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『薬剤師倫理規定の注釈』の考察。まとめ。

『薬剤師倫理規定の注釈』を読んでいくカテゴリ。今回は「まとめ」です。

『薬剤師倫理規定の注釈』は、第十条の注釈の後に、一文、「エピローグ」みたいなものがあります。

  ☆

以上は日本のすべての薬剤師に関わる倫理規定である。

この薬剤師倫理規定は、多くの人々の前で述べる「誓いの言葉」として表現されている特徴をもっている。

この倫理規定の精神を十分に理解して、薬剤師職能業務に努めることを期待したい。

  ☆

というものですが・・・。

前文の注釈の前に、「社会の人々に対しての誓いの言葉として表現されてますので、唱和していただきたいと思います」と、書いてあります。(前文の回参照)

最初と最後に、「大事なことだから二回言った」みたいに出てくるわけですね。

最初は「ですます調」で、最後は「だである調」という時点で、国語の先生が添削したら0点の文章ですが、そのうえ、細かい部分が変化しています。

「多くの人々の前で」と「社会の人々に対して」は、だいぶ違いますよね。

「述べる」のと「唱和する」のとは、だいぶ違いますよね。

「大事なことだから二回言ったつもりで、別のことを言ってしまった」ようです。

・・・まあ、それはそれとして、「注釈」で言っていることの「まとめ」をしましょう。

  ☆

【「注釈」の、まとめ】

薬剤師倫理規定の「根源」と、薬剤師の「職能」は、日本国憲法(前文)に基づく。

しかし、「法令よりも優先して【実践】する薬の倫理が存在する」。

薬の倫理は「薬剤師倫理規定第一条」で述べられている。

薬剤師倫理規定第一条「任務」については、全ての薬剤師が咀嚼して理解していることである。つまり「倫理は自明」であるので、述べない

大事な順は、『人類愛>>一般市民>>薬の倫理>(越えられない壁)>法律>薬剤師倫理規定の根源=薬剤師の職能>薬剤師』である。

生涯学習をする理由:「一般市民のため」&「技術の進歩に追い付くため」

先人の業績顕彰=【謙虚】

後進の育成=生きがい(ただしボランティア)

最善を尽くす方法は『ファーマシューティカル・ケア』だけである。

医薬品の有効性と安全性を確保することが薬剤師の最重要の業務。

医薬品の用い方、管理保存などの適正使用が最重要の技能。

「要望に応えるのは、地域医療推進のため!」

「協調するのは薬剤師同士プラス医師のみ。他は知らない」

『「公共の福祉」「正当な理由」については無視。あくまでも、人権は守らねばならない』

『不当な利益と同じように、麻薬の取り扱いもダメ』

  ☆

こんなところでしょうか。

なお、【まとめ】に書いたことは、『薬剤師倫理規定では述べていないけれど、薬剤師倫理規定の注釈によると薬剤師倫理規定で述べていることになっているなー、と筆者が感じたこと』なので、間違えないでくださいね♪

人権人権っていうわりに、この「注釈」では、「薬剤師の人権」は、かなり無視されています。あれもこれもしなければならない・・・って、ストレスとか過労死とかいう言葉を知らないんですかね?

左巻きのインテリさんが人権の大風呂敷を世界規模で広げてみたはいいけれど、最後のほうはグダグダで、無茶苦茶になっている・・・という印象です。一言でいえば、「これ、注釈じゃなくて、中途半端なファーマシューティカル・ケア思想の押し付けじゃん」。

職業倫理は、「多様性の否定」ではなく・・・その職業を生業とするための「最低限の土台」なのですから・・・その「注釈」が、変な思想にとりつかれた感じに書いてあっては、勉強にならないと思います。

長期の学生実務実習(六年制バージョン)がはじまるにあたって、こんな注釈をほったらかしにしていて、本当にいいんですかね?

※偶然このシリーズを読んだ薬学生さんは、「注釈」を読ませてもらって、指導薬剤師さんと討論してみましょう♪

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