« 診療報酬。議事録で読む三浦委員の活躍度3完結編 | トップページ | 実務実習。DVD感想記7『疑義照会』編 »

実務実習。DVD感想記6『服薬指導(実践)』編

(実践)編です。

正直、「OTCの実践をするなら【登録販売者】試験に合格してからやればいい」「調剤関連の実践をするなら【薬剤師免許】を得てからやればいい」という「責任を持って仕事する」考え方からは、遠く離れた話です。

おすきー、とか、しーびーてぃー、とかを「仮免」と称して、実習で「実践」してもいいんだ!と大声で叫ぶ人たちのアタマの中がどうなってるのかは想像もつきません。むりやり妄想するなら、「車の仮免は隣に教官が乗っていればOKなので、薬剤師の仮免も隣に指導薬剤師がいればOK」という感覚? それなら、指導薬剤師は四六時中、学生の隣で安全管理するという前提が必要ですが・・・学生をほったらかしにして、業務を、優先しますよね、ふつう。

自分が患者側として、「学生が説明してもよろしいですか?」と言われたら、『金返せ』あるいは『プロがやらないのなら、その分まけろ』と言いたくなります。

プロレスの試合会場で、「今から練習生による試合を行いますが、観ていただけますか?」と問われたら、「ダークマッチは試合開始時刻の前にやれよ」とブーイングが飛ぶはず。

Jリーグで、試合開始時刻に「最初にユースマッチを行います」と言われたら、いやでしょ?

外科手術の直前に「今回の執刀医は学生にやらせようと思います」とか。

そういう変な部分を、まるっきり無視できるアタマの中が、理解できません。ソウイウ教育ヲウケテシマッタアタマナノデショウケド。

  ☆

実践ということで、Q太郎が「安藤さん」に説明です。

「解説書」には『学生が直接患者に対応する場合は、毎回自己紹介の上、”患者から同意”を得ることが必要です』と書いてあります。

めんどくさーい。

二ヵ月半でいなくなる予定の「電気屋の研修生さん」や「鮨屋の見習いさん」に毎回自己紹介されたら、別の店に行きたくなりそうなんですけれども。

Q太郎 「安藤さん、先日の肩の痛みは、どうですか」

安藤 「こないだのシップ、よく効いたよ~」

というわけで、ツカミをこなしたQ太郎ですが、トークがいまいちだったらしく(省略されているので詳細は不明。後ろで聞いている萌が苦い顔をしているのがポイントのようですが、そういう反応は顔に出しちゃだめですよ…)、テロップで『必要に応じて薬剤師がフォローします』と出てきます。

鈴木先生 「今朝は血圧はいくつでしたか」

安藤 「上が150、下が90ぐらいで高めだったな」

鈴木先生 「前回から間隔があいていますが、安藤さん、ちゃんと飲めていますか」

安藤 「いやー、朝飯が抜きがちでさ、薬飲み忘れちゃうことがあるんだよー」

というように、どうも「服用状況の確認」をフォローしたらしいのですが・・・。

安藤さんは常連さんのようですし・・・

『安藤さんは朝ごはんを抜きがちな人であること』は、学生が来る前からわかっていたことですよね?

当然、それに応じた話も、以前の薬歴に書いてあるでしょう。しっかり確認すればわかることです。毎回血圧の確認をしているのなら、これも薬歴に記載されているはずですから、学生も注意して、確認するはずです。

なにか、おかしい・・・と思うんですよね。これ、現場の薬剤師が、これまでやっていなかったり、見落としていたりした何かがあるってことですから。鈴木先生orケイコ先生のほうに問題がありそう・・・。

こういった例を「学生のフォロー」として挙げるのは、よくないんじゃないかなー。

で。鈴木先生にフォローされたQ太郎に対して、

萌 「用法の説明なんだけど、あそこは別の言い方をしたほうがいいと思うよ」

Q太郎 「どこどこ? 教えてくれる?!」

というやりとり。Q太郎、もう完全に萌のコントロール下にあるようです

そんな二人をみた指導者たちは・・・、

ケイコ先生 「あんな熱心さ、私、忘れかけていました」

鈴木先生 「そうですね。私たちにも刺激になりますね」

・・・って、大丈夫? この薬局・・・?

今回のポイント

【服薬指導のポイント2】

 PNP。

 ポジティブ → ネガティブ → ポジティブ。

 とりあえず褒めて、注意点を話してから、本人の気付いていない良いところも褒める。

・・・まあ、そういったテクニックは、やりたい人がやればいいんじゃないかと思いますが。

テクニックに頼ったトークって、アタマのいい学生には見透かされておしまい、ですけれどね。

とても伝えたいことがあって、それを伝えるための最も納得のいく方法を自分で求めてみたら、あるテクニックにたどり着いた」・・・という「手順」がないのに、誰かが提唱したテクニックで切り抜けようとするのは、教育者としては三流以下です。流行っているからという理由だけで百ます計算を導入する教師とか、イヤでしょ?

伝えたい「何か」。それを明確にする。

・・・難しいです。

|

« 診療報酬。議事録で読む三浦委員の活躍度3完結編 | トップページ | 実務実習。DVD感想記7『疑義照会』編 »

医療」カテゴリの記事

第四条」カテゴリの記事

趣味」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/539089/47511342

この記事へのトラックバック一覧です: 実務実習。DVD感想記6『服薬指導(実践)』編:

« 診療報酬。議事録で読む三浦委員の活躍度3完結編 | トップページ | 実務実習。DVD感想記7『疑義照会』編 »