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2009年12月

アンケート回収実験の結果報告~。

第42回日本薬剤師会学術大会で配布した冊子には、すべてに、FAX用の無記名アンケート用紙を挟みました。すごく、目立つかたちで。

内容は、

 1.この冊子、いくらなら買う? 値段つけてみて。

 2.通販とか電子化頒布とかで、学会発表の資料が手に入るシステムの是非

 3.読んだ感想とか読ませた感想とか、書いてね

の、三点のみ。

たとえば、

 1.600円

 2.是

 3.読ませたら暗い顔になって、そのうち怒り始めた。あと絵が下手。

みたいな回答でいいわけですが、冊子の金額なんて、回答を例示したら思いっきり引きずられるものですから、回答例は示さなかったわけです。

はたして、薬剤師は、冊子に挟まれたアンケートを返すのでしょうか。

学会終了後から、裏の実験が始まりました。

そう。

「倫理規定の本を読むような薬剤師」は、「どのていど、律儀にアンケートを送るのか(≒薬剤師倫理規定の第4条・8条・10条を遵守して生活しているのか)」

という、社会実験です。

【プロジェクトメンバーの予想】

 「1枚。薬剤師の倫理なんて、表面的なものだから」

 「いくらなんでも、10枚くらいはくるでしょう」

 「40枚くらい?」

で、経過報告。

配布したのは、「バイアスがかかり過ぎていてアンケート回収不可能」な知人を除くと、おおむね180人分。

そのうち、学術大会から二か月以上が経過した12/25現在のアンケート回収枚数は、0枚。 

回収率は 0%でした。

・・・というわけで、

「日本薬剤師会学術大会に参加した薬剤師が、能動的に手にしなければ手に入らない「無料配布物」に添付されたアンケートにFAXで回答する確率」は、0%

という、実に興味深い「研究」結果が出ました。

「日本薬剤師会学術大会に参加した薬剤師が、能動的に手にしなければ手に入らない「無料配布物」に添付されたアンケートにFAXで回答しない確率」は、100%ですね。

条件が、特殊すぎたのでしょうか。

みんなFAX持ってないのでしょうか。使い方わからないとか?

それとも「何の見返りもないのにアンケートに協力したりしないよ」と、「なんのことわりもなく、置いてあった冊子を持っていった」にもかかわらず、考えるような方たちばかりが、冊子を手にしたのでしょうか。(注:悪く考えすぎ)

この結果は、正直、どう考えればよいのかわかりません。

「薬剤師倫理規定」と大きく書いてある冊子に興味を示す程度に「倫理」に興味がある方たちが、

アンケートには協力しない/無視する/アンケート用紙が見えているのに気付かない

・・・ということです。

しかも、100%の方たちが。

まあ、単純に考えれば、「学術大会に来ている薬剤師の倫理感なんてそんなもの」と言いながら、重度の薬剤師不信で落ち込んでいればいいのですが・・・。ことは、そう単純でもなく。

「興味はあったけれど、持っていっていいと書いてなかったから、冊子を持っていかなかった」層が、人としての倫理感をきっちり持ち合わせていそうなんですよね。ほら、「置いてあるものを勝手に持っていったらいけない」って、子供の躾レベルで言われますしね。

そういうのも加味すると。

「日本薬剤師会学術大会に参加した薬剤師のうち、「能動的に手にしなければ手に入らないが無料とはどこにも書いてない冊子」を手にとり持って帰った薬剤師が、その後二ヶ月間の間に、その冊子に添付されたアンケートにFAXで回答する確率」は、0%

という結果になります。

個々の方が「協力しなかった理由」はいくらでもある(たとえば、『お前のアンケートの作り方、書き方が悪い』『くだらないアンケートに貴重な時間を割きたくない』『電話代の無駄』『それ、答えなくちゃいけなかったの?』『オタク嫌い』『萌えとか気持ち悪い』『日本語読めない』etc)とは思いますし、おそらくそれは「正しい」と思います。全肯定します。

ただ、事実として、「全体では、100%の方が、協力しませんでした」という結果となりました。

なんだか面白い結果だったので、ちょっと自分が恥ずかしートコですけれど、報告しておきます。

Img2

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診療報酬=1:7:0.8。

いつもは「1:1:0.4」なんていう表現で示されてきた、診療報酬の増減。

「1:1:0.4」というのは、来年のお給料を左右する、診療報酬分配における「医科:歯科:調剤」の対比のことです。

薬剤師なら、知っていて当然。

と、言い切りたいところですが、お給料やらボーナスやらは自動的に支払われるものだと思っている薬剤師さんは、聞いたこともない数値かもしれません。

平成12年度までは、診療報酬が上がる時は、この比率は、ほぼ一定でした。

でも、慣例ですから、おおむね、無視されます。特に、マイナス改定のときは

診療報酬が下がる時は、調剤の技術料下がり率は医科の三倍・歯科の四倍くらいだったこともあります。

ガクン、と下がるので、その次の診療報酬改定で「1」くらいプラスにしないと、じり貧が続きますが、上がる時は、どんなに頑張っても「0.4」。

奪うときはルール無用で、与えるときは厳格なルール。

つまり、ある意味、いじめ?

今回、選挙公約ということもあり、久々に、「診療報酬がプラス」なのですが。

その率、全体で+0.19%。

・・・え?

それだけ?

+3%とかじゃなくて?

医療崩壊を食い止めるとか言ってませんでしたっけ・・・。

国の支出増は、160億円。

本気で医療崩壊を防ぎたいのなら、ナフサ免税の30%くらいをやめれば、1兆円くらいもってこれるよーな気がします。でも、それはノータッチ。聖域。

なんか、やる気ない感じ。

しかも。

医科1.74%、歯科2.09%、調剤0.52%

ということで。

単純比較では、今回は、「1:1.2:0.29」です。

実際は、

お医者さんのうち、開業医の方の分は+0.31%とのことなので、

1:6.74:1.67」です。

さらに。

瞬間的な観測では。

薬価改定の-1.23%と材料価格改定の-0.13%の影響を加味して、医科・歯科は材料価格分、調剤は薬価分を差し引いて・・・えーと。

在庫調整をするにしても、在庫総数の30%くらいはそのまま影響すると仮定して、たとえば、材料-0.039%、薬価-0.369%で計算すると・・・「0.271%,2.051%,0.151%」。

ものすごく在庫管理を徹底して、在庫総数の15%くらいの影響で済んだと仮定して、材料-0.0195%,薬価-0.1845%で計算して・・・「0.2905%,2.0705%,0.3355%」。

ギリギリ、マイナス改定にはならない感じですが・・・。

これを「医科:歯科:調剤」で比較すると、

A(30%影響)『1:7.568:0.557』

B(15%影響)『1:7.127:1.1549』

と、なります。

おおざっぱにいうと、『開業医:歯科:調剤』=『1:7:0.8』くらいの比になりそうです。

あちこちで言われている通り、「自民支持:民主支持:自民支持」という構図ですが、報道よりも差は大きく、7倍近い上昇率の差があるようです。(←数字遊びでつくった数値なので、本気にしないように)

まあ、上昇率ですから、プロ野球選手の契約更新のように、もともとの総額によって、だいぶ印象が変わるものですけれど。「10%上昇で年俸一億一千万円」対「70%上昇で年俸一千七百万円」みたいに。

日本薬剤師会が『今回についてはやむを得ないものと受け止めています』とコメントする気持ち、なんとなく、わかります。開業医比で0.4以上ありますから。プラス改定万歳。

とはいえ、三月末は花粉症シーズンですから、在庫管理を徹底しても、60%くらいの薬に影響するかもしれないんですよね。薬価-0.738%と仮定すると、-0.218%ですから、おもいっきりマイナス改定です。一瞬だけ。

瞬間観測なんていう嘘っぱち数字遊びはさておいて。

歯科、すごいなー。うらやましいなー。

政府が「国民の健康は、まず、歯の治療から」というのなら、それもありだと思います。

でもねー。そんなキャッチフレーズ、これまでどこにもなかったはず。

8020運動(5億円)の補助金を仕分け(廃止ではなく「見直し」)していた政権が、保険に関しては大幅譲歩。

8020運動を仕分けに差し出して、8020運動(5億)と一緒に保険(数百億)が戻ってくるという、「斧を湖に落としたら、金銀の斧も手に入っちゃった」的なドラマチックストーリーになっていて、歯医者さんってPRや政治活動が得意だなぁ、と改めて感じたわけです。

薬剤師会も、「ダメ、ゼッタイ」とか、仕分けしてもらえばよかったのに

各職能の政治連盟がホームページに掲載する「職能系」国会議員数(医師:歯科医師:薬剤師)だと、

参議院 1:5(3):0

衆議院 0:1(1):4(3)

()内は、民主党所属議員さん

・・・とかいう状況なんですが、みてのとおり、「参議院に民主党の職能系議員が何人いるか」がポイントっぽいです。医師免許を持っている議員さんは多いのですが、医師連盟のホームページで紹介されていないので割愛。

来年の参議院選挙、自民党でいくのはいいとして。

63歳、当選しても、任期終了後に自民党の内規で立候補できなくなる予定の、ふじーい・もとゆっきー?

それとも、30年は活躍してくれるはずの、三十代前半のイケメン薬剤師(誰かいるでしょ)に、チェンジ?

薬剤師連盟、選択のときです。

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第三十五回「死語:グローバルスタンダード」

 【けい】は、学園の敵です。

 純粋に、『ひとつにできるものはひとつにしよう、場所によってルールが違うのは、なんだか気持ち悪い』、ということを考える人なのですが、「相手のルールの方が、より正しいところがあるかもしれない」とは絶対に考えないのです。

 たとえば、【みつひ】が「それは法律で決まっていることだ。お前だけ特別扱いするわけにはいかない」と言っても、「世界中でそんな法律が通じる場所は少数派に属する。この場所の法律がおかしいのであって、私の主張は正しい」と言って譲らないわけです。

  郷に入りては郷に従え

・・・と、みんなからは、冷めた目で見られている人なのです、【けい】は。

続きを読む "第三十五回「死語:グローバルスタンダード」"

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第三十四回「人類補完計画」

このところマジメ風の記事が続いたので忘れがちですが、

メインは薬剤師倫理規定擬人化です。

このブログは薬剤師エンタメを社会薬学的にあれこれやってみるブログですから、日記とか株式投機とか薬剤師業務に役立つ工夫とか新しい薬の薬理作用の紹介といったコンテンツは今後も扱わないんじゃないかと思いますが、とりあえず、あれこれ脱線します。

ということで。

 番外その3。

 学園に、無敵の帰国子女が現れます。

 番外3  多様化の否定
  世界中の薬剤師倫理は統一されるべきである。
  職業倫理は文化とは無関係に存在し、
  国や地域によって異なってはならない。


013kei



















「統一同化」墨沼 けい

   御薬学園高等部三年生。
   外国の名門大学を首席で卒業した天才帰国子女。
   外国のシステムや倫理観が絶対に正しいと信じ、
   グローバルスタンダードの名のもとに暗躍する黒幕。

 番外3は、システム化と、世界水準の問題。

 薬剤師には「正しい」倫理がひとつしかないと考えるならば、世界各国共通でもいいんじゃないの? どうして国によって倫理が違うわけ? 国によって違っていいのなら、都道府県単位で違ってもいいんじゃない? アメリカは州単位で仕組みが違うよね? どういうこと?

 という疑問に対して、「やっぱり、世界中に通用する倫理規定をひとつだけ制定するべきだ」という結論を出すわけですね。

 文化の画一化、多様性の否定。

 そんなことを推し進めるのに、根本的な動機として「世界の人々の健康を増進するため」という言葉を掲げるのです。これは倫理規定第一条と同じです。

 倫理規定第一条と瓜二つの容姿に、まったく異なる思想。
 かくして、ブラック【ひとみ】のできあがり。

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PS。医療倫理2「ジュネーブ宣言のダメな読み方の例」

AT THE TIME OF BEING ADMITTED AS A MEMBER OF THE MEDICAL
PROFESSION:

I SOLEMNLY PLEDGE
to consecrate my life to the service of humanity;

I WILL GIVE
to my teachers the respect and gratitude that is their due;

I WILL PRACTICE
my profession with conscience and dignity;

THE HEALTH OF MY PATIENT
will be my first consideration;

I WILL RESPECT
the secrets that are confided in me, even after the patient has died;

I WILL MAINTAIN
by all the means in my power, the honor and the noble traditions of the medical profession;

MY COLLEAGUES
will be my sisters and brothers;

I WILL NOT PERMIT
considerations of age, disease or disability, creed, ethnic origin, gender, nationality, political affiliation, race, sexual orientation, social standing or any other factors to intervene between my duty and my patient;

I WILL MAINTAIN
the utmost respect for human life;

I WILL NOT USE
my medical knowledge to violate human rights and civil liberties, even under threat;

I MAKE THESE PROMISES
solemnly, freely and upon my honor.

一応、ジュネーブ宣言。

ジュネーブ宣言って、いろいろなテーマのものがあるので、「これ、元祖ジュネーブ宣言」と言っても、どれのことだかわかりませんが。

日本医師会の方は優しいので、日本語訳を作ってくれています。転載。(項目のアルファベットは筆者が追加)

医師の一人として参加するに際し、
A・ 私は、人類への奉仕に自分の人生を捧げることを厳粛に誓う。
B・ 私は、私の教師に、当然受けるべきである尊敬と感謝の念を捧げる。
C・ 私は、良心と尊厳をもって私の専門職を実践する。
D・ 私の患者の健康を私の第一の関心事とする。
E・ 私は、私への信頼のゆえに知り得た患者の秘密を、たとえその死後においても尊重する。
F・ 私は、全力を尽くして医師専門職の名誉と高貴なる伝統を保持する。
G・ 私の同僚は、私の兄弟姉妹である。
H・ 私は、私の医師としての職責と患者との間に、年齢、疾病もしくは障害、信条、民族的起源、ジェンダー、国籍、所属政治団体、人種、性的志向、社会的地位あるいはその他どのような要因でも、そのようなことに対する配慮が介在することを容認しない。
I・ 私は、人命を最大限に尊重し続ける。
J・私は、たとえ脅迫の下であっても、人権や国民の自由を犯すために、自分の医学的知識を利用することはしない。
K・ 私は、自由に名誉にかけてこれらのことを厳粛に誓う。

あれ・・・どっかで見たようなフレーズが並んでいます。

これ、「ヒポクラテスの誓い」と、どう違うのか、わからなくなりました。

「ヒポクラテスの誓い」の原文と対応させて、単純に言えば、

1.「神かけて誓う」っていうと、人によって「神様」がバラバラになっちゃうので、『自由と名誉にかけて誓う』と言い変え

2.「純粋と神聖」っていう概念がまぶしすぎるので『人類への奉仕』『良心と尊厳』と言い変え

3.「師匠の子孫(子供やゼミ生や派閥の医師)」を、全く意味がわからなくなるから誤魔化せるとばかりに「同僚」と言い変え

4.「師匠に財を分かつ」だとまんま派閥の集金なので「尊敬と感謝」と言い変え

5.「男/女・市民/奴隷」の区別の代わりに「年齢・疾病・障碍・信条・民族的起源・ジェンダー・国籍・所属政治団体・人種・性的志向・社会的地位・その他どのような要因でも」という、どこに配慮しているのかしらないけれどダラダラとつなげることで日頃医師が何を差別しているのかカミングアウトするような表現に言い変え

6.「結石患者は手術しない」を「私の専門職を実践する」と一見ポジティブな言葉にすることで「専門以外は知ったことか」と言わずに済むよう、言い変え

のように、あれこれ、言い変えただけです。

「だけ」っていうのは、違うか。

D.『私の患者』の健康を、『私の第一の関心事とする』

が、増えてます。

ピチューがピカチュウに進化するように、

「ヒポクラテスの誓い」が進化して「ジュネーブ宣言」なのかと思ったら、大間違い。

考え方は、基本、一緒でした。

ヒポクラテスの誓いをネタにしたときにも【おまけ】でつけましたが、

『医の倫理綱領』の超進化っぷりをご覧くださいませ。

ピチューがライチュウになるくらいのインパクトがあります。(個人差あり)

【おまけ】

 医の倫理綱領  

 医学および医療は、病める人の治療はもとより、人びとの健康の維持もしくは増進を図るもので、医師は責任の重大性を認識し、人類愛を基にすべての人に奉仕するものである。

1.医師は生涯学習の精神を保ち、つねに医学の知識と技術の習得に努めるとともに、その進歩・発展に尽くす。

2.医師はこの職業の尊厳と責任を自覚し、教養を深め、人格を高めるように心掛ける。

3.医師は医療を受ける人びとの人格を尊重し、やさしい心で接するとともに、医療内容についてよく説明し、信頼を得るように努める。

4.医師は互いに尊敬し、医療関係者と協力して医療に尽くす。

5.医師は医療の公共性を重んじ、医療を通じて社会の発展に尽くすとともに、法規範の遵守および法秩序の形成に努める。

6.医師は医業にあたって営利を目的としない

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お役人論理:内服薬処方せん記載のパブコメ

法律と、その運用細則を、どこまで頑張って守るのか・・・という【薬剤師倫理規定第三条・第五条】っぽいお話。

「内服薬処方せんの記載方法のありかた」検討会のパブコメと、それに対するお役人さんの回答は、いつものパターン。

「たくさんの意見を集約して、同じような意見は、まとめました

と、検討会の委員の仕事が増えないように頑張りました!的なことを言って、そのくせ、細かい【理由】【論理展開】は一切無視する方向で「意見」をつくりあげるのが、いつものお役人クオリティ。

「同じ意見」をまとめるのではなく「同じような意見」をまとめているということなので、「とても大事な細かい違い」に関しては、そんなのどうでもいい、という姿勢で、「感情的にぶつけてきた、最も下手な、核心をついていない質問」の中に埋没させるようです。

論客の意見を相手にするのではなく、扱いやすい意見にだけ回答するのが、いつものやり方です。その時々で、「意見が多いこと」自体を重視するときもあれば、「多くある意見のうちで一番マヌケな意見」を重視することもあるという、ディベート必勝法を用いるわけですね。

とりあえず、パブコメ回答のページに載らず検討会のページにひっそり公開された、再反論を許さない「パブコメの結果」を見ていきましょう。

1  1回量記載ではなく1日量記載に統一すべき。

 内服薬の処方せんの分量記載が統一されていないことによる誤認・情報伝達エラーを予防するため、服薬・投薬行為の最小基本単位である1回量を記載すべきとの観点から1回量を処方せん記載の基本としたところです。
 なお、注射薬については、すでに1回量を基本とした処方がなされており、内服薬の1回量記載は注射薬の記載とも合致するものです。
 さらに、海外でも内服薬処方せんについては、1回量を基本とした記載が行われており、国際的な基準に沿ったものといえます。

うーん。質問が悪い。

というか、そういう質問に「まとめた」のは、回答側ですけど

『一回量と一日量を両方記載する現行の仕組みでよいではないかのぉ』

というのが、基本線のはずです。

日薬の岩月さんも、検討会の中で、そう言っています。

それを、「そんなこと言ったら、この検討会の意味がないじゃないか。解散すればいいじゃないか!」と、声の大きな委員がブータレた、というのが、これまでの流れ。

もともと、「一日量も一回量も規格も剤形も、あれもこれも・・・全部、書きなさい」というのが日本のやり方です。

日本では、はじめから、外国よりも、もっと情報量を増やして、間違いのないように、チェックしやすいように、丁寧に書くことが求められているのです。

それを、お役人さんは、「外国にあわせよう」とか言っているわけです。

外国のほうが進んでいるかのように、誤魔化して。

「国際的な基準よりも上」の基準で運用しているものを、「基準を下げよう」と言っているわけです

なんだかなー。

日本のほうが進んでるじゃん。

あ、注射薬は、内服薬じゃないから、ここで例に出てくるのは根本的におかしい話です。

2  1回量を基本とした記載方法に統一すると、過渡期に現場が混乱するので
はないか。


 内服薬処方せんの記載方法の在り方に関する検討会報告書においては、移行期において混乱が生じることのないように、関係者に対して標準的な記載方法を周知徹底するとともに、当分の間は、1回量及び1日量を併記することとし、移行期に留意すべき事項についても関係者に協力をお願いすることとしています。
 また、医師、歯科医師、薬剤師及び看護師における卒前・卒後の教育を実施し、新たに標準用法マスタを作成するなど、過渡期における混乱の防止に努めることとしております。
 さらに、「内服薬処方せん記載のあるべき姿」の定着状況について、2~3年のうちに中間評価を行い、具体的な対策を再検討しながら進めていく予定です。

併記って、この回答だけ読むと、「どっちかでいい」という意味のようです。「両方書け」という意味ではなくて。

【併記】 並べて記録すること。あわせて書き記すこと。

日本語の使い方として、おかしくない?

併記と言うなら、一枚の処方せんに、「一回量および一日量」の、両方を書く、ということです。

それを、「当分の間」?

疑問の答は、「3」の回答参照。

もともと、併記するようになっているのです。今現在も、ね。

現在の「標準的な記載方法」は、まさしく「併記」、両方書く、ということです。

そっちを周知させればいいだけのことでしょう。

レセコンで「併記」入力ができないのだとすると、現行のルールを徹底できるようなシステムを、レセコンメーカーがきっちり作っていなかったことが最大の問題となりますが、一回量処方記載に統一することで、問題の原因であるレセコンメーカーが、新たに統一された書式用のレセコンを販売して、儲かる構図というのは、どーなんでしょうか。「移行期」とする「当分の間」って、ようするに、レセコンメーカーの製品開発期間の確保ってことですよね。現場だけが、お金を吸い取られていくのって、おかしくないですか?

教育の実施? 「両方書け」という教育から、「こっちだけでいいよ」という教育にレベルダウン。どれだけゆとりか。

教育するなら、「医師は面倒がらずに両方書け。薬剤師は面倒がらずに疑義照会しろ」という基本の徹底が大事なんじゃないんですかね。

お役人が再検討っていうときは、ようするに、「ボクチンの異動で責任がなくなったら、好きにしていいよ」っていう意味なので、さらに改悪されそうです。

現場が混乱する様を三年もほったらかしにしてみないと、何もわからないっていう考え方のようです。お役人の再検討は、おおむね、三年とか五年とか、無意味に長い期間をかけますから、再検討うんぬんの記載は、責任逃れの常套句。

3 不均等投与の場合、標準的記載方法では、どのように記載するのか。

 例えば、製剤名プレドニン錠5mg を1日7錠、1日3回に分けて、朝4錠、昼2錠、夕1錠、7日分処方する場合には、

当分の間は、
「プレドニン錠5mg 1 日7錠(朝食後4錠 昼食後2錠 夕食後1錠)7日分」

あるべき姿は、
「プレドニン錠5mg 1回4錠 1日1回 朝食後 7日分
プレドニン錠5mg 1回2錠 1日1回 昼食後 7日分
プレドニン錠5mg 1回1錠 1日1回 夕食後 7日分 」
という記載になります。

「2」での疑問の回答が、ここに。

「当分の間」に行う「併記」は、「一日量も一回量も、両方書く」という、「併記」本来の意味でした。

・・・あれ?

これ、「現行制度の徹底」ってことじゃん。

それができないって誰かさんが言うから、変えるんじゃなかったっけ?

できるなら、徹底しなさいよ。今すぐ。

4 薬名を一般名で記載した場合も、分量は製剤量を記載すべき。

 例として、製剤名「セレニカR顆粒40%」(原薬はバルプロ酸ナトリウム)という薬を製剤量で1 日1250mg 処方する場合を考えます。
 「バルプロ酸ナトリウム」という一般名を記載し、分量を製剤量で1250mg と記載すると、原薬量で1 日1250mg×0.4=500mg 処方を意図していたにもかかわらず、その2.5 倍量を処方するリスクがあります。

(図)セレニカR顆粒40% 1250mg
バルプロ酸ナトリウム + 添加物
《原薬量 500mg》
《製剤量 1250mg》

(注釈)
 セレニカR顆粒40%1250mg は、原薬(バルプロ酸ナトリウム)を500mg(40%)含む製剤である。
 したがって、標準的記載方法では製剤名を記載した場合、分量は製剤量を記載し、一般名を記載した場合には、分量は原薬量を記載することとしています。
 製剤名を記載したにもかかわらず、分量を原薬量で記載したり、一般名と製剤量を同時に記載することは、処方時や調剤時の過誤の原因となる恐れがあるため、標準的記載方法を徹底することとしています。


んー。

g=製剤量

mg=原薬量

が原則で、念のため「製剤量」とか「原薬量」とか書いておく、というのが、ルール。

これも、今までどおり。

ルールを破っているほうが悪いのですが、「そのルールについていけない人がいるから」という理由で、「より守るのが簡単なルール」へと変更するというのです。厚生労働省は。

【校則を守れない学生がいるから、その人たちでも守れるように、校則を変えます】という、ダメな生徒会並みのセンスです。

5 標準的記載方法に沿った処方せん記載とするためには、処方オーダリング
システム等の改修に費用がかかるのではないか。

 標準的記載方法に沿った処方せん記載については、義務化することはせず、医療機関ごとの処方オーダリングシステムの更新のタイミングに合わせた導入を働きかけることとしています。
 また、標準用法マスターを整備する等、システムの切り替えが円滑に進むよう、医療システムベンダーとも協力していくこととしています。

義務化しないのなら、やるな。

むしろ、現行のルールを義務化しろ。

現行の処方せん記載ルールすら守れない人が、義務化しない記載方法を守るわけがないでしょう。スルーですよ、こんなの。

ルールを守っている人たちが、損をする・・・これ、どーなんですか?

6 教育機関や現場の医療関係者に対し、統一した教育を実施すべき。

 医師、歯科医師、薬剤師及び看護師の養成機関においては、内服薬処方せんの標準的な記載方法に関する教育を実施し、内服薬処方せんの標準的な記載方法をもとに国家試験等へ積極的に出題することとしています。
 また、医師、歯科医師、薬剤師及び看護師の臨床研修等の卒後の教育においても、上記養成機関における対応等を踏まえ、医師卒後臨床研修ガイドライン等に内服薬処方せんの標準的な記載方法を明記し、内服薬処方せんの標準的な記載方法に関する教育を実施することとしています。

だからさー。

「統一した教育」を実施すべきなのは、「現行のルール」なんじゃないの?

で、「過渡期」とか言っている間は、「現行のルール」を徹底させるんでしょ?

じゃあ、それでいいじゃん。

振り上げた拳を納められないからとか、そーゆーの、もう、やめたほうがいいってば。

7 処方せんを手書きで記載する場合、負担がかかり対応が困難であるため、記載方法の義務化に反対である。

 内服薬の処方せんの標準的記載方法については、内服薬処方せんの記載方法の在り方に関する検討会において医療安全の観点からとりまとめた指針であり、義務化を行うものではありません。
 標準的記載方法に基づいた処方への移行状況や、処方せんに関する医療事故等の状況について、2~3年のうちに中間評価を行い、遅くとも5年後に、対策について再検討することとしています。

こういう意見の持ち主が、現行のルールを守ってくれれば、問題はおきないんですが。

機械を使ったオーダリングだって、レセコンメーカーが手抜きしているからか「現行のルール」どおりに記載できません。

現状、手書きで記入する項目が多いからという理由で「現行ルール」を守っていない人たちが、記入する項目が減るのに対して「これもできない。もっと減らせ」と駄々をこねているわけです。どこまで項目を減らせば、できるようになるのでしょう。

「ルールを守らない」人が権限上上位者であるから、下請け側は「粛々とルールに合うように疑義照会などで正している」という構図です。

で、ここでも、お役人は「これは指針です」「義務化ではありません」と言います

繰り返しますが、それなら、現行ルールのままでいいじゃん。

声の大きな人の面子をつぶさないために、何の意味もない提案を「義務じゃないですから」と言いながら出してくるのって、困るんですよね。

ほら、真面目な人が、何も考えずに、その「指針」を守ろうとするから

で、『義務じゃない』って言っているのに、何も考えないけど真面目な人が、「義務だ」と勝手に勘違いして、話を進めようとするから。

もうちょっと、「何も考えないけど真面目な人」のことも考えて、提案してほしい、今日この頃です。

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厚生労働省:国家試験パブコメの結果

今日から、薬剤師分科会・薬剤師国家試験出題基準改定部会。(12/17 木曜日)

これ、気になります。

七月十五日に開催された薬剤師分科会の議事録によると、

制度は改善した(大きな枠組みを作った)から、次は、出題基準を改定する(細かいところもやる)んだ!

といった感じで、考えているようです。

これが、どこにつながるかというと。

パブコメです。

七月に、「厚生労働省×パブコメ」の記事でネタにしましたが。

12月8日の会議資料が公表され、ついでに、パブコメの結果も掲載されました。

意見総数、計12件。

団体4。うち3つは大学薬学部。ひとつは不明ですが、「薬害」に関する意見があることから、薬害関連の団体と予想されます。

個人は8。大学教員が5人。学生が1人。その他(不明)1名。

薬剤師は、1名のみ

・・・筆者が「不明」と勘定されていないのなら、「薬剤師」とカウントされているはず。

薬剤師、ひとりって・・・。

国家試験、大事なのにー。

すでに国家試験に合格した人たちにとっては、のど元過ぎればなんとやら?

まあ、仕方がありません。事実は事実。こんなちゃらんぽらんな薬剤師の意見が、薬剤師カテゴリー唯一の意見になってしまったのは、申し訳ない気もしますが。

で、筆者が送った意見が赤字で、それを受けた回答が画像。

意見1

 資料「新薬剤師国家試験について」が公式な指針であるという前提において、「薬剤師国家試験出題制度検討会報告書」に明記されている「禁忌肢について」が抜けているのは不備ではありませんか。「今後(四年後の見直しまでに)禁忌肢が出題される可能性がある」のか「禁忌肢が出題される可能性がない」のかは、指針として大変重要な事項です。

Pubcome2_2 





この点に関しては、報道によると『禁忌肢、12年に導入せず』と、明確化されたようです。

筆者は、【禁忌肢=医療を目指すものなら100%発見・解除できる罠を仕掛けるような出題】と考えますから、一緒に載っている他の方の「配慮してね」という意見が苦手です。

100%発見できる罠を発見・解除できない人、というのを除くのが、禁忌肢の意義です。

六年制卒業生に対して禁忌肢を適用しないと決めたのなら、この検討会の総意として、100%発見・解除できる罠にひっかかるような人材がいてもよい、と認めたことになります。

よーするに・・・「六年制卒業生は格調高く超優秀だからPharm.D.と呼称してもいいぜ!」と考えるにあたっての担保みたいなものが、ガラガラガラーっと崩れたようです。所詮は、そういうのは、幻想だったのかな、と。(←言いすぎ)

意見2

 「見直しに当たっての基本的な考え方」に示されているとおり「高い倫理観」を確認する必要性があります。しかし、過去の薬剤師国家試験において、倫理についての問題は薬事法規分野20問のうち1問程度しか割り当てられていませんでした。「薬剤師倫理」となると更に出題される頻度が低く、日本薬剤師会の提唱する『薬剤師倫理規定』に関する問題は、過去十年において一問だけ、それも「前文」からの出題となっています。高い倫理観を確認するにあたって、問題数が極めて少ない点を解消するため、たとえば、必須問題における区分を「法規・制度・倫理」から「法規・制度」と「倫理」の二項目に分け、倫理の問題数を確保する等の指針を示してはいただけないでしょうか。

Pabcome







厚生労働省の手にかかると、前提をカットされてしまい、質問が変貌するので、こんな感じになります(泣)。

「高い倫理観を確認する」というから、「それなら、倫理問題が多く出題されることを担保しなければ、試験問題を作りやすい法規・制度だけで20問以上になってしまう。たった数問では、確認することにならないのでは?」と、危惧したわけです。

10問増やしても、それがそのまま倫理問題になるわけではないだろう、と。

むしろ、既得権的に、法規・制度サイドからみれば、「これまで20問中1~2問だったのだから、30問に増えたら、同じ割合で考えて、倫理は2~3問でいいはずだ」と言ってくるはずです。

案の定、パブコメの意見として「意見問題数の見直しについて」にて、

『「法規・制度・倫理」が30問に増えたことを評価。ヒューマニズム及びイントロダクション関連は、多くても2~3題(複合問題含む)が適当と考える』

というご意見が寄せられたようです。

こんなピンポイントの意見は「学生」「大学」「団体」からは出そうにありませんし、問題数増加を喜ぶ姿勢と倫理分野問題の増加を望んでいない点から、法規・制度分野に関係する大学教員の意見だと推測しますが・・・。なんか、予想通り・・・。

筆者はふたつの意見を提出しましたが、そのどちらにも、逆方向に向かう意見が提出されていたのは、なかなか面白い現象でした。

1.「禁忌肢のありなし(どっちかというと【あり】)」対「禁忌肢【なし】。無理なら複数禁忌肢」

2.「倫理問題数確保」対「倫理はちょっとでいい」

という戦い(?)ですが、これ、筆者が意見提出しなかったら、無条件で「国民は禁忌肢がないほうがよいと言っている」「国民は倫理問題は少ないほうがいいと言っている」のように判断されたのでしょうか。

パブコメ、けっこう、コワイかも・・・。

と、思いつつも、パブコメの回答にある「今後行われる薬剤師国家試験の出題基準の変更の中において、ご指摘の点も参考にさせていただきます」が、薬剤師分科会・薬剤師国家試験出題基準改定部会において、どこまで参考にされるのか、期待・・・するだけ、無駄な気もしつつ・・・。

また、議事録を読むのが楽しみな部会ができましたとさ。

☆平成22年2月22日 追記☆

1月20日に、「パブコメ結果」として、厚生労働省のサイトに発表されていました。

「薬剤師法施行規則の一部を改正する省令案」に関する意見の募集結果について

で・・・「禁忌肢について」の部分が、そっくり抜け落ちていました

議論の結果修正したからなのか、パブコメの意見としては「なかったこと」にされていますが・・・。こういうちょっとした部分から、隠蔽を善とみなす思考が始まる気が。

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夏の日薬代議員会7「会長マニフェストの進捗状況」

夏の日薬代議員会ネタ、気付いたらもう七回目。

夏のネタですが、そろそろ、冬。

2月になると、冬の日薬代議員会です。

日薬会館問題で

『今回は土地の購入を許していただきたい』

『次の総会では、その資金の手当て(借金☆)を許していただきたい』

『その次の総会では、会館の具体像をお示しする』

などと、ドサクサまぎれに任期より後の話をしている会長が、

改選直前の総会で、莫大な借金をしてしまうかもしれない、そんな冬。

しかも、総会決定事項ですから、

「みんなの代表」ということになっている(けど、会館問題についての一般会員からの意見なんて一切聞く気がない)代議員さんたちが、この借金に賛成するかもしれないってことですよ。下手すると、全会一致で。

こわいなー。

みんな(大半の会員)が知らないところで借金を許しちゃう代議員会って、こわいなー。

お父さんや子供の知らないところで高利貸しから大金を借りる主婦みたいで、こわいなー。

決まっちゃったら、会長が変わったり、会長が会を退会したりしても、借金は残るんですよー。

逆に、決まっちゃったら、今の会長に責任を持ってもらうという名目で、再選させるしかなくなるかもしれないんですよー。

会館建設問題って、現状のやり方だと、現在の会長の選挙対策?

せめて、「借金することで、こんなに節税になるんですよ」とか、資料を出してほしいところですが・・・どうなることやら。

さて。会長の進退に関連して、今回のネタ。

北海道の有澤代議員の質問。

会長マニフェストの進捗状況】について。

有澤 「会長が就任時に、明るい未来を目指して、薬剤師・日薬の強化をということで示された8つの項目は、現在、どの程度の進捗しているのかお聞かせいただきたい」

これに対して、児玉会長は(以下意訳)

 1.マニフェストの質問! サンキュー!

 2.今、やってるぜ! 責任も感じているぜ!

 3.中長期対策が大事だぜ!

 4.俺たちの旅は、まだまだ途中だぜ!

 5.とっかかり、方向性については満点だぜ!

・・・みたいな話を返します。

二期目への気合い、十分のようです。

日薬会館の具体案を「改選後に」示すと言っているくらいですが。

これ、どこかで見たことのある展開です。

ほら、えーと、政権交代したら具体案をお示しします、でも政権交代しても具体案は示せません、みたいな・・・。

任期中に実現できないことをマニフェストに書いておいて、「着実に進んでおります」と自画自賛する、みたいな・・・。

で、よく見ていると、わざと何も進めていないんじゃないかと思えることが、幾つも出てくる、みたいな・・・。

「薬学教育&医薬分業」担当→副会長→会長 という流れで十年近く。

現会長が担当した分野が、現会長の言動で、どれだけ混乱してきたか。

現会長が作っちゃった組織・枠組みを活用しなくちゃならない後任が、どれほど大変か。

栃木県の小野村代議員の言葉を借りて、締めとさせていただきます。

『この場(代議員会)でお願いしたことを【必ず前進させる】と回答されて、そのまま進んでいないのが幾つもある!!!!!』

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夏の日薬代議員会6「認定薬剤師制度」

夏の日薬代議員会、つづき。

今回は【認定薬剤師制度】について。

石川県の能村代議員の質問です。要約します。

 1.認定薬剤師制度発足から15年。

 2.現在の認定薬剤師は3.7万人で、医療従事薬剤師の21.7%

 3.この認定率は一体どうなんだ

山本副会長が回答します。「意訳」します。

 1.【薬剤師倫理規定第四条・第六条】を守るかどうかは本人次第。

 2.認定を受けていないがもう少しで認定可能な層が多いだろう。たぶん。

この回答で勢いづいた能村代議員は、次のように締めます。要約します。

 1.点数シールを持っているが、それを日本薬剤師研修センターに出していないという薬剤師が非常に多いのではないか

 2.「研修シールを提出する月間(ママ)」などで認定率を高めよう。

・・・と、いうことですが。

内容問わずに時間だけ問題にするような認定の「質」は、どうでもいいみたいです。

『認定薬剤師』になりたがるのは、病院薬剤師会などが認定する『専門薬剤師』を目指している、病院勤務の真面目な方たちくらいだと思いますが・・・。(注:専門薬剤師の認定要件に、認定薬剤師であること、という項目があるからです。病院に勤務していない薬剤師の場合、専門薬剤師の認定要件に挙げられる「研修施設での経験」を得るためには「研修施設」にも勤務しなければなりませんが、管理薬剤師は、調剤の場所を管理する薬局に固定されるため、専門薬剤師になるのは不可能かと・・・、違うのかな?)

代議員会で言っている認定薬剤師が「日本医療薬学会認定薬剤師」なら、論文も書いて学会発表も行ったという前提があるので「質」の面で申し分ないと思いますが、「点数シール」と言ってますから、たぶん、「日本薬剤師研修センター認定薬剤師」のことなので、「この認定率はいかがなものか」と問われたら、「こんなもんじゃないの? 80%の薬剤師は、日本薬剤師研修センターの認定薬剤師に、価値を見出していないのでしょう」と答えたくなります。

何かの「認定」つながりで、もうひとつ。

京都府の乾代議員が

【「Pharm.D.」の呼称等】という質問で、

 新しい六年制の薬剤師のみ、『Pharm.D.』って言おうぜ!

と提案しています。

(医師が)諸外国で交渉するとき、BS(学士)っていうのと、M.D.(医学博士)っていうのと、Ph.D.(大学院を出た博士)っていうのとじゃ、全然違うんだもん☆

というご意見です。

肩書き社会(注:乾代議員は京都大学の教授です)で生きていくというのは、そういうものなのでしょうか。外国のホテルで対応が格段に良くなるという話も聞きますので、たぶん、そうなのでしょう。

乾代議員自身が

『アメリカの場合は、(医師は)きちんとMDプログラムになっている。それから、PhDもプログラムになっている。だから、日本とは少し違うわけであるが』

と言っているように、「違う」ので・・・

「六年制卒業だから、自動的に、Pharm.D.と名乗れる」

という論理は、ちと苦しいと思いますけど。

どうも、「日本の六年制の医師がM.D.と名乗っているから、日本の六年制の薬剤師もPharm.D.と名乗れるはずだ」という考え方のようです。どうなのでしょう。

文部科学省の『薬学教育の改善・充実に関する調査研究』で研究協力者として活躍していたころの乾代議員は

「国際的な整合性も考慮し、医師をMDと呼ぶこととしているのと同様に、6年制学士はPharm.D.という称号とし、それを目指した改革であるという説明を行えば、社会に対して薬学教育の制度がいかに変わるかということをアピールできる。Pharm.D.という称号が使えるようなシステムについても触れていくことが大事である。(文科省の議事録抄録より)」

といった主張をしています。

この時の主張が通っていれば、薬学教育のシステムの中に、Pharm.D.養成プログラムが組み込まれ、「六年制卒の薬剤師はPharm.D.と名乗れる」ことになり、めでたしめでたし。しかし、結局、そういうシステムにはならなかったわけです・・・。

平成20年の日薬代議員会(夏)で、乾代議員は

「平成14年10月文部科学省に設置された『薬学教育の改善充実に関する調査研究協力者会議』でも、この件について、薬学教育改革に当たってぜひ検討してほしいと申し上げたが、6年制の医学部でも学士であり、職業的なところで考えればよいという答えであった」

として、『文部科学省が、職業的なところ(=薬剤師会?)で考えればいい』と言っているので、薬剤師会がPharm.D.と言うべきだ、と話しています。

だとすると、これ、文部科学省が、非公式に認めた主張?

ということは・・・

「職能団体である薬剤師会が六年制の卒業生のことをPharm.D.と呼ぶと代議員会で決めて、宣言すれば、そう呼んでも構わない、今すぐ決めれば、そうなる」

と日薬の代議員会で主張して、日薬が何らかの宣言を行った場合。

文部科学省は認めてくれるの?

本当に文部科学省が認めるというのなら、ハードルはかなり低いはずですが・・・。

児玉会長は、この提案に対し、こんなことを言いました。(意訳)

 1.六年制で、やっと世界レベルの教育になった

 2.若い薬剤師はグローバルに世界的な付き合いをしろ

 3.Pharm.D.って名刺に入れるの、クールだ。すげー理解できる。

どれもこれも、ツッコミしたくなるフレーズなのは、おいといて。

結局、

「Pharm.D.」って呼称を宣言するかどうかは、返答せず。

共感するふりだけして何もしない。もちあげて、はしごを外す。

いつもの児玉ワールドでしたとさ。

乾代議員、次回もこの話題、とことんまで、よろしくお願いします。(できれば、文部科学省の責任者同伴で)

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夏の日薬代議員会5「日薬の禁煙への取り組み」

夏の日薬代議員会、つづき。

今回は【日薬の禁煙への取り組み】について。

岩本代議員からの質問です。

岩本 『2003年4月、日薬は、国民の健康を守るために禁煙の推進、また児童喫煙の防止に貢献すると高らかに宣言を出した。いろいろな禁煙への取り組み、また禁煙支援は各都道府県や薬局でもやられているが、この禁煙宣言の中には、五番目に、「薬剤師会館の全面禁煙を徹底します」という項目がある今、日薬事務所には堂々と喫煙室がある。たばこは嗜好物であるという考えもあるかとは思うが、やはり敷地内禁煙が進んでいる中で、薬剤師会の事務所は分煙をしているという状況である。この際、あの部屋を撤去して、役員が、まず隗より始められて、禁煙を進めるということを提案したいが、如何か』

という質問・・・というか、

自分たちで新聞広告まで出しておいて、六年経ってもまだ禁煙徹底できないなんて、おまえら小学生以下か

という、非難ですね。(※そこまでは言ってないです)

まあ、当然です。

できないくせに、できると言うほうが悪い。

できないんだから、宣言なんかしないで、堂々と吸えばいいのに。

(参考)平成18年1月18日日本薬剤師会理事会承認『新・禁煙運動宣言』

私達は、国民の健康を守るため、以下のような取り組みを進め、禁煙の推進・受動喫煙の防止に貢献します。

1.国民の禁煙支援に積極的に取り組みます。
2.特に妊婦・未成年者への禁煙啓発活動を行います。
3.薬剤師の禁煙を徹底します。
4.薬局・薬店内の禁煙を徹底します。

5.薬剤師会館の全館禁煙を徹底します。
6.薬局・薬店ではたばこの販売を行いません。

姑息なことに、「全面禁煙はしないけど、喫煙所で分煙したからいいよね?」と、どこの誰に向かって取り繕っているのか知りませんが、トイレで校則違反のたばこを吸う中学生的な発想で「喫煙室」を作っているわけです。

岩本代議員は「役員が、まず隗より始められて」と、穏やかに話していますが、薬剤師会館内では吸わないと言ったのだから、四谷三丁目の富士国保連ビル7Fからエレベーターなり階段なりを使って地上に出て、屋外で吸えばいいのでしょう。その手間も惜しいというほど喫煙依存が強い重症状態なら、薬剤師会の場合健康に差し支えると言っているのですから、まずお医者さんに行って治療してもらってから役員を引き受ければいいだけのことです。

で。

日薬副会長の寺脇さんが、答えます。

寺脇 『日薬でたばこを吸う役職員の話を聞き、喫煙室ものぞいてみた。結論を申し上げると、時代の流れ、医療人として禁煙はやむを得ない。喫煙室をなくして全面禁煙にするとは思うが、具体的な時期は、総務担当で決定したい

・・・あれ?

やむを得ない、とか、言ってますよ。

「当然である」じゃ、ないんですね。

「時代の流れ」的には、もともと六年前にさかのぼりますから、たぶん、痛みが伝わる神経がどうにかなっていて、脳に伝わるのに六年以上かかるのでしょう。

・・・この、すごく後ろ向きな答弁は、要するに、

『喫煙室のことがバレちゃったから、いつか完全禁煙にしますと言っておいて、誤魔化そう・・・って、喫煙者の役員や職員に言われたから、そう答えます』

という心の叫びなのでしょうか。話の流れからすると寺脇副会長はタバコを吸わない人のようですが、もし喫煙者だったら、この答弁の意味が変わりますので注意。

先延ばし、先送りをはかる執行部に対して、岩本代議員は迫ります。

岩本 『この問題は、「喫煙室を撤去する」と言えば済む話であって、理事会等で議論すべきことではないと思うので、会長のご決断をお願いしたい』

さあ、逃げられなくなりました。

児玉会長の決断は・・・?!

児玉 『ご指摘の通りで、三師会はじめ全国の薬剤師会の会館もすべて禁煙になっているので、これは当然であろうと思う。しかしながら、時期等について今後詰めたいと思う』

うわー。はじまったー。

児玉会長ワールド全開ですよー。

禁煙はする。いつからするかは、誰かが決める。

って言われて、信用できるんですかね、ふつー。

しかも、禁煙宣言してから六年間、禁煙しないでいた人たちですよ。

信用できるわけないでしょ。

薬剤師会館の全面禁煙宣言」は、国民との約束ですよね。

しかも。

項目5の「薬剤師会館」以前に、

項目3で、「薬剤師の禁煙を徹底します」と宣言しているんですよ。

でも、「日薬でたばこを吸う役職員に話を聞いた」という話がありましたし・・・。

日薬の役員は、基本的に、全員薬剤師ですから・・・。

薬剤師の禁煙も、徹底できていないじゃん

・・・ほら、嘘つきになっちゃいましたよ。

もう、子供に「嘘をつくのはよくないぞ」とか、言えない体ですよ。

F.I.P(国際薬剤師連盟)のネタを書いているときにも感じましたが、

組織の偉い人って、自分はやらないくせに、人に押し付けるの、大好きですよね

別に禁煙しろなんて言いませんから、日薬は、

まず、国民に、「できもしないことを宣言してごめんなさい」と、素直に謝ったらどうなんですかね。

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夏の日薬代議員会4「薬の日」

前回の【将来展望】で、会長のヘンテコ答弁につきあったためか、

浅川代議員の次の質問も、ヘンテコに影響されてしまいます。

今回は、【9月3日を「薬の日」に】という、ちょっとオチャメな質疑応答です。

最初から、突き抜けた提案で始まりました。

『9月3日、キュウスリーの日を、「薬の日」としては如何か』

おお、キュウ・スリー!

わかりやすいうえにオヤジギャグな感じで、子供にバカウケ間違いなし!

なかなか、ツボをついてきます。

これは、学校教育のつかみに最適です。

ここまでは、代議員会に潤いを与える、ナイスな仕事っぷりです。

しかし。

話が横にそれます。

『10月17日からの【薬と健康の週間】がどのような意味を持っているのか、調べてみたが、よくわからなかった。これ(提案と、薬の週間の意味)について、如何か』

という話になってしまったのです。

寺脇副会長が淡々と(?)答えました。

要約すると

「ググれ」

ということです、はい。

余計なことを訊いたからか、キュウスリーの日については、スルーされましたとさ。

薬の日(5月5日)については、薬剤師倫理規定擬人化プロジェクトのブログ(ここ)でも、八月十二日にお伝えしていますので・・・

八月二十二日に質問する前に、ちょっとググれば、もう少しカッコイイ展開が待っていたかもしれません。

残念無念。

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夏の日薬代議員会3「将来展望」

今回は、【将来展望】。

愛媛の浅川代議員の質問です。

「高校生などに、どんな明るい将来像を示せるんですか?」

という趣旨の質問です。

ところが。

児玉会長は、

「分業率がまだ60、70%ぐらいで、まだ、80.90.100%と、職能を発揮できるチャンスはいくらでもあり、本当に社会に役立つことができる」etc

などと、道筋がついてもいないことについて「明るい話題」として語るだけではなく。

時間浪費の達人である会長は、浅川代議員の質問していないことについても、勝手に話し始めます。(注:代議員の質問は、回答時間も含めて20分までです)

『もう一点、ご質問から外れるが、医薬分業を進めてきてやっと60%になったが、結果的に、若い薬剤師はハングリー精神がなくなり、何かもうそれで満足してしまっている。何のために医薬分業をしてきたのかという思いがあった。しかし今昨年会長になり・・・(中略。若手薬剤師とたくさんディスカッションしたら、若手にもいい人材がいると思った、という話)・・・そしてむしろそういう人たちに、どういうふうなビジョンを語らせるのかといった方向に持っていかないと、私たちが経験してきたことが、逆にマイナスなこともあるので、そこは発想を変えなければいけない。そういうことを踏まえて、現在検討中の薬剤師の将来のビジョンでは、どこまで踏み込むかということを、私なりに考えてはいるが、同ビジョンでできる限り、若い人たちにも、方向性を示したいと思っている』

・・・うわ、長いうえに、何言ってるのか全然わかんないですよ。

若手に将来ビジョンを語らせる?

将来ビジョンは、現在検討中?

ようするに、「今、将来ビジョンは、何もない」ってことを、偉そうに言っているだけ?

「今はまだ本気を出していないだけだ」というフレーズが、頭の中をリフレイン。

で。

浅川代議員もよくわからなかったのか、それとも超想像力と勇気で足りない言葉を補って理解したのか、次のように返します。

浅川代議員 「将来のビジョンとして、今、最大の目標は、医薬分業の推進ということか」

会長 「先ほども申し上げたように、医薬分業は一つの手段であるが、まだ60%であり、手段として十分できていないわけである。何度も申し上げるが、60%から70%への段階が最大のポイントである。そのためには、患者さんの理解がなければ達成できない。それさえできれば、というか、やらなければいけないわけであるが、患者さんを味方につけるというのは、私たちの将来にとっては大きな力であるので、そのことを申し上げたい」

といった、やりとり。

児玉会長の曖昧トークが冴えわたっています。

 Q.医薬分業の推進が、今の、最大の目標ですか。

 A.はいそうですがちがいます。

という、やりとり。

強引に理解すると、会長が言っているのは、

『患者さんの理解が得られないようなダメな仕事をしている地域は、患者さんと敵対していて、分業率が低い。その基準は、分業率60%~70%である』

ということでしょう。

んー・・・書いてみると、すごい論理ですが・・・。

これ、どの県のことを問題にしているのでしょうか。

都合のいいことに、日薬誌12月号194ページに、平成20年度の処方せん受取率の推移表が載っています。

分業率=処方せん受取率 と考えて、みてみましょう。

分業率(受取率)が60%以下は、23府県。

都道府県のうち、都と道はセーフですが、ほぼ半分の府県が、会長からダメだしされているようです

とはいえ。半分はさすがに多すぎです。

60%以下の府県のうち・・・基準をぐっとゆるめて・・・、分業率45%以下で絞ってみましょう。

表の順番で、群馬・富山・石川・福井・京都・大阪・奈良・和歌山・徳島・愛媛

ぴったり、ワースト10になってしまいました。

この中で、薬剤師総数および人口十万人あたりの薬剤師数が少なく、これ以上の処方せん受取率を目指すにはハードルが大きいので、仕方がないかなぁ・・・という地域もあります。しかし、逆に、薬剤師総数も多いし、人口十万人あたりの薬剤師数も十分いる、という地域でワースト10となれば、言い訳できません。たぶん。

児玉会長の考えでは、その地域の薬局は、患者さんの理解を得られないダメ薬局だということになります。百歩譲っても、医薬分業の足を引っ張りまくっている地域だということになります。

それは、どこ? って・・・。

どうみても、大阪ですね。

つまり、児玉会長の考えでは、大阪がダメなんだと。

責任者、でてこい、と?

ええと・・・今の大阪府薬剤師会の会長さんは、中西光景さんです。(平成18年から)

でもねー。

平成12年から平成18年までの長い間、大阪府薬剤師会の会長職をつとめていた方が、ですね・・・

児玉会長本人なんですよねー。

総責任者である大阪府薬剤師会会長職を六年もやっていて、しかも前職。

その口から、実質、地元はどーしよーもない、的な意見がでたのかと思うと・・・。

現職が可哀想すぎます。

児玉会長自身が進められなかった大阪の医薬分業を、現職や現場のせいにしているようにしか見えません。

まあ、答弁からもわかるように、分業率「100%」が実現できると本気で考えているかもしれない方ですから、小者には考え付かないような超論理で、「俺、いい答弁してるぜ! 輝いてるぜ!」とか、思っているかもしれませんが・・・。

いい大人なんだから・・・

もうすこし、なんとかならないものですかね・・・。

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PS。医療倫理の概説とか。

「ぷろ☆すた」には、項目1.1.5に、『医療倫理の歴史を概説できる』と書いてあります。

「歴史」の部分には、「(ヘルシンキ宣言、ヒポクラテスの誓いなど)」と書いてあります。

「ヘルシンキ宣言」については以前にHealthThinking宣言♪とか言いながら触れましたので、「ヒポクラテスの誓い」から。

The Oath of Hippocrates I swear by Apollo the Physician, and Aesculapius, and Health, and All-heal,
and all the gods and goddesses, that, according to my ability and judgment,

I will keep this oath and this stipulation-to reckon him
who taught me this art equally dear to me as my parents,

to share my substance with him,and relieve
his necessities if required; to look upon his offspring
in the same footing as my own brothers,
and to teach them this art, if they shall wish to learn it,

without fee or stipulation; and that by precept,
lecture, and every other mode of instruction,

I will impart a knowledge of the art to my own sons,
and those of my teachers, and to disciples bound by a stipulation
and oath according to the law of medicine, but to none others.

I will follow that system of regiment which,
according to my ability and judgment,

I consider for the benefit of my patients,
and abstain from whatever is deleterious and mischievous.

I will give no deadlymedicine to anyone if asked,
nor suggest any such counsel ; and in like manner

I will not give to a woman a pessary to produce abortion.
With purity and with holiness I will pass my life and practice my art.

I will not cut persons l aboring under the stone,
but will leave this to be done by men who are practitioners of this work.

Into whatever houses I enter,

I will go into them for the benefit of the sick,
and will abstain from every voluntary act of mischief
and corruption of females or males, onot to be spoken of abroad,

I will not divulge, as reckoning that all such should be kept secret.

While I continue to keep this oath unviolated,
may it be granted to me to enjoy life and
the practice of the art, respected by all men, in all times !

But should I trespass and violate this oath, may the reverse be my lot!



真面目な翻訳は、別のとこで読んでいただくとして。

【超・偏りありありの意訳にすらなってないヒポクラテスの誓いっぽいの】

「疫病神を暗喩して医の神と恐れられた太陽神」、「その太陽神の息子で、死者蘇生するほどの技術力を持ったら神様に殺された天才」、「その天才の娘たち」という華麗なる医者一族と、神様全部に、『自身の能力と判断に従って』・・・つまり『真剣に言ってるわけじゃなくて、遊びだってわかってるよね?』・・・この制約を守るって誓うよ、うん。

医術を教えてくれた大学教授を、絶対服従って意味で敬うし、学長選挙なんていったら資金援助もするし、応援演説も当然さ。

恩師の息子や孫が医者になりたいって言えば、学費免除の裏口入学だって面倒みるぜ。

本の共同執筆や個人授業、その他「あらゆる」方法で、自分の息子・恩師の息子・派閥の弟子たちに医術の知識を教え込むけど、他のだれにも教えないし面倒もみない。

『自身の能力と判断に従って』・・・つまり、『その場のノリでもいいから』・・・患者の都合がいいんじゃないかっていう治療法を選ぶ。害となる・・・医療訴訟につながりそうな治療法は決して選択しない。

依頼されても、人を殺すような強い薬は使わないし、そう匂わせることも、「副作用が出た」と難癖つけられないようにするため、しない。同様に流産の道具も与えない・・・手術はするけど。

一生、純粋で神聖な【お花畑脳】で、医術を行うぜ。

結石手術なんてゼッタイやんないよ。手術屋にたらいまわし。

往診に行って不倫とか窃盗とかゆすりたかりとか、あとが怖いから避ける。

男女身分はどうでもいい。要は金だから。

医療関係なく、プチ整形とか、薬物依存とか、他人の秘密は(例外なく)漏らさない。

この誓いを守り続ければ、俺様すげー。人生完璧バラ色。

この誓いを破ったら、あちこちの恨み買いそうだなー。

 恩師だけには尊敬と感謝をささげる。(恩師以外には頭下げないぜ)
 良心五割と威厳五割で医療を実践。(それどんな態度なんだか)
 患者の健康っていうか生命を第一。(命だけは取り留めます)
 患者の秘密は絶対守る。(秘密って言われなければ学会発表だ)
 業界の名誉と伝統を保持。(革新的なことには手を出さないぞ)
 同僚であればブラザー。患者なら差別しない。(でもそれ以外は別だぜ)
 受精したときから至高のメニューに登録。(お得意様誕生。中絶させないぜ)
 圧力を受けても人道以外に技術を使わない。(人道=自分の患者の要望)

・・・っていう内容だったりしたらヤダなー。

ヒポクラテス自身が誓ったわけでもないのに「ヒポクラテスの誓い」って名づけられてしまうあたり、いやーな雰囲気を感じます。

これ、斜めに構えて読むと、「保身に走る大学病院の内科担当の妄想」にみえてしまう代物です。全米の医師が卒業式で真面目な顔して宣誓するそうなので、「です」って言いきっちゃいけないような気もしますし、そもそも斜めに構えて読むのは間違った読み方ですが・・・。

世界には、想像の斜め上をいく読み方をした人もいたようで。

『この誓いはカルチャー・ラグだぜ、ベイベー。こんな誓いをした奴は、男尊女卑で同性愛の(以下略)』

と、米国紳士が異論を唱えたそうです。さすがフリーダムな国。

そんな異論に、真面目な学級委員長みたいな人が、反論します。

『この誓いはヒポクラテス本人でこそないだろうけど、内容は立派なんだい! 誓いは永遠不滅なんだいっ』

・・・反論しなきゃいいのに・・・。

まあ、はたから見ていたフツーの人は、気付きますよね。

この古い古い古い誓いを続けても、しょーがないよね、って。

「御典医様、殿様から離れてください」と、何メートルも先から診察させるような古さだし。

んでもって、「ジュネーブ宣言」につながります。

つながるんですが、今のところ、まだ、「ヒポクラテスの誓い」は、あちこちの医科大の卒業式で宣誓されています。

なので。

「ああ、こーゆーことを、若気の至りとはいえ、真顔で宣言しちゃった人たちなんだな」という点を理解するためにも、「ぷろ☆すた」では、わざわざ一項目設けているんじゃないかと考える次第。(←考えすぎ)

【おまけ 進化した、現代の医療倫理】

医の倫理綱領

 医学および医療は、病める人の治療はもとより、人びとの健康の維持
もしくは増進を図るもので、医師は責任の重大性を認識し、
人類愛を基にすべての人に奉仕するものである。

1.医師は生涯学習の精神を保ち、つねに医学の知識と技術の習得に
努めるとともに、その進歩・発展に尽くす。

2.医師はこの職業の尊厳と責任を自覚し、教養を深め、
人格を高めるように心掛ける。

3.医師は医療を受ける人びとの人格を尊重し、やさしい心で接すると
ともに、医療内容についてよく説明し、信頼を得るように努める。

4.医師は互いに尊敬し、医療関係者と協力して医療に尽くす。

5.医師は医療の公共性を重んじ、医療を通じて社会の発展
尽くすとともに、法規範の遵守および法秩序の形成に努める。

6.医師は医業にあたって営利を目的としない

    えーと。

    ヒポクラテスの誓いより、こっちを勉強したほうがいいですよね・・・。

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夏の日薬代議員会2「日薬会館」

日薬誌に掲載された「日薬代議員会議事録」。今回のネタは、以前にも議事録ネタでちょっと触れた、「日薬会館建設問題」について。

代議員会において、児玉会長が「日薬会館」の建設予定地について触れた「条件」は、以下の四つ。

 1.通常会費とは別に、建設のための会費負担は求めない

 2.土地取得と会館建設(土地300坪、建物800坪)に係る費用は20億円以内とし、年間返済額1億円の範囲で建てる

 3.全国会員の会館であるので、羽田空港およびJR東京駅から1時間以内の場所とする

 4.強制的なことはしないが寄附はお受けする

うわー。

こんな条件つけたんじゃ、何千年経っても、会館なんて建たないって。

まず、会員のための話なのだから、「建設のための会費負担は求めない」って最初から言うのはダメでしょう。

建設のための会費負担、求めればいいのに。

代議員会で「会館建てますが、費用は当然、臨時会費となりますので、各代議員の方々は、責任を持って臨時会費了承をとりつけ、次回代議員会で採決できるようにしてください」と宣言すればいいのに。代議員さんたちが本気なら、地元の会員を半年かけて説得して回るでしょう。

日薬会員10万人の半分(5万人)に、3万円ずつ特別会費で拠出してもらえば、15億円。

銀行から15億円借りて20年ローンで返すと、19億8500万円の返済。

4億8500万円ぶん、損。

インフレが起こったら一気に返せる!的な考え方なのかな?

日薬会員って、「月額会費を1000円上げる」と匂わせただけで、激怒する人たちでしょ?

インフレになっても、バブルでも、会費の据え置きを要求するにきまってるじゃん。

だったら、目的を絞った「特別会費」で、十分。

会館が本当に必要なら、集金後の会議内容や使途を透明化してくれさえすれば、払いますよ、みんな。

最終的に会費として払わなきゃいけないお金ならば、先に払って、借金体質を回避しないとダメでしょ。

自腹で現金一括払いのできる財務体制を、総会で諮って、決めればいいだけのこと。

お金がないのに「今が安いから!」と、言われてもねえ。

団塊の世代特有のマイホーム願望にしかみえなくて。

自社ビルを建てるな、とは言いませんけど。

「資金もないのに、自社ビルを建てるな」とは、言っておきたいところです。

毎年1億円の賃貸料を払うのがもったいない、自社ビルなら固定資産税などで1500万円ですむよ♪ ということなのですが、毎年1億円返済するのなら、少なくとも返済中の20年間は、毎年1500万円(20年で3億円)、負担が増えますよね。

銀行に利子で吸い取られるくらいなら、『臨時会費を集めるから、そのぶん、毎年8000万円程度の会費還元(年間800円/一会員)を20年行います』で、いいんじゃない? 単純な会費還元だとつまらないから、『薬学生をワンコイン会員として組織するために使う』とか、いろいろやり方はあるでしょう。

立地の交通アクセスも、なんだかなー。

東京駅からならともかく、【羽田空港から一時間】っていうのは、中野あたりまでしか範囲に入っていないってことでしょ。わざわざ土地価格を高く設定してどうするのやら。

そんなに空港が好きなら、府知事に掛け合って、WTCに間借りさせてもらえばいいのに。今なら安い(全部で80億ともいう)し。

で、寄附っていってもねえ・・・・。

この条件で、今の執行部で、代議員会でのやりとりがボロボロでは、普通の会員は寄附なんてしないでしょ。

『支払うお金の当てはないけれど、土地取得契約のために予算を流用することを許してほしい』と、ろくな資料も用意せずにプレゼンする執行部に多額の寄附をするヒトって、ある意味勇気があるというか・・・なんというか・・・。

まあ、そんなこんな。

代議員会ではあれこれ議論しているわけですが、

誰一人、「会長が唱えた前提条件自体がおかしいだろ、それ」とは言わなかったようなので、

なんだか、すごく、変な方向に向かっています。

世界の隅っこの、ここで言っておきます。

【家を建てるときに、完成する家に住む予定の身内(蓄えあり)から一銭もお金を集めないで他人から高金利の借金をし、その借金の25%を先祖の財産を取り崩して払い、自分の代では最低限の支払いしかしないで、残りの大半については『二代先の孫に返させるんだ!』と若い息子に資料すら渡さずに決めてしまう、迷惑極まりないオヤジ】が、【俺は素人だし将来ビジョンについて何の構想もないけど、家の購入一切に関しての権限をよこせ】と、ほえているのですけれど。

正直言って、迷惑です。

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夏の代議員会1「薬剤師のイメージ戦略」

日薬誌12月号が届きました。

毎年12月号には、8月の日薬代議員会議事録要旨が掲載されます。(遅っ)

趣味の時間の始まりです。

毎回エキサイティングなやりとりで楽しませてもらっていますが、

今回は、岡山県の漢方達人、緋田(予備)代議員の質問、

[薬剤師のイメージ戦略]

をとりあげます。

まずは緋田代議員からの質問、要約。

☆「薬剤師のイメージ戦略」

 【前提】

 私立薬学部の定員割れ25%

 六年制私学の平均授業料が1200万円

 現在の四年制卒業時の留年率が20%

 薬学部の最低偏差値は40くらい

  → これでは、親も教師も薬学部を薦めない。

  → 本人が希望しない限り。

 医学部の定員1200名増加

  → 優秀な人材は医学部へ行く。

 【提言】

 子供向けに、かっこいい薬剤師のドラマやマンガ、その他のイメージ戦略を検討していただきたい!

 ご回答をお願いしたい。(ただし)子供向けのイメージなので、吉永小百合さん主演の映画のことは、省いて結構である!

これに対して、児玉会長が

 【前提】に関しては、今何もやってませんが、これから何か考えます。

 偏差値が下がったり質が落ちたりしたのは、薬学部の増加と少子高齢化のせいです。(要約)

と、いつもの調子で話して質問時間を潰します。

薬学部増加問題の時期に日薬の副会長をしていて、増加を止めないと質が落ちるとさんざん言われたのに放置した、自分自身は棚上げ。

あとを受けた生出副会長が【提言】に回答。

 「厚生労働省では」子ども霞が関見学デーとして、厚生労働省の講堂に模擬薬局を作り日薬役員を派遣しクイズや紙芝居でPRしている。

 「実は」薬剤師を主人公にした「薬屋りかちゃん」というが出ている。

 「省略してよいといわれたが」、きのう(8月21日)映画『おとうと』の特別試写会を観てきたが、吉永小百合さんと蒼井優さんが薬剤師役ということで、公開されれば、薬剤師というイメージが少しは良くなると思う。

 具体的に日薬として予算化し戦略的にまだ取り組んでいないので、ご提案を受けながら今後進めていきたい。

という回答なので、要するに、「日薬は何もしてないし、予算化するまでは何もしない。提案はいくらでも受けるけど、予算化されていないことを理由に却下します」ということを、なにかやっているように喋っているだけ。

話し方でズルイなー、と思うのは、「日薬役員を派遣し」なんて、自分たち主導のように話すとことか、「実は」なんて言い方で、昔から注目していたように話すとことか、ネタがないからって結局は映画の話(しかも具体的にどう薬剤師職能が魅力的に映るかではなく、女優さんのネームバリューについて語っている始末)でゴリ押しするとことか。厚生労働省の講堂に模擬薬局をつくるなんて、どれだけムダなことしてるんだか・・・。これ、誰か仕分けしてください。

それにしても。

予算化なんて、するつもりもないくせに。

逆に、予算化していなくても、独断で法外な金額を広告代理店に支払うくせに。

やる気があるのなら、「これは○○委員会で戦略を策定し、次回代議員会までに、会員の皆様に提示します」と答えるでしょう。

やる気がないのなら、やる気がないと言えばいいのに。

・・・さて。

緋田代議員は、日薬執行部の「ゼロ回答」にも関わらず、「今後進めていきたい」で言質をとったつもりになったらしく、次のようにまとめます。要約すると、

 「薬屋りかちゃん」は私も持ってきた。執行部がこういったものに目を向けたことに感謝する。

 他に「QED」もある。

 このような方を「含めて」イメージづくりに協力してもらってほしい。

 執行部のみなさんが前向きな気持ちがあるということがよくわかったので、大きな力を持ってよろしくおねがいしたい。

・・・おーい。

騙されるにもほどがある、のでは?

この会議から三カ月以上たちますが、

日薬がやったのは、映画『おとうと』の動員向上協力(既定路線。当然、予算化はされていない事業)だけですよ。

数年前、「薬屋りかちゃん」雑誌不定期連載中に、その掲載誌を持って薬剤師会の偉い人たちに見せようとしたら、

「エロ本持ってくるなよ」

的な反応を受けたことを、今、思い出しましたよ。

「コミックハイ!」、表紙はブルマ姿のイラストでしたけど。えろ?

そーゆー反応なんですよ、基本。

【単行本にならないと、評価しない】という風潮も強いし。

単行本一巻が出た時も、

「これ、薬剤師会で買い占める勢いで、会費で買いましょう!」

と偉い人に言いましたが、却下。

・・・という記憶から、考えるに。

この議論、正直、何をいまさら。

代議員会でマンガの話が出ただけ、画期的、ともいえますけれどね。

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日薬、『おとうと』応援って・・・。

日薬ニュース第126号より。

日薬、映画『おとうと』を応援
 松竹(株) では、山田洋次監督、吉永小百合・笑福亭鶴瓶主演の映画『おとうと』を、明年1月30日より全国公開することとした。この映画では、主役の吉永小百合さんと、その一人娘を演じる蒼井優さんが、薬局の薬剤師役で登場する。
 日頃、会員より薬剤師主演の映画等を希望する声が多いことから、日本薬剤師会では本映画を応援することとし、松竹(株) と連携のもと、都道府県薬剤師会を通じて、薬局掲示用特別ポスターの会員所属薬局への配付や、会員向け特別前売り鑑賞券(1,000円) の販売等を企画している。
 詳細については、決定次第、本会ホームページや日薬誌1月号でご案内する。なお、本映画については、同映画公式HPをご覧の上、ぜひ一人でも多くの方々に鑑賞していただきたい。

てなわけで。日薬誌1月号の詳細報告が楽しみになってきました。

先日、ユキオ首相を、挨拶だけのために呼んだら、「おとうと(クニオさん)」ネタと「私は観たいけど観れないので妻が観ます」ネタをかましてくれたという「完成試写会」がありましたが。(公式ホームページ参照)

完成試写会の席で、出演者のだれ一人として「薬剤師」とか「薬」という言葉を使わずじまいだったり、雑誌などの「あらすじ」でも、主人公の職業については全く触れられていなかったり、出演者インタビューでも基本的に話題にならなかったり・・・、「薬剤師」については、そういう扱いなのですが。

それでも、応援するんだそうです。日薬は。

『松竹との連携のもと』と、簡単に書いてありますが。

特別ポスターの製作費用とか、鑑賞券を1000円にするための原資とか。

松竹が出すんじゃなくて、日薬が出すんですよね?

どのくらいかかるのかも、明確にしてもらえるのでしょうか。

以前、四大新聞に一面広告を載せて、一晩で一億円ちかく消費した、ギャンブラー金銭感覚の持ち主である日薬ですから、

「応援」にかかる費用は、たいしたことないと考えているのでしょうか。

それとも、日薬の学術大会にカントクが参加してトークを行った見返りに、「応援」する密約でもあったのでしょうか。(さすがにそれはないか)

松竹さんの映画なので、大株主的にはTBSがいずれ地上波放送するとは思いますが。(追記:日曜洋画劇場で宣伝していたので、テレビ朝日の可能性もあるかも)

どうせ大金を使うのなら、地上波放送のときにこそ、ガツンガツンとCMを入れればいいのに。たぶん視聴者からは「ウザイ」と言われますが・・・。

そこは、CMの出来次第。

本編同様、薬剤師役で蒼井優さんを起用して、「普段の様子」を描写した、映画の裏エピソード仕立てにすれば、CM中も目が離せません。少なくとも、筆者は。

下手に説教臭いCMにするよりも、

「処方せん内容を見て何かに気づき、子供の薬の分量を適正化した」

とか

「お薬手帳をキチンと確認し、頭の中で何か閃いて、飲み合わせの注意をした」

くらいの、わかりやすい筋立てのほうが、印象に残ると思います。

(提出したお薬手帳を確認しない薬局はダメ、みたいな印象も与えるので、その意味でもいいかも)

   地上波のときは、CM、よろしく <日薬

で。

日薬ニュースを読んでいて、気になったのが

『日頃、会員より薬剤師主演の映画等を希望する声が多いことから、日本薬剤師会では本映画を応援することとし』

という部分。

まず、「薬剤師主演の映画を希望する声」って、そんなに多かった?

日薬の代議員会で、ちょっぴり、話題になったこともありますが。

「そういうのが、あるといいなぁ」とか、その程度ですよね。

希望者の統計をとったわけでもありませんし。

それから、「映画を希望する声が多い」ことと「既存の映画を応援する」こととは、つながらないんじゃないの?

「日薬のほうから、松竹に働きかけて、そういう映画を作ってもらった」のなら、日薬が会員の声だと主張する「薬剤師主演の映画を希望する声」に応えたことになりますが、「松竹から、日薬に、映画キャンペーンのため、学術大会開会式に時間を作ってほしいと申し出があった(薬事日報11/13)」そうなので・・・。

なんというか・・・

「応援」という名目だけど、実質「遠い親戚が無心に来たから、正直関係ないと思いつつも、仕方なく寄付」してるかんじ?

日薬様。

そんなお金があるのなら、「薬屋りかちゃん」や「くすりのマジョラム」のアニメ化に、お金出してください。自主企画で。

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「講習会のおしらせ」をもらったら、何をする?

点数シールコレクターの方なら、「講習会のお知らせ」を目にする機会が多いと思います。

点数シールコレクターではない筆者でも、「講習会のお知らせ」を手にする機会が月に五六回あるくらいです。

大小合わせれば、一年間で、少なくとも薬品メーカーの数×営業所の数×50(週に一回)くらいの「講習会」があるでしょう。

東京都薬剤師会でも、年に三回以上は大きな講習会を開催しています。

それ以外の講習会も、あちこちであります。

で。

「講習会のお知らせ」が、どういったものかというと。

【講習会のお知らせ、の例】

  ○○講習会 開催のお知らせ

  (日本薬剤師研修センター認定研修会)

 あいさつ文 + 「ご多忙とは思いますが、万障お繰り合わせの上、ご出席くださいますようお願い申し上げます。」

 日時 場所 参加費

 講演内容

 「ARB剤 ○○ について」 薬品メーカー学術あるいは営業担当

 「循環器疾患におけるARB剤の新しい展望」 大学教授のドクター

      当日は軽食の用意がございます。

・・・こんな感じのものですよ。

なんてゆーか・・・

「日本薬剤師研修センター認定研修会」だったり「軽食のご用意がございます」だったりしないと来てもらえないような内容ですけど、その程度で来てくれるのなら「ご多忙」ってほど忙しくないでしょうから、「万障お繰り合わせの上、ご出席くださいますよう(定型文。たぶん、「お知らせ」を書いている人の頭の中では、『ぜひきてね♪』くらいの意味)」、お願いしているのだから、来てね☆

という。

なんか、講演者のドクターに失礼な文面なんですよね。

いい話、いい講義なら、話のポイントとか、演者の紹介とかを、書けばいいのに。

例に挙げたような(「循環器疾患におけるARB剤の新しい展望」)タイトルだけしか載せないというのも、実は困りもので。

講習会っていうのは、「予習していく」ものですからね。

「○○の新しい展望」みたいなタイトルで、なにを予習しろと。

せめて、「この文献と、この本を読んでおくといいですよ」という示唆がほしいところです。

そのくらいの予備知識がないと、ちんぷんかんぷんですよー、と、最初から書いておいてほしいわけです。「講習会のお知らせ」に。

(実際、薬剤師会の大規模講習会の帰り道に「ぜんぜん言ってることわかんなかったわ」と、中間テストのあとの学生みたいな会話をしている方々を見た事あります・・・。)

講習会っていうのは、「予習していく」ものです・・・たぶん。

「そこに行けば」どんな夢も叶う、みたいなものでは、ないはずです。たぶん。

「講習会のお知らせ」に足りないのは、「いかに魅力的な内容か」を想像させ、「予習して行くぞ!」という気にさせる、フレーバー。

どうして、それが、書いてないのかというと。

「講習会のお知らせ」を書いている人が、その講習会のことをなーんにも知らないか、その講習会に興味がないから、だと思いますけど、実際はどうなんでしょうね。

んで。

薬品メーカーさんは、「前座になるのはやめようよ」。

講習会の後援として、代金一切を負担しているし、自社製品の宣伝コーナーをつけたいのでしょうけれど。

宣伝込みでも、薬の作用機序の話でしょうから、ドクターの話を聞いた「後」のほうが、深く勉強できるんじゃないかと思うんですが・・・。

え? 後にしたら、みんな帰っちゃう?

まあ、最初は、そうかもしれませんねー。これまでの実績次第でしょ。

「前」は楽なんですよ。「詳しいことはこの後、先生から」で誤魔化せるから。

でも、演者の「先生」は、その会社の製品について、会社の人間ほど熟知しているわけではないわけです。むしろ、その会社の製品について、もっと詳しく知りたいくらいでしょう。

そこを踏まえて、

「薬品メーカーからの製品説明的講演は、ドクターの後に行い、ドクターに同席してもらって、ドクターからの質問も受ける」

という流れになってほしいと願うなり。

そういえば。

開始時間ですが。

だいたい、開始時間は六時ごろなんですよね。

遅い時間だと集まりが悪いんだそうで。

薬局って、七時ごろまで開いているところ、多いはずなんですが・・・お店閉めてからだと、どう考えても、七時過ぎから始めてもらわないと間に合いません。遅くまで働いている薬剤師は、講習会主催者の考える「出席しそうな人」には入っていないのかも。「営業時間を短縮してでも、万障お繰り合わせの上、来なさい」だったら、ちょっとコワイ。

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「正論:西村和雄」で大爆笑。

産経新聞のコラム「正論」欄、平成21年11月30日号の分を読んでいたら。

『教員課程6年は現実即さぬ愚策』

というタイトルで、京都大学のセンセイが、教員制度について語っていたのですが。

これ、途中から、薬剤師に飛び火しました。

(産経新聞のコラムは毎回飛びぬけすぎた主張がてんこ盛りなので楽しく読んでいます。)

歴史に残る面白さなので、転載します。

(転載開始)

≪メルヘンのような行政≫

 民主党政権の長妻昭厚生労働大臣は野党時代から、厚労省が「年金などの現状把握」をしていないと指摘していた。また、理念にとらわれ、現実を見ない、という意味で「厚労省はメルヘンの世界に生きている」ともいった。

 長妻大臣の指摘は、厚生労働省を文部科学省に、「年金」を「教育」にと置き換えても、そのまま成り立っている。

 川端達夫文部科学大臣は、民主党が総選挙のマニフェスト(選挙公約)で掲げた「(大学、大学院の)教員養成課程の6年制への延長」を検討することを明らかにした。この研修は、教員の能力を向上させるために行うという。

 これに対して新聞各紙はおおむね、否定的な反応を示した。

 その理由はいくつかあるが、目についたものを挙げれば、(1)6年がかりで勉強をしても、教職は多忙なわりに収入が見合わない(2)免許を得ても教員採用試験は依然として狭き門で、教員として採用されなければつぶしが利かなくなる(3)延長は教職志望者の意欲をそぎ、また学生の経済負担も増して、優秀な学生を減らすことになる-などの意見である。

 産経新聞は9月21日の教育欄で、「教員養成を6年にするなんて無駄もいいところ」という、ある中学校長の厳しい見方を紹介している。最近の教育現場の状況を考えれば、6年制に延長するよりも、大学卒業後に一般社会人としての2年間の実績を義務づけた方がよほどいい先生が集まる、というのである。

 ≪小学校の問題も解けない≫

 学校教育の改革について何をやろうとしてきたか。歴代の政権に共通しているのは、「教員の質」を向上させることに主眼が置かれてきたことである。

 しかし、既存の教員の質を向上させるのは、費用も無視できないし、容易なことではない。それよりも、新しく採用される教員の質を上げるのは養成課程の延長によって可能なはずであり、全体として教員の質を向上させる具体策の一つとなるというわけだ。

 ところが、現在の教員養成学部・大学の学生はおおむね文系の範疇(はんちゅう)に属し、学力も他学部・他大学に比べて、決して高くはない。

 私と戸瀬信之慶応大学教授が10年近く前に、国立の教員養成系の5大学の学生を調査したところ、小学校レベルの問題を全問正解できたのは、24・3%の学生にすぎなかった。

 この学力のついていない大学生の教育を、4年から6年に伸ばしたところで、学力の伸びがどの程度期待できるだろうか。しかも有力な国立大学に限っての調査でも、大学院の学生の学力は、学部生に比べて低い、というのが現状である。もちろん、教員としての適性は学力だけではないが、それで、学力の低い部類の学生たちからのみ教員を採用することを正当化できるわけではない。

 教員を養成する専門職大学院についても、規制改革・民間開放推進会議が2005年に、「本来適切な資質を持つ者をかえって排除する悪しき参入規制そのものであり、…中長期的に教員の資質低下につながる懸念が大きい」と述べて、批判しているのだ。

 現行の新教育職員免許法では、教科専門科目の履修必要単位が従来の半分かそれ以下に削減され、かつての教育原理や教育心理などの専門的な教職科目の必修単位が増やされた。その結果、他学部の一般学生が教員資格を取ることをさらに難しくしている。

 しかも小学校の教員免許を取得する場合でも、国語、算数、理科、社会の小学校における教科専門科目すべてを学ぶことは必要でなくなったのである。

 ≪延長よりも早期の研修を≫

 すでに薬剤師については2006年度から、薬学部の6年課程の修了者でなければ、国家試験の受験資格が得られなくなる改定がなされた。その結果、薬学部を志望するものが減少し、現在、薬学部の約30%で定員割れをおこしているという。

 薬学教育改定の際の中央教育審議会(中教審)答申は「薬学教育の改善・充実」であった。しかし筆者は、大学院学生の質が大幅に低下したきっかけは旧文部省による大学院重点化政策にあると考える。1996年度から5年間の「ポスドク1万人計画」のおかげで、就職先のない大量の博士号取得者が生まれたのである。

 充実や重点化の名の下に、教育年数を延長することで教育の質を大幅に落とした過去の「轍(てつ)」を踏むべきではないであろう。

 では、どうしたらよいかである。既に民主党案の一部に含まれているが、教育学部以外の学部、特に理系の学生でも教員になれる制度に改革すること。これを第一義として、採用試験に合格して仮免許を持つ学生に、現場で研修を受けさせることである。教員になれるかどうか、わからない段階で研修をしても効果は薄い。多数の学生が大学院の2年間をかけて勉強しても、教員に採用されなければ、就職に窮することになるからである。(にしむら かずお)

(転載おしまい)

面白いでしょ?

「文系かつ学力の低い」学生が教育学部にはいっぱいだよ、その集団は六年制にしても質の向上は見込めないよ、もともとアホなんだもん(意訳)という主張の後に、

【すでに薬剤師については2006年度から、薬学部の6年課程の修了者でなければ、国家試験の受験資格が得られなくなる改定がなされた。その結果、薬学部を志望するものが減少し、現在、薬学部の約30%で定員割れをおこしているという。薬学教育改定の際の中央教育審議会(中教審)答申は「薬学教育の改善・充実」であった。しかし筆者は、大学院学生の質が大幅に低下したきっかけは旧文部省による大学院重点化政策にあると考える。1996年度から5年間の「ポスドク1万人計画」のおかげで、就職先のない大量の博士号取得者が生まれたのである。充実や重点化の名の下に、教育年数を延長することで教育の質を大幅に落とした過去の「轍(てつ)」を踏むべきではないであろう。

って、この誘導、超展開すぎて大爆笑ですよ。

「質の改善のために年限延長をしたら」「定員割れを起こした」=『ほら、アホばっかの学部になった』=『教育年数を延長することで教育の質を大幅に落とした過去』という論理展開?

いやいや、まだ、六年制の薬学生、四年生なんですけれど。

仮に「就職先のない大量の卒業生」が生まれるにしても、まだ二年先です。

年限延長の成果が、まだでていないのに、「教育の質を大幅に落とした」戦犯扱いですよ。これはヒドイ。

年限延長の先例を言うなら、まず、医学部でしょ。

昔の医学部が六年一貫制になったのって、1991年あたりからですから・・・「教育の質を大幅に落とした」成果が出ている例で挙げるなら、そっち。でも、実際のところ、教育の質が落ちているのかっていうと、現場のレベルが急激に上昇しているのに新卒の医師が十分ついていっているわけだから、逆に、「教育の質は大幅に上がった」という例ですよね。それとも、東大だけは専門課程が四年だからという理由で、「教育の質は大幅に下がった」とか?

【では、どうしたらよいかである。既に民主党案の一部に含まれているが、教育学部以外の学部、特に理系の学生でも教員になれる制度に改革すること。これを第一義として、採用試験に合格して仮免許を持つ学生に、現場で研修を受けさせることである。教員になれるかどうか、わからない段階で研修をしても効果は薄い。多数の学生が大学院の2年間をかけて勉強しても、教員に採用されなければ、就職に窮することになるからである。】

という落ちは、この流れだと、薬学部にも適用してほしいってことですよね。

読みかえると、

1.【理系の学生でも薬剤師になれる制度に改革すること】

2.【採用してから、仮免扱いで、現場での研修を受けさせること】

3.【採用されるかわからない段階で研修をしても効果は薄い】

という三点。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えーと・・・・・・。

同じ理屈を、「医師」と読みかえて、主張できるんですかね、このセンセイ。

さすがは、トンデモ学力低下理論のヒト。

こんどは、『即席薬剤師養成家庭教師派遣業』とでもタッグを組んで、儲けようって布石ですかねー。

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PS。みつひさんのPS法律攻略講座2

☆前回のあらすじ

 1.PSことプロフェッショナル・スタンダードのことは「ぷろ☆すた」と呼ぼう。

 2.「ぷろ☆すた」の法律項目の大半は、「重要条文」が説明できればよい。

 3.「重要条文」は、『罰則の重さ』から逆算すれば、簡単にみつかる。

 4.(裏事項)罰則のない条文は、別に重要じゃない。という説もある。

みつひ 「前回の講義でかなりの項目が対象となったので、残り項目は7つ。まずは項目9をみてみよう」

 9.薬剤師の基本的責任を逸脱した場合の罰則法律を説明できる

みつひ 「これに該当する【罰則法律】は、ない。なぜなら、『薬剤師の基本的責任』が、全く定義されていないからだ。定義されていない『責任』は、逸脱できない。逸脱のしようがないのに、【逸脱した場合】などを想定できるはずがない。こんな項目は削るべきだな。では次」

 16.保険医療機関および保険医 療養担当規則を説明できる

 17.保険薬局および保険薬剤師 療養担当規則を説明できる

みつひ 「保険から金銭を得る前提条件が、療養担当規則の遵守だ。守らない場合のペナルティは『保険の給付が受けられない』ことなので、守りたくない者は、全額実費で患者へ請求すればいいだけのことだな。療養担当規則を神聖視している人間もいるが、基本的に、健康保険法運用の際に必要なだけだ」

 18.社会保障制度・医療保険制度を説明できる

みつひ 「これらの制度は、大半、【説明】などできない。『説明できる』と勘違いしているだけだ。厚生労働省の官僚や日本薬剤師会の会長が【説明】できたと思っているだけだ。(前回講義で勝手につくった、「説明」の定義:『説明できる』とは、『根拠となる文章をもとに、結果が出るまでの道筋を、納得できる形で示せること』)」

 『薬剤一部負担金』について、【説明】せよ。

 『後期高齢者医療制度』について、【説明】せよ。

みつひ 「十年前の医療保険制度について説明してみるといい。『薬剤一部負担金』など、成立の根拠となる文章をもとに成立の道筋を納得できる形で示せるのか? そういった【平然と説明できる馬鹿馬鹿しさ】にあふれた制度があるのだ(逆に、再評価される制度もあるだろう)」

 20.調剤過誤発生時の法律的責任について説明できる

みつひ 「仕事の仕組みを整えたものの責任と、管理監督責任がある。つまり、経営者と管理者が、最も重い責任を負うのが基本だ。しかし、判例上は、『本人の過失がほとんどである』として、「調剤者」と「監査者」のみが業務上過失致死で逮捕され、病院および病院長は責任を負わなかった、という例がある。なお【調剤過誤】の定義だが」

調剤過誤:調剤事故の中で,薬剤師の過失により起こったもの。調剤の間違いだけでなく,薬剤師の説明不足や指導内容の間違い等により健康被害が発生した場合も,薬剤師に過失があると考えられる。

みつひ 「・・・ということを、日本薬剤師会は言っている。薬局施設の構造・配置人数・シフト・機械・マニュアルなどの不備については述べられていない。こういった部分は経営者の裁量部分だ。『管理者は経営者に不備を進言し、経営者はそれを受けて改善する』という仕組みが義務付けられている以上、経営者・管理者に責任が及ばないということはありえないはずだが、実際は、うやむやになっている」

※「大規模チェーン薬局における調剤過誤の責任は誰が負うのか」というテーマがあります。調剤過誤の発生確率はゼロにできません。企業の薬剤師教育や経営方針等が原因であるような調剤過誤が発生した場合、大企業の社長が引責辞任するかどうか・・・と考えると、「コンビニの店員がシステム的にチェックできない状況下で期限切れ食品を売って健康被害が出た」ケースのように、組織の上のほうは責任をとらないんだろうな・・・という妄想が浮かんでしまいます・・・。「なんで俺が、末端の責任までとらなきゃならないんだよ」と社長や取締役が言っちゃあ、おしまいではありますが。

みつひ 「調剤者の責任を言うのならば、『調剤過誤』には二つの種類があると考えてもよいだろう。『調剤者本人と監査者』の過誤、それから、『経営者および管理者』の過誤という二つだな。たとえば会社が決めた『調剤・接客・運営マニュアル』が存在し、その通りに運用していて起こった事故ならば、『経営者および管理者』の過誤だ。病院の医師にたとえれば、『病院の理事会で決まったマニュアルに基づいて36時間勤務を続けていた医師が、当直明けの手術を強要され、失敗した』場合などは、経営者および管理者の責任だろう。軍隊なら、『力不足の新兵を困難な重要任務に行かせて失敗したら、上官の責任』のはずだ。・・・で、項目5.20については、今のような説明をすると、どんな立場の人間に説明したかによって、正否が異なる可能性があるので注意すること」

 21.処方せん偽造者及び薬剤師の問われる可能性がある責任について具体的法律を説明できる

みつひ 「・・・この項目は、何が言いたいのかわからない。主語は「貴方は」だが・・・」

 A.(「処方せん偽造者」+「薬剤師」)の問われる可能性がある責任 について、具体的法律を説明できる

 B.(「処方せん偽造者」について、具体的法律を説明できる) + (「薬剤師の問われる可能性がある責任」について、具体的法律を説明できる)

みつひ 「詐欺・有印私文書偽造・有印私文書行使の罪などについて説明させるのなら、『刑法の重要項目を説明できる』でよいはずだ。この項目自体の削除を要望する

 22.薬事関連法規に基づき相談に対応できる (難易度3)

みつひ 「薬事関連法規というものが、ここまでに挙げられた法律を意味するのならば、それらすべての重要条文を『説明できる』ことをもって、『相談に対応できる』能力を持っていると判定すべきではないか。この項目も不要だ。ところで、薬剤師は、日本国憲法の重要な項目について説明できなくても、問題ないのか?」

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第三十三回「ほら…怖くない」

 【きみ】先生は、生徒から恐れられています。

 恐れる以前に、なんにも考えずに話しかけるのは、【ひとみ】くらい。

 【きみ】先生が何かを教えても、【ひとみ】はすぐに忘れるか、よく分からないままに終わります。

 【きみ】先生が敵対している、生徒会の【ななせ】会長は、【きみ】先生を恐れない、珍しい存在です。

 そういう姿に「見どころがある」と思い、【きみ】先生は【ななせ】会長を一人前に仕立てようとします。

 ありがた迷惑ですが。

 同じ生徒会では【みつひ】と【むつき】が、【きみ】先生に怒られたことのない生徒です。  

 【つかさ】先生は、【きみ】先生から逃げ回っています。

 【きみ】先生の趣味は、そんな【つかさ】先生を捕まえて、説教することです。

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