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生徒会長と相席になったときの、よくある風景

今日のお昼は、学生食堂で食べることになりました。

ちょっと混んでいる時間帯だったので、席を探すのも一苦労・・・かと思ったら、なぜか誰も座ろうとしない席が空いていました。

ひとみ 「いっちゃん、ここの席、ふたつ空いてるよ~」

いつめ 「相席かー。悪いねーっ、て、目の前、生徒会長じゃん」

生徒会長。学園の最高権力者。

しかも、今の生徒会長は、歴代の中でもかなり危険な会長さんです。

本を読んでいた会長さんの目の前に、【ひとみ】はちょこんと座ります。

ななせ 「ああ、誰かと思えば脳みそ筋肉か。問題ないぞ。私は月見うどんカツ丼卵焼きセットだ」

07nanasek 

ひとみ 「豆腐ステーキ麻婆豆腐冷奴セットだよー」

いつめ 「どんだけ卵と豆腐が好きなんだよ。って、なんであいさつ代わりに昼御飯のメニューを言い合うんだ?」

ひとみ 「いっちゃんはダイエット中だから、生卵100個なんだよね」

いつめ 「尊敬するロッキーを見習ってな! って、いや、だから、メニューはどうでもいいだろ」

ななせ 「メニューは大事だ。学園の食生活に対する意見なら、いつでも受け付けるぞ。えーと、では、そこのアンテナ桃色お花畑、意見を言ってみろ」

すぐに人のあだ名をつけたがるのが、会長の悪い癖です。

ひとみ 「たくさん食べたらただになるお店をつくってくださいっ」

いつめ 「おっ、ひとみ、今いいこと言った!」

ななせ 「ふむ。面白いな。だが、せっかくのアイデアなのだから、自分で経営するというのはどうだろうか」

ひとみ 「けーえー?」

ななせ 「場所と初期資本は用立てておくから、きみたちが運営をして、利益を出し、借金を返すのだ。自分で調理師免許をとって調理してもよいし、腕の良い調理人を雇ってもよいだろうな。企画書や各種申請書の書き方がわからない場合は、副会長に相談するように」

むつき 「こんなこともあろうかと、すでに用意してあります」

いつの間にやってきたのか、副会長の【むつき】が、書類の束を差し出します。

ひとみ 「よくわかんないけど面白そー! やるやるー」

いつめ 「いや、待てよ。それ、なんか罠っぽいぞ!」

ななせ 「罠とは?」

むつき 「罠とは、なんらかの手段で対象者に被害を与えるシステムのことです」

ななせ 「ほう。さすがは脳みそ筋肉。野生の勘で気づいたか」

ニヤリと笑う会長。

むつき 「どのような根拠で、この取引が罠であるというのでしょうか?」

いつめ 「そ、それはだなぁ・・・」

むつき 「それは?」

いつめ 「自分の店の商品食べたら、ただにならないじゃん!」

ひとみ 「あれっ? そうなの?」

ななせ 「・・・努力次第だ。では、気が向いたら生徒会室に来るように」

【ななせ】会長は、席を立ちます。なんだかすごく食べるのが早い気もしますが。

会長は会議をしながら食事をする能力が高くないと、つとまらないようです。

ひとみ 「んーと・・・いっちゃんは、ただで、いっぱい御飯が食べられるのがいいんだから、えーとえーと・・・とりあえず、ご飯食べてから考えよー」

いつめ 「知恵熱が出そうだ・・・」

そう言いながら、【いつめ】は67個目の生卵を割りました。

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