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ファーマシューティカル・ケアってなんだろー?

どこのだれかは知らないけれど、誰でも薬剤師(みんな)知っている

ヘプラー教授は、ファーマシューティカル・ケアの人で、ヒゲの人ー。

  ☆

というわけで、やってきました、フロリダ大学薬学部(のホームページ)。

ファーマシューティカル・ケアの提唱者、ヘプラー名誉教授の、いてはるところ。

今日は、ファーマシューティカル・ケアのお勉強です。

なお、今回は、論文をCDシングルに喩えるくらい、かなりテキトーな内容になっていますので、あれこれ気になる方は各作品の原本を購入してお読みください。

  ☆

チャールズ・D・ヘプラーさんは、フロリダ大学薬学部名誉教授です。

(※あとで「”ヘプラー名誉教授”」とかヘプラー教授のフルネームとかでググったら、「一致はありません」と表示されましたから、ほんとは実在しない人物かもしれません。)

フロリダだから、アメリカですね。

アメリカ合衆国を地図で見たとき、持つとしたらここしかないと思える場所。それがフロリダ。アメリカって、仮面ライダーWのトリガーマグナムの形だし。

フロリダ大学は州立大学ですが五万人の学生がいる超マンモス校。日本大学の三分の二くらいの規模ですね。

チャールズ・D・ヘプラーさんは、世界的には、ググると45000件ヒットする有名人。だいたい、来年日薬の学術大会の会場となる静岡県浜松市出身のアイドリング12号河村唯(うめ子)さんと同じくらいの知名度です。

チャールズ・D・ヘプラーさんは、日本では、ググると五件ヒットする知名度を誇る、偉い人です。

(比較参考:”児玉孝”でググると10000ヒットです)

1988年~1993年ごろ、10ページほどの作品(論文)を発表。

『薬局の未来の未解決問題』

『薬学ケアの機会と責任』

『薬学ケアと専門実務』

これらの三部作(?)で、

これまでのやり方は古い! 「薬学ケア」のゴールは「QoL」だぜ!

とロックテイストで書いたら、ナウなヤングにバカウケ。

現場の薬剤師は誰もついてこなかったけれど、アメリカの教育関係者とか、大学病院の薬剤師とか、ようするにアカデミック大好き!な派閥の薬剤師たちが、

無気力に過ごしてきた俺たち。でも、これからの時代はロックだぜ!と、盛り上がったわけですね。

で、無垢な学生にロックの素晴らしさを伝道すべく、アカデミック派閥は「薬学ケア」の浸透に頑張ったわけです。二十年ちかく学生を洗脳し続ければ、ロックはクラシックなみの社会的地位を得られるわけで・・・、「薬学ケア」は、アメリカ薬剤師に叩き込まれる必須哲学にまでのぼりつめました。

現場では、そんな哲学・思想をいじくりまわして遊ぶような話(薬剤師倫理規定を擬人化するような話)は、まあ、正直、どーでもいいわけで、全然浸透しなかったのですが、新卒の学生がロックにかぶれて出てくるものだから、ほんの少しだけ、再教育で対応。

で。そんなロックが、日本にやってきた。ヤアヤアヤア。

来日公演をセットアップしたのは、水野薬局によると、濱田さん(誰?)。

ロックと言えば、コピーバンド。ロックに憧れ、シングル(論文など)を発表するフォロワーがでてきます。

日本での主なフォロワー作品には、次のようなものが挙げられます。

『直接的ケアto患者→貢献to医療』 伊藤さん

『薬学ケア≒服薬ケア!?』 岡村さん

『患者<薬をシンキング>医師』 菅野さん

タイトルは勝手につけました。ごめんなさい。

こうして、アメリカ発のロックは、ジャパニーズ・ポップへと変化しました。

「ファーマシューティカル・ケア」はロックなので、その定義はいいかげんです。ものすごく広義にもとれるし、ものすごく狭義にもとれます。

ロックと同じく、日本各地に「研究会」という名の様々な流派ができました。

大学を基盤とする「カントリー」、病院を基盤とする「プログレ」、コンサルタント業を基盤とする「ヘヴィメタル」、薬局を基盤とする「ニューウェイブ」・・・。

こうなってくると、「大規模商業化」「巨大産業化」の波がやってくるのは必然。

そう、『ファーマシューティカル・コミュニケーション学会』の設立です。MTVとかタワーレコードみたいなものだと思いねえ。

そうそう、ヘプラー名誉教授は、

「Balancing pharmacists' conscientious objections with their duty to serve」

という作品を出すなど、今も現役バリバリのロッカーです。

  ここまで、現在進行形。

  ここから、未来予測

次に来るのは、「デジタルとの融合」。

つまり、求めるものが複雑化しすぎて、ライブでは人間が演奏できない状態になる、ということ。

CDで聴いたときより、ライブのほうが、音質もテクニックも歌のうまさも、全て劣っている・・・そんな状態が、普通になります。

薬剤師が機械の指示に従って質問し、機械に表示された回答を話す時代の幕開けです。

まさしく、星新一のSF。(「ささやき」。)

コミュニケーションの定型化、標準化が最終的に生み出すのは、「誰が担当しても同じ」という状態。「打ち込み説明があるから、今日は説明しなくてもいいよ。口パクで大丈夫」みたいな、そういう、ぱひゅーむ薬剤師の誕生です。(最終的にはハツネミクになります)

このあたりまでくると、ようやく、原点回帰の動きが出始め、「ライブ演奏が大事なんだよ」という世良正則的硬派薬剤師や、「MCに時間をかける」松山千春的大物薬剤師、「メジャーな学会や企業に所属しない」インディーズ薬剤師が、薬剤師ロックシーンをリードしそうです。

 ☆

・・・えーと、「ファーマシューティカル・ケア」の説明って、これでいいですか?

以上、「ファーマシューティカル・ケアは、ロックである。だから、誰も説明したがらない(説明できたらロックじゃなくなるから)」というネタでした。

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