      7,949,000

  ☆

国債で800万円も儲けたよ! ボク偉いでしょ!

・・・とか、思っていたら、イヤやなぁ。

退職金引当以外に固定負債が一切ないというシンプルさも、なかなか。

未収金がとても多いのは、いったい何?

預かり金の中の「諸口」って、筆者が昔、登録しなかったけどお金だけ振り込んだのが、まだ残っているってことなんでしょうか。それともなにか別のものでしょうか。

ソフトウェア3000万円って、利用者がどれくらいいるのかわからない(注:平成21年3月31日現在の個人登録薬剤師総数 10,473名(5,389名))『薬剤師研修支援システム』のことでしょうか。意外とお金かかってるんですね。

電話加入権、ほったらかしなのはNTTがどうにかするのでしょうか(注:しない)。

・・・など、ツッコミどころは多そうなので、仕分けチームさん、あとはよろしく。

で、これ、一般会計ですから、いくつかの事業とは別なんですよね。

まずは出版。

  ☆

2 出版事業特別会計

Ⅰ 資産の部

1.流動資産

1)現金預金 4,593,107円
 現金手許有高 5,949円
 普通預金(みずほ銀行新宿西口支店) 3,826,752円
 普通預金(みずほ銀行新宿西口支店) 478,642円
 振替預金(00190-0-131276) 281,764円

2)棚卸資産 4,546,647円

3)未収金 1,041,058円

   流動資産合計 10,180,812円

2.固定資産

   固定資産合計 0

     資産合計 10,180,812円

Ⅱ 負債の部

1.流動負債

1)未払金 5,634,165円

  流動負債合計 5,634,165円

2固定負債

  固定負債合計  0

    負債合計 5,634,165円

      正味財産 4,546,647円

  ☆

・・・ん?

A.現金預金 4,593,107円+未収金 1,041,058円=5634165円

B.未払い金 5634165円

A=Bですね。

なんで、現金が、そんなに、ぴったりになるんでしょーか?

未払い金の正体とは?(→決算書参照)

日本薬剤師研修センターの出版物っていうと・・・えーと・・・えーと・・・最近、なにか出していましたっけ?(注:事業報告書によると、新薬承認情報集「アクテムラ点滴静注用80mg、同200mg、同400mg」、研修用教材「薬剤師生涯教育ビデオライブラリーNo51「漢方処方と服薬指導」(DVD)」製作、各誌の監修、研修センターニュース発行など。)

「薬剤師研修手帳」って、出版物扱いでしょうか?

  ☆

3 厚生労働省補助事業特別会計

Ⅰ 資産の部

1.流動資産

1)現金預金
・普通預金
  みずほ銀行虎ノ門支店 14,179,511円

    流動資産合計 14,179,511円

2.固定資産 0円

    固定資産合計 0円

      資 産 合 計 14,179,511円

Ⅱ 負債の部

1.流動負債

1)未払金 14,179,511円

2)預り金
 国庫返還金

    流動負債合計 14,179,511円

2.固定負債 0円

    固定負債合計 0円

       負債合計 14,179,511円

       正味財産 0円

  ☆

続いて、国の税金事業。おもに、認定実務実習指導薬剤師の関係です。

未払い金=資産=負債=国庫返還金。

さっさと国に返せない理由が知りたいですね。

なお、このあたり、正味財産表も見ていると、国から受け取った補助金をピッタリ使い切っていて、ものすごく、お金の流れが不明瞭。

  ☆

4 医薬品医療機器総合機構委託事業特別会計

Ⅰ 資産の部

1.流動資産

1)現金預金

 普通預金(みずほ銀行虎ノ門支店) 48,422,551円

    流動資産合計 48,422,551円

       資産合計 48,422,551円

Ⅱ 負債の部

1.流動負債

1)未払金 48,422,551円

    流動負債合計 48,422,551円

       負債合計 48,422,551円

       正味財産 0円

  ☆

異常です。・・・あ、ちがった。「以上」です。

PMDA。パンダさん。これも、さっさと払えばいいものを、払っていない様子。

どういうことですかね。

『とりあえず預かっておいて。あとで取りに来るから』

ですかね。

マネーロンダリング的な?

過去の資料は、現在公開されていないので、前年までしかわからないのですが・・・。

前年は、48,574,959円預金があって、同額の未払い金がありました。

毎年、こんなことしてるんですね。

  ☆

ちなみに。

財団法人日本薬剤師研修センター
役員給与・退職手当規程第4 条に関する内規

財団法人日本薬剤師研修センター役員給与・退職手当規程第4 条に規定する俸給の額は、月額712,000円の範囲内とし、理事長が定める。
( 附則) この内規は、平成1 6 年4 月1 日から施行する。

・・・という規定からすると、「常勤の役員」さんは、最大で月額712000円、特別手当10%(71200円)がついて、月額783200円(額面?)というところです。年間だと単純に12倍して、9398400円ですね。これに賞与4.6か月分がつきますから、おおざっぱに計算して12673600円。交通費その他ついてきますから、四捨五入して1300万円くらいが、年収かと。(注:かなりテキトー計算です)

ゴーンさんの年俸8億7000万円の1.5%ほどですから、かなりお買い得価格で頑張っていただいているようです。

「財団法人日本薬剤師研修センター役員給与・退職手当規程」では、非常勤役員さんの規程はありません。まあ、理事会を年3回程度しか開いていませんから、なくてもいいのでしょうか。規程があったらあったで、驚いちゃうような金額が書いてあったら嫌ですけれどね。

収支書によると、一般会計の人件費支出は28,345,000円ですから、常勤役員=専務理事&常務理事の二人、と仮定して、1300万円×2=2600万円で、残り2345000プラスアルファ円が、それ以外の方の分。(さすがにそれはないか・・・)

  ☆

はるか、大昔、宇宙の片隅で。

専務理事さんのお仕事は、以前は、薬剤師認定制度認証機構の監事さんも兼ねていたようです。

『2008年1月15日付け開催の社員総会で、平井俊樹氏に代わり平山一男氏(日本薬剤師研修センター専務理事)の監事就任が承認されました。』(認証機構HPより)

2008年後半に、現在の体制に変更になりました。

歴代専務理事さんが厚労省OBなのは…、まあ、優秀だったら、筆者はかまわないんですけれど…、事業仕分けのステージでは、おおむね、そのあたりを突っつかれそうですね。

  ☆

日本薬剤師研修センターホームページの巻頭言、「薬剤師研修センターの思い出 (元厚生省大臣官房審議官 代田久米雄さん)」によると、

『折から薬剤師養成問題懇談会の議論があり、薬剤師の生涯教育の重要性が指摘され、その組織化のための機関の設置が進められることとなった。その一つとして、全国の研修計画、実施の情報を集め、広報する研修センターの設立が計画された。

当時、財団法人の設立には、基金集めが不可欠であった。日本薬剤師会会長の石館守三先生にお話したところ大いにその趣旨に賛同され、笹川記念保健協力財団の理事長もやっておられた石館先生のご尽力により、日本船舶振興会から2億円の補助金を出していただくこととなった。そのほか、薬業界にお願いして日本製薬団体連合会から1億円を超える拠出をいただき、さらに日本薬剤師会、日本病院薬剤師会、私立薬科大学協会、日本医薬品卸業連合会など多くの団体からもご協力をいただくこととなった。

これら多額のご協力を基金とし
、石館先生を会長に、共立薬科大学におられた村田敏郎先生を理事長にそれぞれお迎えして、財団法人日本薬剤師研修センターは、無事スタートすることが出来たのである。平成元年6月のことであった。』

・・・ということで。

日本船舶振興会(日本財団)って、一休さんメタルダーだけじゃなく、薬剤師にも関係していたんですね。

認定薬剤師の方は、日本船舶振興会に足を向けては寝られませんね。恩返しのつもりで、モーターボートへGO☆?

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