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厚生労働省×倫理規定で、パブコメ

厚生労働省が、薬剤師国家試験の試験科目を見直しています。

あれやこれやと、会議をしてきたわけですが。

(会議の議事録を読むと、声の大きい人と事務方が議論を引っ張っていることがよくわかりますが、それはさておき)

6月29日に、パブリックコメントの募集が始まりました。

「薬剤師倫理規定」擬人化プロジェクトとしては、とても注目するところです。

なにしろ、「法規・制度・倫理」という枠組みの中で、どれほどが「薬剤師倫理規定」に割かれているのかによって、

学生が「薬剤師倫理規定」を覚えるかどうかが決まりますから。

試験に出ないと、知らないままに終わるんですよね、こういうことは。

で、過去、どの程度、試験に出たかといいますと。

第91回(平成18年3月)

問101

次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 「薬剤師倫理規定」は、薬剤師が人々の信頼に応え、医療の向上及び公共の福祉の増進に貢献し、薬剤師職能を全うするために、制定されたものである。
 b ヘルシンキ宣言とは、ヒトを対象とする医学研究の倫理的原則を定めたものである。
 c 薬剤師に対する生涯教育は、全国的規模で行われている。
 d 憲法において、「すべて国民は、健康で衛生的な最低限度の生活を営む権利を有する。」と規定されている

    a b c d
  1 正 正 正 誤
  2 正 正 誤 正
  3 正 誤 正 正
  4 誤 正 正 誤
  5 正 誤 誤 正

解答は、1。

これだけ。

これ以外、全く、出題されておりません。

しかも、制定された内容である「条文」よりも、その目的を述べただけの「前文」のほうが重要視されています。

現在の国家試験問題数が240問ですから、改正によって345問になったあかつきには、1.5倍程度、「薬剤師倫理規定」についての問題が出題されるでしょう。

えーと・・・それ、何年に一回の話でしょうか。

「倫理」は、「法律」「制度」よりも軽いようです。

薬剤師倫理規定は、所詮、日本薬剤師会が決めただけのもので、国が定めたものではないですから、扱いが低くなるのでしょう。

でも、大学の薬学教育&実務実習コアカリキュラムが基本となる改正によって、コアカリキュラムに明記されたことならば、必ず出題されるはず!

実務実習コアカリキュラムには・・・

P201 医療の担い手が守るべき倫理規範を順守する(態度)

・・・って、「薬剤師倫理規定」とは、明記されてないですよ。

えーと。パブコメの意見に「薬剤師倫理規定の各条文が『倫理』の枠組みの中に入っていることを明記すべきだ」みたいな、おばかなものがあった場合、当プロジェクトからの意見の可能性が高いということで・・・。

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