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第三十四回「人類補完計画」

このところマジメ風の記事が続いたので忘れがちですが、

メインは薬剤師倫理規定擬人化です。

このブログは薬剤師エンタメを社会薬学的にあれこれやってみるブログですから、日記とか株式投機とか薬剤師業務に役立つ工夫とか新しい薬の薬理作用の紹介といったコンテンツは今後も扱わないんじゃないかと思いますが、とりあえず、あれこれ脱線します。

ということで。

 番外その3。

 学園に、無敵の帰国子女が現れます。

 番外3  多様化の否定
  世界中の薬剤師倫理は統一されるべきである。
  職業倫理は文化とは無関係に存在し、
  国や地域によって異なってはならない。


013kei



















「統一同化」墨沼 けい

   御薬学園高等部三年生。
   外国の名門大学を首席で卒業した天才帰国子女。
   外国のシステムや倫理観が絶対に正しいと信じ、
   グローバルスタンダードの名のもとに暗躍する黒幕。

 番外3は、システム化と、世界水準の問題。

 薬剤師には「正しい」倫理がひとつしかないと考えるならば、世界各国共通でもいいんじゃないの? どうして国によって倫理が違うわけ? 国によって違っていいのなら、都道府県単位で違ってもいいんじゃない? アメリカは州単位で仕組みが違うよね? どういうこと?

 という疑問に対して、「やっぱり、世界中に通用する倫理規定をひとつだけ制定するべきだ」という結論を出すわけですね。

 文化の画一化、多様性の否定。

 そんなことを推し進めるのに、根本的な動機として「世界の人々の健康を増進するため」という言葉を掲げるのです。これは倫理規定第一条と同じです。

 倫理規定第一条と瓜二つの容姿に、まったく異なる思想。
 かくして、ブラック【ひとみ】のできあがり。

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