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買い物帰りのよくある風景

仲良し従姉妹の【ひとみ】と【ふたば】は、買い物ついでの散歩中です。

ひとみ 「ふたばおねーちゃん、お買い物って楽しいねー」

ふたば 「すっかり夕方になっちゃいましたねー」

ひとみ 「あっ、なんか、河原に人だかりができてるよ」

指さした先には、不思議な人だかり。

ふたば 「あらあら。なんでしょう」

ひとみ 「なになにー。面白そうーっ」

ふたば 「ひとみさん、危ないですよー」

注意したくらいでは止まらない【ひとみ】が走って行ったその先に。

人だかりのむこう。

伝説の人物が立っていました。

ひとみ 「あーっ! 番長さんだぁーっ! なにしてるのー?」

よつな 「・・・?」

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ひとみ 「うわーっ。番長さん、よく見たら、足下にライオンさんが寝てるよっ」

ふたば 「まあ・・・大きなライオンさん」

ひとみ 「四メートルくらいありそーだねー」

番長の【よつな】とくらべると、小山の上に子供がのっているようにしか見えません。

遠巻きに眺めている人たちをすり抜けて、好奇心でできている【ひとみ】とおせっかいが人の形をしている【ふたば】は、ライオンのそばにすたすたと寄っていきます。

ふたば 「このライオンさん、気絶していますね」

ひとみ 「おなか減って倒れてたのかなー」

ライオンの脈をとる【ふたば】に、ライオンの肉球を触って喜ぶ【ひとみ】。

よつな 「動物園・・・逃げ出したから・・・・倒した」

ひとみ 「番長さんが倒したのー? うわー、動物のお医者さんみたいだねー。お注射とか使ったのかなー、ふたばおねーちゃんみたいに」

ふたば 「よつなさんは、素手ですよ」

ひとみ 「素手でお注射する必殺技?」

なにか勘違いした【ひとみ】の瞳は、番長さんへの尊敬の念でいっぱいです。

よつな 「・・・帰る」

ひとみ 「あっ、番長さん、さよーならー」

ふたば 「ライオンさんの手当をしないといけませんね。怪我していないといいけど」

【ふたば】が医療器具を取り出し、【ひとみ】がライオンのたてがみにリボンを結んでいる後ろでは。

獅子を倒した【よつな】が歩き去るのを見た見物人が、一斉に逃げだしていましたとさ。

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