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薬学生ニュース、創刊。

えーと・・・

6月25日。

薬学生ニュース、通称「やがくっす」が創刊されました。(注:通称は筆者が勝手につけました)

別に、発行日を大々的に宣伝していたわけでもないので、いつ出してもいいよーな気がするんですが・・・。

よりによって、選挙の公示日に発行するとは思いませんでした。

投票権を持っている学生向けの媒体と考えると、一日遅いデスヨ。

日薬連盟発行じゃないから、別にいいのかもしれませんが・・・連携って、なんでしたっけ。

  ☆

薬学生ニュースの発刊について

平成22年6月25日

 本年5月17日より、薬学生の実務実習が開始されました。本実務実習は、薬局・病院において各11週間の長期におよぶことから、指導する薬剤師やスタッフと薬学生との円滑なコミュニケーションを図ることが、実務実習を成功に導く上で重要な要素の一つとなってまいります。

 そこで、本会では、指導薬剤師と薬学生の皆さんとのコミュニケーション・ツールの一つとして、また薬学生に役立つ情報を伝達・提供するための媒体として、「薬学生ニュース」の発行を企画し、本日、創刊号を発刊いたしました。本薬学生ニュースは、今後、実務実習の時期に合わせ、年3回の発行を予定しています。

 創刊号では、本会の児玉会長から薬学生の皆さんへのメッセージをインタビュー記事で、また、本年5月に開催された全国の薬学生からなる学生団体の「薬学生の集い」並びに「西日本薬学生ネットワーク」の合同新歓の模様を、さらには最近のトピックスとして「チーム医療の推進と薬剤師業務の拡大」についてご紹介している他、本薬学生ニュースの愛称募集なども行っています。

 本薬学生ニュースは、学生の皆さんを主役とした情報媒体です。『こんな情報が知りたい』、『こんな記事が読みたい』。そんなご意見を、本会まで気軽にお寄せください。薬剤師の皆様におかれても、本薬学生ニュースを有効にご活用いただければ幸いです。

(日薬ホームページより引用)

  ☆

あ。愛称募集とか、やってますね。

新聞に愛称をつけるという発想が良く分からないのですが・・・。

朝日新聞を朝日、読売新聞を読売、日本経済新聞を日経、東スポを東スポというのは単なる略称で、愛称じゃないですよね。え。東スポは東京スポーツ? 一面の右上に東スポとしか書いてないから、東スポが本名じゃだめですかね。

「日本経済新聞 電子版」の愛称が「Web刊」とか、そういうのを求めているのでしょうか?

「やがくっす」じゃ、だめですかね。

「年三回刊コダマ新聞」とか「IMPS(インプス)」みたいな、ベタなのも考えましたが・・・。

とりあえず、このブログでは「やがくっす」にします。(愛称の応募要件が「薬学生」限定なので、応募しようがないわけですが)

さて。

「やがくっす」は、学生と指導薬剤師のコミュニケーション・ツールとして創刊されたようです。

ということは、

一面の児玉会長を見た学生さんが

「このムーミンとかゴマちゃんみたいな雰囲気のおじさまはどなた? 越後のちりめん問屋・・・じゃなくて、富山の薬売りさんかなにか?」

と指導薬剤師に尋ねて、

指導薬剤師が

「このお方をどなたと心得る。日本薬剤師会の会長(さきの副会長)、児玉孝さまであらせられるぞ。一同ずがたかい。控えい、控えおろう」

と、ファーマくん人形か何かを片手に応えるような、

そんなコミュニケーション・ツール・・・?

じゃあ、ないですよね、たぶん。

  ☆

創刊号の「顔」は、児玉会長のインタビューです。

雑誌媒体って、付録がつかないのなら、表紙が大事なのだそうです。

その、大事な表紙には、学生さんからみて「手にとっていきたい」と思わせる記事が必要です。

たとえば小学生の男の子向けの雑誌(Vジャンプ)だったら、表紙にドラクエか遊戯王、ポケモンあたりをもってくるのが基本です。

児玉会長の写真を見て、学生さんが「手に取っていきたい」と思うのか、という話でしょう。

比較物がないと、ちょっとイメージしにくいかもしれませんね。

児玉会長が表紙のフリーペーパーと、水嶋ヒロが表紙のフリーペーパーとでは、どっちを手にとりますか? どちらの内容を読みますか? どちらを家に持って帰って捨てずにおきますか?

・・・と、いう、お話です。

※水嶋ヒロでわからなければ、織田裕二でも石原裕次郎でも鶴田浩二でもチャンドンゴンでもブルースウィリスでも、なんだかピンとくる方を探してください。

遊戯王よりもヴァイスシュバルツのほうが好き!とかいう編集長がいたとしても、小学生の男の子向けの雑誌の表紙を萌えカードゲームが飾るような真似だけはしないでしょう。

学生向けのフリーペーパーなのに、「組織の長が出てこなければならない」という発想が、不思議です。

薬剤師を出すにしても、20代後半くらいのおにーさんおねーさんに語ってもらわないと。

・・・まあ、百歩譲って、会長インタビューだとしても。

『児玉会長から薬学生の皆さんへ』

と、題したからには、

はじめから最後まで薬学生へのメッセージにしなさいよ、と。

以下、ちょっとご覧ください。

  ☆

─いよいよ5月17日から6年制の実務実習が始まりました。まずはその点について、感想をお聞かせください。

児玉
 長期の実務実習を経験した薬剤師を社会に送り出すための第一歩を踏み出したという点で、医療関係者のみならず広く社会からも注目され、まさに歴史的な日となりました。これを推進してきた日本薬剤師会としても、無事にスタートを切れたことにまずは一安心している反面、第一期の経験なども踏まえ、今後より充実した実務実習となるよう、本会の最重要課題の一つとして、引き続き全力をあげて行きたいと考えています。

─まさに今この瞬間も実務実習が行われているわけですが、実習生の皆さんにどのようなことを望まれますか。

児玉
 実習の現場は、地域医療を担う薬局と病院の二つで行われます。実習先の薬局・病院では、場所にかかわらず、全国どこでも均質な指導を行えるよう努めています。皆さんはそれぞれの実習先で、さまざまなことを学ぶでしょう。実習を担当する指導薬剤師は、さらなる医療の質の向上に貢献できる薬剤師を養成するという情熱を持って、2日間にわたるワークショップと5つの講習を受講し、指導薬剤師となっています。まさに、皆さんと共に学び、共に成長しようという情熱を持った先輩薬剤師ですので、何かあれば、遠慮せずに、どしどし質問し相談してください。
 実務実習は、大学のカリキュラムで学びきれなかったことを学びます。例えば、倫理観、コミュニケーション、患者心理などです。皆さんは、共用試験を合格したわけですから、臆することなく、積極的に現場に踏み込んで行ってほしいと思います。
 その中で、単に技術や知識を学ぶのではなく、社会の人達が薬剤師に対し、どのようなことを望んでいるかを感じ取ることが大切です。そのために、患者さんとじかに接することができる実務実習は、大変意義深いものがあります。
 国家資格は国から与えられた資格で、薬剤師は国民の健康・生命を守る使命があります。人の健康や生命を守るためには、医療現場でどんなことが起こっているのかを知らなければなりません。実務実習は医療人の心を養う場でもあるのです。薬剤師
人の健康・生命と関連する重要な国家資格ですから、薬剤師法に則って、医薬品の安全性の確保を軸に、生活者のために十分に能力を発揮していくというその先の舞台を見据えて、実務実習に取り組んでほしいと願っています。

─ 最後に、薬学生の皆さん全員に、メッセージをお願いいたします。

児玉
 薬学生の皆さんは、6年間の中で社会と触れ合う機会をどんどん作ってほしいと思います。例えば、サークルやクラブ活動、他大学の学生との交流、ボランティア活動などを通じて、人間としての幅を広げてほしいと思います。また、自分たちの能力を発揮する環境をつくるため、これは結果として患者さんや生活者のためにもなるわけですが、医療周辺のことだけではなく、政治や経済、文化など、社会全般に目を向け、行動してほしいと願っています。そして、社会に役立つ薬剤師、社会から信頼される薬剤師になってください。日本薬剤師会も、本誌を始め今後いろいろな事業を企画・立案し、薬学生の皆さんを応援していきたいと考えています。

(2010年6月16日・日本薬剤師会にて

  ☆

・・・・・・うううーん。

学生さんが初めて(紙面で)接するかもしれない日薬会長の話が、これですか。

「全国どこでも均質な実習」などはできないのだと、総会で執行部は白旗を振っていた気がするのですが、言い出しっぺの会長は、まだ、全国均一だと思っているようです。

「共に学び」はパクリとゆーか実務実習指導薬剤師ワークショップのキャッチコピーですね。

国家資格は国から与えられた資格で、薬剤師は国民の健康・生命を守る使命があります」からはじまるトコは、何言ってるのかさっぱりです。

1. 国家資格は国から与えられた資格である。(国家資格の定義)

2. 薬剤師は国民の健康・生命を守る使命がある。(『薬剤師法第一条(薬剤師の任務)薬剤師は、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどることによつて、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする』・・・任務と使命は同じこと? 生命を守る使命?)


3. 人の健康や生命を守るためには、医療現場でどんなことが起こっているのかを知らなければならない。(何故、そうなのかは、不明。この話の中で論理の肝になる部分なので、「医療現場でどんなことが起こっているのかを知らなければヒトの健康や生命を守れない」という主張の理由が説明されなければ、この話全体の主張根拠があやしくなります

4. 実務実習は医療人の心を養う場でもある。(と児玉会長は考えている)

5. 薬剤師も人の健康・生命と関連する重要な国家資格である。(二度目)

6. 「薬剤師法に則って、医薬品の安全性の確保を軸に、生活者のために十分に能力を発揮していく」という「その先の舞台」を見据えて、実務実習に取り組んでほしい。(この部分、『という「その先の舞台」』なのか『というその先の「舞台」』なのかは不明。「医薬品の安全性の確保を軸に、生活者のために十分に能力を発揮していく」ことは現在行われているはずなので、後者? ただし「舞台」に相当する「薬剤師の将来ビジョン」を日本薬剤師会が策定していない以上、「見据えて」と言われても、学生さんは困るだけです)

このあたり、迷走している感があるのですが、続く「まとめ」部分も、おかしな感じ。

『医療周辺のことだけではなく、政治や経済、文化など、社会全般に目を向け、行動してほしいと願っています』

といったことは、まさしく、「大学のカリキュラムで学びきれなかったこと」だと思うのですが、(児玉会長が言うには)「大学のカリキュラムで学びきれなかったことを学ぶ」はずの実務実習の中には入っていません。

実務実習生のみならず薬学生全員に「社会全般」を考えた行動を求めるのなら、なんで日薬は、普段の授業カリキュラムや実務実習カリキュラムの中に「社会全般」をくみこめと主張しないんでしょうか。

「学んでほしい。と思っている」、でも、「学ばせてあげるための行動は何もしていない」という状態?

言われた側は、どうしたらいいんですかね。

文脈からみるに、「社会全般」を考えられる薬剤師は役立つし信頼される、ということのようです。

おそらくは、「選挙に行け」という話がしたいけれどできないので、分厚いオブラートに包んで話してみました☆ということなのでしょうけれど・・・

結果的に、読めば読むほど「?」マークが飛ぶ内容になっています。

児玉会長に「喋らせたら」変なことになるのは、これまでの代議員会議事録が証明しています。たとえインタビュー形式だとしても、ちゃんと原稿をつくって推敲してから出してほしかったです。大事な大事な、「顔」なんですから。

  ☆

二面と三面は、楽しそうな学生意見交換会報告記事です。あいかわらず「語りあいました」で終わる不親切仕様。語りあった内容をどこにどう活かすかという話もなく、「つづきはwebで」的なものもなく、「どこかのだれかがなにかやってたらしいよ」という記事。これを基にして・・・、実習生と指導薬剤師とでどんなコミュニケーションをしたものかと、プチ悩みモードになります。

四面のトピックスは「チーム医療推進会議」について。

「チーム医療の推進に関する検討会」などの歴史にも触れていて、かなりうまく1ページにまとめた記事です。

この検討会には日本薬剤師会からも委員が参加し、必要な意見を述べています」と書くのは、委員を褒めすぎだと思いますけどね。

  ☆

次号は10月とのこと。

編集後記に

「こんな情報が知りたい」「こんな記事が読みたい」そんな意見を気軽にお寄せください。

と書いてありましたので、みなさん、知りたい情報を知るチャンスですよ☆

筆者は、歴代日薬執行部の誰と誰がヘビースモーカーなのかを知りたいです。

あと、表紙は、ジローラモさん並みにイタリア製ブランドスーツを着こなした生出副会長(ただしコンタクトかつサングラス着用)にオファーを出すといいんじゃないかと思います。きっとカッコイイですよ。

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