« 第三十三回「ほら…怖くない」 | トップページ | 「正論:西村和雄」で大爆笑。 »

PS。みつひさんのPS法律攻略講座2

☆前回のあらすじ

 1.PSことプロフェッショナル・スタンダードのことは「ぷろ☆すた」と呼ぼう。

 2.「ぷろ☆すた」の法律項目の大半は、「重要条文」が説明できればよい。

 3.「重要条文」は、『罰則の重さ』から逆算すれば、簡単にみつかる。

 4.(裏事項)罰則のない条文は、別に重要じゃない。という説もある。

みつひ 「前回の講義でかなりの項目が対象となったので、残り項目は7つ。まずは項目9をみてみよう」

 9.薬剤師の基本的責任を逸脱した場合の罰則法律を説明できる

みつひ 「これに該当する【罰則法律】は、ない。なぜなら、『薬剤師の基本的責任』が、全く定義されていないからだ。定義されていない『責任』は、逸脱できない。逸脱のしようがないのに、【逸脱した場合】などを想定できるはずがない。こんな項目は削るべきだな。では次」

 16.保険医療機関および保険医 療養担当規則を説明できる

 17.保険薬局および保険薬剤師 療養担当規則を説明できる

みつひ 「保険から金銭を得る前提条件が、療養担当規則の遵守だ。守らない場合のペナルティは『保険の給付が受けられない』ことなので、守りたくない者は、全額実費で患者へ請求すればいいだけのことだな。療養担当規則を神聖視している人間もいるが、基本的に、健康保険法運用の際に必要なだけだ」

 18.社会保障制度・医療保険制度を説明できる

みつひ 「これらの制度は、大半、【説明】などできない。『説明できる』と勘違いしているだけだ。厚生労働省の官僚や日本薬剤師会の会長が【説明】できたと思っているだけだ。(前回講義で勝手につくった、「説明」の定義:『説明できる』とは、『根拠となる文章をもとに、結果が出るまでの道筋を、納得できる形で示せること』)」

 『薬剤一部負担金』について、【説明】せよ。

 『後期高齢者医療制度』について、【説明】せよ。

みつひ 「十年前の医療保険制度について説明してみるといい。『薬剤一部負担金』など、成立の根拠となる文章をもとに成立の道筋を納得できる形で示せるのか? そういった【平然と説明できる馬鹿馬鹿しさ】にあふれた制度があるのだ(逆に、再評価される制度もあるだろう)」

 20.調剤過誤発生時の法律的責任について説明できる

みつひ 「仕事の仕組みを整えたものの責任と、管理監督責任がある。つまり、経営者と管理者が、最も重い責任を負うのが基本だ。しかし、判例上は、『本人の過失がほとんどである』として、「調剤者」と「監査者」のみが業務上過失致死で逮捕され、病院および病院長は責任を負わなかった、という例がある。なお【調剤過誤】の定義だが」

調剤過誤:調剤事故の中で,薬剤師の過失により起こったもの。調剤の間違いだけでなく,薬剤師の説明不足や指導内容の間違い等により健康被害が発生した場合も,薬剤師に過失があると考えられる。

みつひ 「・・・ということを、日本薬剤師会は言っている。薬局施設の構造・配置人数・シフト・機械・マニュアルなどの不備については述べられていない。こういった部分は経営者の裁量部分だ。『管理者は経営者に不備を進言し、経営者はそれを受けて改善する』という仕組みが義務付けられている以上、経営者・管理者に責任が及ばないということはありえないはずだが、実際は、うやむやになっている」

※「大規模チェーン薬局における調剤過誤の責任は誰が負うのか」というテーマがあります。調剤過誤の発生確率はゼロにできません。企業の薬剤師教育や経営方針等が原因であるような調剤過誤が発生した場合、大企業の社長が引責辞任するかどうか・・・と考えると、「コンビニの店員がシステム的にチェックできない状況下で期限切れ食品を売って健康被害が出た」ケースのように、組織の上のほうは責任をとらないんだろうな・・・という妄想が浮かんでしまいます・・・。「なんで俺が、末端の責任までとらなきゃならないんだよ」と社長や取締役が言っちゃあ、おしまいではありますが。

みつひ 「調剤者の責任を言うのならば、『調剤過誤』には二つの種類があると考えてもよいだろう。『調剤者本人と監査者』の過誤、それから、『経営者および管理者』の過誤という二つだな。たとえば会社が決めた『調剤・接客・運営マニュアル』が存在し、その通りに運用していて起こった事故ならば、『経営者および管理者』の過誤だ。病院の医師にたとえれば、『病院の理事会で決まったマニュアルに基づいて36時間勤務を続けていた医師が、当直明けの手術を強要され、失敗した』場合などは、経営者および管理者の責任だろう。軍隊なら、『力不足の新兵を困難な重要任務に行かせて失敗したら、上官の責任』のはずだ。・・・で、項目5.20については、今のような説明をすると、どんな立場の人間に説明したかによって、正否が異なる可能性があるので注意すること」

 21.処方せん偽造者及び薬剤師の問われる可能性がある責任について具体的法律を説明できる

みつひ 「・・・この項目は、何が言いたいのかわからない。主語は「貴方は」だが・・・」

 A.(「処方せん偽造者」+「薬剤師」)の問われる可能性がある責任 について、具体的法律を説明できる

 B.(「処方せん偽造者」について、具体的法律を説明できる) + (「薬剤師の問われる可能性がある責任」について、具体的法律を説明できる)

みつひ 「詐欺・有印私文書偽造・有印私文書行使の罪などについて説明させるのなら、『刑法の重要項目を説明できる』でよいはずだ。この項目自体の削除を要望する

 22.薬事関連法規に基づき相談に対応できる (難易度3)

みつひ 「薬事関連法規というものが、ここまでに挙げられた法律を意味するのならば、それらすべての重要条文を『説明できる』ことをもって、『相談に対応できる』能力を持っていると判定すべきではないか。この項目も不要だ。ところで、薬剤師は、日本国憲法の重要な項目について説明できなくても、問題ないのか?」

|

« 第三十三回「ほら…怖くない」 | トップページ | 「正論:西村和雄」で大爆笑。 »

ぷろ☆すた」カテゴリの記事

医療」カテゴリの記事

第三条」カテゴリの記事

薬剤師倫理規定擬人化」カテゴリの記事

趣味」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/539089/46872689

この記事へのトラックバック一覧です: PS。みつひさんのPS法律攻略講座2:

« 第三十三回「ほら…怖くない」 | トップページ | 「正論:西村和雄」で大爆笑。 »