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日薬学術大会in滋賀×実験くん

 注意:今回はプチ真面目です。テキトーに読み流すか、次の更新をお待ちください。

 以前の記事にも書きましたが、今回の学術大会in滋賀での発表は、いろいろな「実験」を含んだ発表でした。

1.ぶあつい資料を配っちゃえ。

 ポスター発表の「結論」は「研究の結果作り出したもの」として実際に提供できる状態にできないかなー。

 なにかのマニュアルを作ったのなら、そのマニュアルを提供できる状態にできないのかなー。イベントを行ったのなら、イベントのノウハウが書かれたマニュアルやイベントの様子を録画したDVDなどを提供できる状態にできないのかなー・・・。

 みんながやってくれたら、(自分が)うれしいのになー。

 ・・・と、妄想しているうちに、まず、自分たちでやってみることにしたわけです。

 以前にも、漢方についての三十ページもの力作を資料配布してくださった研究(webで公開されています)がありましたが、前回や今回のような「ポスターの貼り替え」がある大会では特に、時間がない人のために、結果を資料配布するという手法は有効なんじゃないかと思います。(結果の資料を読破しなければ質問できませんが、そういう方のために、資料に奥付があり、連絡先が書いてあるわけです)

 来年、分厚い資料が用意された発表が増えていると、すごくうれしいですねー。

2.情報が欲しいなら買うべきでは?

 創作物・著作物という形で「提供できる状態」にあるものは「情報」であり、その「情報」を手に入れるための対価の支払いについて、薬剤師はどの程度の意識を持っているのかなー。・・・と、考えてみたわけです。で、実験。

 演題提供者は、参加費と引き換えに、日薬学術大会事務局から「査読」「抄録誌への掲載」「場所の提供」といった「同人誌即売会的な対価」を得ています。何かを売って元がとれるわけでもないので、ちんまりとした「個展」を開いている感覚ですね。

 で、その「研究内容の発表」に対する対価はというと、特になし。たぶん、そーゆーのもあって、研究結果を配布物にしている発表、非常に少ないんでしょう。

 なんらかの形で、「研究内容の発表」が対価を得られるような仕組みを考える時期に来ているのではないのかな、と思いました。日薬が「斡旋」してくれればなー、的な。(ダウンロードコンテンツにして、課金すればいいんじゃないかと思います)

 日薬は、自前の学術大会で発表された様々な「情報」の価値について無頓着なんですが、自分たちが作った「実務実習指導マニュアル」は、タイトルだけしか提示せずに「二千円くらい出して買え」と、斡旋してくれます。斡旋とはいっても、その原資は会員の支払った会費ですから、事務手数料や送料などは会費から出ているわけですけど。

 なんか、不思議。

 あ、お金といえば。

 口頭発表や分科会についても、本来は「個々の参加者が、チケットを買って聴講する」ものではないのかなー。

 すべてのアトラクションに自信があるディズニーランド的な発想では「フリーパスだから、並んだもの勝ち」となるんだろうけど、日薬の学術大会は、そこまでのコンテンツにはなっていないわけで。USJ的に「フリーパスだけど、ファーストパスチケットは別売り」だとか、「入園料は安いけれど、アトラクションは実費払い」などのほうが、参加しやすく、真剣に聞けて、発表者もあれこれ考えると思うんですけれどー。

 たとえば「○○先生の講演の運営費で○○万円かかりました。赤字です」というなら、講演を現場で聞いている参加者ひとりひとりから10万円ずつチケット代をとって、中継会場の入場料で3万円ずつチケット代をとって・・・みたいなことも、できるはず。それだけの価値が、そこにあるんだから。でも、講演にまったく興味のない参加者や、同じ時間の別の講演に行きたい人だって存在するのに、なんで○○先生の講演を実際に聞いた人たちの「受益者負担」にならないわけ? と、みんなは思わないのかな。

 アトラクションが実費なら、「採算分岐点以上に聴衆を集めた発表者には『講演料を出す』」「評判の良かった発表は表彰する」などの「楽しみ」をつけることもできそうだ。・・・っていうか、「閉会式」のない大会形式がダメなんじゃないかなー。たとえば・・・下村先生の講演、素晴らしいんだから、閉会式とセットでもいいじゃん。

3.社会薬学という学問分野に「マンガ」で参戦

 タイムリーなことに、無料業界誌の日経DI(の、有料版のほう)にて、我らが新井葉月&井手口センセイのコンビが4ページの新連載を始めたわけですが。

 「日薬学術大会」で、社会薬学で、倫理なのに、「発表がマンガ」。

 ポスター発表会場に行ったら、資料にもなるマンガが手に入り、職場へのお土産に。

 ・・・そういう驚きって、楽しそうなので、ちょっとやってみました。

 まあ、萌え系の絵にしたことは、女性の多い薬剤師向けとしては、少々失敗だった気もしますが・・・。

以上、今回は、実験の裏側でした。

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