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数量ベースで遊ぶ。更にふざけた追補版。

「点眼薬はどうするんですか?」という質問は受けていませんが、「数量ベースで計算してみる遊び」では触れなかったので、一応、考えてみます。

 →とりあえず、該当エントリーを読んできてください。

【テキトーに提案してみた計算方法】

.単位を決めているのは国なのだから、まず、単位の統一が必要なはず。少なくとも、点眼剤などの同一剤形のものについては、「瓶」「mL」が混在していては計算不能なはず。とはいえ、規格を今から変更することは(面倒だから)できないという話でしょうから・・・、もしできないのだったら、今ある規格を、なにか、統一した数値に『変換』できるようにすればいいわけです。

.なにをもって『変換』するのかといえば、内服薬処方せんの様式変更議論の流れからすると、「大人の一回用量」であるはず。ムコダイン250mgの後発品を1回2個使用する場合とムコダイン500mgの後発品を1回1個使用する場合とで、変換しなければ使用量二倍の差がつくわけですけれど、「大人の一回用量」=「1」とすれば、どちらも「1」で計算できます。子供の粉薬なども変換できます。半錠での調剤も、きっちり「0.25」のような数値が出ます。

.レニベースは一回5~10mgだから一回量が定まらないじゃん!というケースもあります。その場合も、国がどこかに基準を設定すれば解決。「用量の最大量を、後発品使用率算定における、大人の一回量と定義する」みたいに。で、実は、今から定義しなおさなくても・・・↓

.なんか計算が面倒~な気がしてきますが、イマドキのレセコンのメーカーは、薬剤データ入力の際に、「既に」チェック用に「大人の一回用量」を入力していますから、そちらの数値を参照して、割り算を一回させるだけで、だいたい、できちゃうんですよね・・・これ。

(以上、再掲)

「大人の一回用量」で割ると言っても、点眼剤や軟膏の「大人の一回用量」だと、割れないじゃん☆ という疑問が生まれるわけです、普通。

「今の計算よりはましでしょ♪」という遊びで作った計算方法なので、確かに、外用剤には向いていません。

一応、そのまんま、計算してみると・・・

点眼剤A【瓶】
 「点眼剤の大人一回用量」が、「片目点眼1滴」と考えます。一本あたりの「滴数」情報はメーカーから示されていますから、それを使って「108」とか「80」とか、数値を確定できます。

点眼剤B【mL】
 「点眼剤の大人一回用量」が、「片目点眼0.05mL」のように考えます。点眼一回一滴あたりの「mL」情報はメーカーから示されていますから、それを使って「108」とか「80」とか、数値を確定できます。

後発品の存在しない点眼剤に関しては、今よりも「数値」が格段に(百倍くらい)大きくなりますが、まあ、そのあたりは「統一感」重視ということで目をつぶることになります。

軟膏(g)の場合、メーカーが推奨する「一回使用量(g)」で割りたいところです。でも、【適量】と書いてある場合がほとんどなので、メーカーに全製品の適量を提示させでもしない限り、ここで頓挫します。

・・・・・・やっぱり、外用剤は数値計算に向いていませんね。

仕方がないので、内服剤と外用剤とは、別個に計算。

たとえば・・・

内服剤は「大人一回用量割り」で計算して、数量ベースの「内服剤後発品率(%)」を算出。

外用剤は、カテゴリごとに別個計算。大人一回用量割りは適用せずに、A「点眼と軟膏は一瓶・一本単位に統一、シップは一袋単位に統一」かB「点眼はmL単位に統一、軟膏はg単位、シップは枚単位に統一」のどちらかを基本として、剤形別に数量ベースの「外用剤後発品率(%)」を算出。バラバラの単位を、ムリヤリ統一させます。

(「内服剤後発品率」+(剤形別「外用剤後発品率」の総平均))÷2 =「全体後発品率」

ということにして、数量ベースの後発品率を算出するとか、どうですかね。(賢明な読者の方は、この時点で、ダメそうな結果が見えていると思いますが・・・

一応計算。

点眼 1瓶/3瓶 33%

軟膏 30本/50本 60%

シップ 20袋/20袋 100%

平均(%):193÷3≒64%

点眼 5mL/15mL 33%

軟膏 150g/250g 60%

シップ 120枚/120枚 100%

平均(%):193÷3≒64%

ここまでで、カラクリが見えてきましたでしょうか?

内服剤後発品率が10%だとしても、外用剤後発品率が50%を超えていれば、全体で、30%を超えていることになってしまいますよね。

そう・・・外用剤のカテゴリのうち、半分が「100%」だったら、数量ベースで30%、達成です。

100%であればいいので、「三ヶ月間に1個だけ使い、それが後発品だった」というケースでも、問題なし。これ、実際の数量として「たくさん」使う内服剤よりも、外用剤における後発品率(%)がものをいう、めちゃくちゃな計算方法です。

この計算方法だと、軟膏、座薬、シップを全て後発品に切り替えるだけで、大半の薬局は後発品率30%を超えます。小さな薬局には優しい仕組みかも。

どうみても、めちゃくちゃですが、国(というか薬剤管理官さんのグループ)は「後発品率目標を達成」できれば、それでいいのでしょうし・・・現場も一時的に儲かるので、めちゃくちゃな計算方法でも、いいんじゃないですかね。もともとめちゃくちゃなんだし。

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