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内服薬処方せんの顛末。

1月29日。「内服薬処方せんの記載方法の在り方に関する検討会」の報告書が出ました。

「現在の通達厳守派」が、座長をはじめとする「一回量主張派」を叩きのめせないままに終わり、「わけのわからない代物」を出してきたようです。

第五回(最終回)議事録によると、

永池委員が、【「手書きの際に負担がかかり」ということが対応困難な理由になっていますが、この情報提供の中に『既に過去の通達においては、1日量及び1回量を記載することが、標準的な記載方法であるということを既に示しています』と入れていただくことをご提案します】と、『既に』を二回も使う表現方法で提案しました。大事なことは繰り返されます。

それに対する回答としての座長発言なのですが・・・。

「通達どおりということに関しては、実はパブリックコメントの中にも『現状の通達をしっかり守ればいいのではないか』という意見があったのですが」

と、パブコメ解説のときには言わなかったのに永池委員の意見が出てはじめてパブコメにおける触れられたくない場所について述べた楠岡座長が、続けて

「ただ現状の通達ですと1日量と1回量のウエイトがどちらかというと1日量のほうに置かれていますので、そこは1回量に変えるということで、かならずしも現状の通達とは一致していないというようなところで、報告書にも書かせていただく形になっております」

と、言ったようなんですよね。

「どちらかというと」「かならずしも」「というようなところで」「書かせていただく形となっております」

・・・はい、痛いところを突かれた人間がとる、基本的な責任回避発言です。

現行の通達を守れないほうが悪い』という議論をするか、さっさと検討会を解散すればいいのに、通達に今以上の抜け穴をあけるために五回も会議を重ねて。

「両方書け」という『通達』であるのに、どちらか片方にウェイトが置かれていると言うのならば、その根拠は?

パブコメで「統一するというのなら、1日量でもいいじゃん」と「結構多く」の意見がきていても、この検討会は1回量で書く方向だからと、結論ありきで、無視。

この検討会、「現場のために」行ってたはずなんですけれど、現場からの意見を無視するんですよね。

『おまえらが間違えるから、間違えないパーフェクトな方法を俺様たち(の前の別の検討会)が考え出してやったんだ、ありがたく拝聴しろや』というノリで、出してきたのが、『もっと間違えそうな方法』だったというオチですよ。

こんな検討会での結論(報告書)をもとに、活動しなければならない現場のことは、どうでもいいんですかね。

ベンダーに一時的な需要を提供し、現場から事務仕事を減らし、ベテラン医師&薬剤師の処方・調剤事故を誘発する。それが理想。この検討会がやらせたいこと。・・・・・・、そういう提案です、これ。

あれ? 「処方・調剤事故防止」が、大事だったんじゃ・・・?

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