« 第十三回「ネットワークはキラキラ世界」 | トップページ | くりかえされるもの。 »

認定実務実習指導薬剤師×倫理

これまで。

学生実務実習受け入れにあたって、「認定実務実習指導薬剤師」の養成をしてきたわけですが。

養成研修をすべて受講したにもかかわらず、認定実務実習薬剤師の登録をしていない・・・という方が、意外と多いようです。

うーん。

いいんだか、わるいんだか。

つきあいで受けてみたけれど、講習会の内容はへっぽこで学生指導の役に立つ内容はほとんどなく、ワークショップは新人研修とかわりなく・・・とやる気を減退させるばかりで、そのうえ、よく考えたら自分の薬局で実務実習なんてできないよね、ということや、登録には登録料が必要だよね、ということに、今更気づいたんだとは思いますが。

友達と一緒にオーディションに行ってたら、芸能事務所のスカウトから名刺をもらってしまって慌てている人、みたいな? ちがうか。

今回は、この事象について、「薬剤師倫理規定」視点から考えてみます。

倫理規定第三条、【みつひ】視点だと、

『法で定めたとおりにするのは当然で、自ら【認定実務実習が行える環境を作る】ことを宣言した「大学」が、責任をもてばいいことだろう』

と、なります。

法律制定を支持した日薬などは、これに協力していく立場ですが、法律的に協力することを強制されているわけではありません。

倫理規定第十条の視点で、

『支持したのですから、協力しないのは、信義に反しますわ』

と、やんわり非難されるかもしれませんが、基本は、大学の問題です。

倫理規定第四条、【よつな】視点では、

『・・・後輩を育てるのは、義務』

なので、すべての薬剤師が「認定実務実習指導薬剤師」を目指さなければならないわけですが・・・。

倫理規定第八条の視点だと、

『これ、補助金事業やろ。受講したら登録せえや。税金つかっとるんやで!』

と、お金の面から切り込んでいくことになります。

税金を使って成果がでないというのは、確かに困りますよね。

大学にも、助成金がでています。これも税金です。

実務実習は、大学の事業のアウトソーシングですから、仕事に見合っただけの金銭が動かなければなりません。けれど、じゃあいったいどのくらいの金額が必要となるのかという話になると、はたから見ていて「うわー、少なーい」という金額が踊っています。大学の非常勤のセンセイが二時間講義をして、いくらもらえるのか???というあたりから逆算すれば、現場が必要とする金額はわかるはずなのですが。

まあ、お金のことは、さておき。

「薬剤師倫理規定」を基準にして考えたとき、「すべての講義を受講したにもかかわらず認定実務実習指導薬剤師の登録をしていない」という薬剤師は、すくなくともこの点に関して、「薬剤師倫理規定」を守っていない薬剤師である、と、言えそうです。

|

« 第十三回「ネットワークはキラキラ世界」 | トップページ | くりかえされるもの。 »

医療」カテゴリの記事

薬剤師倫理規定擬人化」カテゴリの記事

趣味」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/539089/45658675

この記事へのトラックバック一覧です: 認定実務実習指導薬剤師×倫理:

« 第十三回「ネットワークはキラキラ世界」 | トップページ | くりかえされるもの。 »