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ノブさん。チーム医療推進会議でノブさんは何をしているのか。

今回は、山本信夫副会長(ノブさん)の話です。(あぶさんではありません。)

チーム医療の推進に関する検討会」という会議が、薬剤師会会員が知らないようなところで進んでいて、最近(3月19日付)、報告書を出したんですよ。

報告書は厚生労働省のホームページからダウンロードして読んでもらうとして、おおざっぱにいえば、チーム医療の名を借りた、

「看護師の看護師による看護師のためのシステム」

を、つくりたいっていう提言書です。(え? 違うんですか?)

委員会メンバー19人のうち少なくとも4人が看護師さん代表(看護大学教授ひとり含む)で、その他の教授が7人。病院経営者系が3人。医師会、歯科医師会、薬剤師会、助産師会、患者会の代表が1人ずつ。

メンバー構成だけみても、議論したというアリバイ作りで医師会以下の職種団体の代表者が集められたっぽいんですが・・・。

そこが出した提言書は「看護婦」と「看護婦以外」の二部構成です。当然、メインは看護師さん。「医師」「歯科医師」の項目は存在しません。

「看護婦以外」に記載されているなかで、「リハビリテーション関係職種(理学療法士等)」「管理栄養士」「臨床工学技士」「診療放射線技師」「事務職員等」「介護職員」に関しては、職種代表者が会議の委員に入っていません。(ようするに、「薬剤師」と「助産師」だけが、他の職種のことなんかわからないのに「その他」の代表ってことです)

議論にほとんどの関係者を参加させずに、『これが「チーム」医療なんだ! みんな従え』と言っているようです。これ、病院でのいわゆる「チーム医療」の実態をあらわしているのかも。寒い時代ですね。(そうでないことを祈ります)

  ☆

さて。

こういう場に薬剤師会が担当者を送り込んだときに、どんな仕事をするのかって、大事ですよね。

この会議に参加した薬剤師会代表は、山本信夫副会長。ノブさんです

中医協などの会議での実績からすると、「ずーっと黙っていて、なにか喋ったかと思ったら、熱い議論には参加せず、場の空気を読まない発言をして、他の委員の怒りを買う」「そのくせ会議後になると饒舌となり、いかにも自分が計算ずくでやっているように話すため、報告だけ受けて確認しない人間からの受けがいい」「薬剤師会会員には説明責任を果たさないくせに雑誌のインタビューは大好き」という芸風(なんかこの芸風の人って、薬剤師会の執行部に多いですね)のはずですが、今回は、どうだったのでしょうか。

  ☆

10/03/19 第11回チーム医療の推進に関する検討会議事録

第11回 チーム医療の推進に関する検討会

日時 平成22年3月19日(金)
14:00~16:00
場所 経済産業省別館944会議室

○山本(信)委員
 薬剤師がこれだけたくさんチーム医療の中で記載されていて、今後の方針、方向も含めて示されたことについては大変ありがたく思っています。また口腔ケアチームの中に追記もしていただき、関係者並びに事務方のご努力には大変感謝申し上げます。

 その上で今までの議論を拝聴していて、本日提示されてるペーパーは医事課長のお話にもあったように、これまでの議論の流れが整理されて、そもそもこの検討会がどんな目的で作られたのかを含めて、かなり明確になった気がします。その一方で今日も議論になっていますし、また突然という意見もありましたけれども、仮称特定看護師についてどうするかということが議論になりました。
 今回、4頁には特定看護医師にかかわる試行をしてはどうかというご提案があります。なぜ試行するかと言えば、今まで議論がありましたように、診療の補助として現在行っている行為の中だ、グレーゾーンだったところや、問題点や課題等をよりはっきりとさせて、効果的にチーム医療を進める上で解決すべき問題を明確にする。そのためのトライアルと私は理解しました。そういった視点で見れば問題点を掘り出す、あるいは解決するために必要なものを拾い出していくためにトライアルをしてみるということであれば、それを進めることについて特段、私としては異存はありません。
 ただ、その際に是非お願いしたいのは、医療安全という観点からするとあらゆる場所に薬が出てきます。先ほど課長から、この先いろいろ議論していくというお話がありましたけれども、そうした場合に薬に関わる部分それぞれに当然、薬剤師が関わらなければならないだろうと思っていますので、是非、そうした議論する場合には薬を扱う者が参加できるようにしていただきたいと思います。先ほど山本隆司先生も、たぶん保助看法の中で何とかできるのではないか、医師法、歯科医師法は触わらなくても大丈夫かなというご意見でしたが、薬に関しても薬剤師法が絡んできます。そういった意味では、私どもがきちんと意見を言える場所を作っていただくよう是非お願いしたいと思います。

 もう1点、これはとても些末な問題なのでお恥ずかしいのですが、この報告書の中で職種を並べて書いているケースがあります。もしできたら事務方にお願いしたいのですが、最終報告書になるときに、医療法第1条の記載はたしか医師、歯科医師、薬剤師、看護師と並んでいますので、できましたら、この報告書でも並び方は法律に沿った書きぶりをしていただければありがたいと思います。これは全く事務的な問題なので事務方にその点だけ、よろしくお願いします。

○有賀委員
 いま薬剤師の方から薬に関して、また医療安全に関してお話がありましたが、各論に入り込むと全くそれは正しいと私は思います。ただ、各論に全部入り込んでいくと、すべての職種の方たちについて、例えば今日の資料の中にもある診療情報管理士などは、まだそういう意味ではリスティングに入ってきませんね。だけど非常に大事なことをしている。だから、そういう意味でトライアルと言ったときに、特定の職種にある程度重みづけはするにしても、全体像としてのチーム医療が理解できるような、そういうトライアルでないといけないのではないかと思います。
 したがって、その中から薬剤師がいなくなることはまずあり得ないので私はいいと思いますが、チーム医療と言ったときに、もし医師の包括的な指示という話でいけば、たぶん医師が全体をまとめる、野球で言うと監督みたいな形で、なおかつプレイヤーとして現場にいるわけです。南海の野村とかヤクルトの古田とか、ああいうふうな感じでプレイングマネージャーとしていて、ピッチャー、キャッチャー、セカンド、ショートとみんないる。だから盗塁を阻止しようと思うと、ピッチャーがちゃんとしたモーションで投げてくれないと、いくらキャッチャーの肩が強くても盗塁は阻止できません。セカンドだけうまくてもダブルプレーはとれないわけです。そういう意味でのチームプレーなんだという話です。
 今回のこの件に関して言うと、チームとしての有機的な連携が濃ければ濃いほど、いま言ったみたいに、各ポジションの人たちの高い専門性が要求されていくので、おそらく相互乗入れ的な連携作業があればということで、これは近森病院の絵で相互に矢印がありましたね。だから、そういうものがチーム医療としてある。それはある病院のICUもそうだし、ある病院の救急外来もそうだろうし、一般の外来もそうでしょう。手術場でもいいと思います。
場合によっては地域社会で言うならば、プレイングマネージャーは開業されている先生だろうし、社会的な資本を動員するときにそれぞれの専門職種がいる。そこには役所の方も入ってくるのかもしれません。そういうチーム医療だということがわかるトライアルが、おそらく国民にとっても私たちにとってもわかりやすいのではないか。
 ついでに言いますと、先ほど来、出たり消えたりしている(5)「専門的な臨床実践能力の確認」というのがあります。その最初の○のところで、後ろのほうにも大きな「第三者機関に関する」プレゼンテーションがあります。それはそれでまとまりとしてはいいのかもしれませんが、公正・中立的な第三者機関というのは極めて耳触りが良いのです。ただ、病院薬剤師たちと救急医学会のスタッフが合作して、救急の分野で活躍する薬剤師たちを特別に認定していこうという議論が、いま進行しています。それはプロ集団とプロ集団が合作しながら、そういうものを認定しようとしている。公正・中立的な第三者機関と言ったときに、我々の活動は公正・中立的でないとは言いませんが、第三者機関と言うとき、ああいうものは一体何だろうと思ってしまいます。救急医学会と薬剤師会がそうですし、放射線科の技師たちとも一緒にやり、そういう特殊技能を認定する仕組みを作りたいとして、ようやく合作の仕組みができているわけです。
 そういう意味では、第三者機関と言ったときに、既存の仕組みそのものを元気が付く形で上手に利用してやっていかないと、ある日、ある時、突然第三者機関がパッとできて現場を困らせることとなる。現場で極めて濃い、有機的なチーム医療をやっている人たちのパフォーマンスそのものが、理解できない第三者がバンとできることが起こると、これまた何のためにやっているのか分からなくなる。ここのところは悪い言葉を使って申し訳ありませんが、厚生労働省の天下りの第三者機関を作るような、そういうのだけは是非避けていただきたい。これは書きぶりについても、そっちになってもいいかもしれないという表現は是非避けていただきたい。

○山本(信)委員
 何が何でも薬剤師を入れろという話ではないのです。

○有賀委員
 黙っていれば入って来るのです。

○山本(信)委員
 とりあえず一言、言っておかないという思いがあって申し上げたのですが、先生がおっしゃるとおりで、いまのこの議論からすれば抜けることはないことは、よく存じ上げています。そういった意味で薬剤師の立場ということを殊更に主張するわけではなく、議論を進めていく上では、チームとして今おっしゃったようなことができないと、やりにくいだろうと思って申し上げましたので、誤解のないようにお願いします。

○永井座長
 ほかに、いかがですか。

  ☆

二時間の会議で、ノブさんの発言はここだけです。

じっくり読んでみてください。

この発言の前には、特定看護師について、闊達な意見交換があり、この「検討会」のあとで、別の検討会をつくるという流れがありましたが、ノブさんは、黙って「拝聴」していただけです。

で、なにを言い出すかと思ったら、「その新しい検討会に、薬剤師を入れてくれ」という確認と、「報告書の職種の並びが気に入らない」という話とを、心のこもっていない謝辞の前置きつきで、し始めたわけです。加えて、「(トライアルだったら、)特定看護婦を認める」と公言したわけですね。

で、有賀委員が「そんなに心配しなくても大丈夫。チーム医療っていうものは、ケースによる重みづけはあっても全体のバランスなんだから。それより、医療職が協力して作り上げた連携が、天下り連中の第三者機関で壊されるのは困るよね」といった形で、チーム医療の発展を阻害する要素の排除に話を振ったわけですが・・・。

ノブさんは、「報告書に『薬剤師』って書いてないとハブられる」というトラウマでも抱えているのか、話題に乗り遅れ、提案の芽を潰してしまいます。

どうも、ノブさんの仕事ぶりをみていると、自分の仕事を【「薬剤師」の文字を入れること】だけだと考えている節がありますが・・・これだったら、20代の若手でもできるんじゃないですかね。これ、日薬常務理事の肩書きをつけてあげれば、新入社員でもできそうな仕事ですよ。

やりとりの雰囲気がわからないのが残念ですが・・・、

○山本(信)委員
 何が何でも薬剤師を入れろという話ではないのです。

○有賀委員
 黙っていれば入って来るのです。

○山本(信)委員
 とりあえず一言、言っておかないという思いがあって申し上げたのですが、先生がおっしゃるとおりで、いまのこの議論からすれば抜けることはないことは、よく存じ上げています。そういった意味で薬剤師の立場ということを殊更に主張するわけではなく、議論を進めていく上では、チームとして今おっしゃったようなことができないと、やりにくいだろうと思って申し上げましたので、誤解のないようにお願いします。

という流れは、文字で読むと、何を言っているのか全く分かりません。

他の委員の方、よくツッコミいれずに耐えられますよね。

  ☆

「チーム医療の推進に関する検討会」は終わりましたが、五月から「チーム医療推進会議」が始まりました。

三分の一くらいの委員が、いわゆる「再任」。ノブさんも、その中のひとり。

「チーム医療推進会議」では、「チーム医療認定」と「特定看護婦(臨床薬理学必須)」を、ワーキンググループをつくって、扱うようです。

まだ議事録はでていませんが、ノブさんは、どんな発言をしたのでしょうね。

チーム医療に興味のある方、議事録必見ですよ☆

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